紫雨斬菜 《進展?》
ここは、総生徒数48000人、敷地面積1402650平方メートル(東京ドーム30個分)を超す小中高一貫のお金持ちしか入学することのできない金持ちマンモス校である。
その学校の名前は、私立王政学園
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今回語り部を務めるのは前回と同じく紫雨斬菜です。
さあ! 転校生、初音色九三七は、自己紹介の時点では性格最悪。この性格を喜ぶ人もいるだろうが、俺にとっては喜ばしくない! 断じて喜ばしくない! 隣の席に来るな!!! あいつのせきはど、、、こ、、、、ってめっちゃ隣じゃん!!! 嫌だ! やめてくれ!!! ほかに空いている席はないのか!!! 、、、無い! やばい、どうしよう! 話しかけられでもすればやばいぞ!!! 、、、、ん? 待てよ。あいつの性格上、こちらから話しかけても「話しかけないで! 劣等動物が!」とか言われて相手にされないはず! ならば、向こうから話しかけられることはない!!! セーーーーーフ!!! ぎりぎりセーフだぜ! イェイ!
「じゃ、初音色。一番後ろの真ん中の席に座ってくれ」
「はい、分かりました先生」
そういうと、初音色はこっちに向かって歩いてきた。、、、しかし、歩き方きれーだな。おっと俺としたことが、いろんな意味で危ない女子の歩き方に見蕩れてしまうとは、、、何たる失態! これではご先祖様に叱られてしまうではないか!!! と、言っている間に危ない女子が目の前に来たではないか。だが大丈夫、話しかけられることは
「ふん! あなたが隣なの? まぁ、学校で生活するんだからこれくらいあたりまえか。しょうがないけど 、これからよろしくね」
「、、、、、、、、、、」
「ちょっと! こっちがよろしくって言ったのに無言はないでしょ! 手まで出してあげているのに!!!」
やばい、どうしよう、、、まったく予測していなかった展開だ。しかし! けっこうフレンドリーそうだから挨拶ぐらいはするか。
「あぁ、これからよろしくな、、、初音色さん」
「!!! 様にしなさい! さんではなく様よ! いいわね!?」
「はっ、はい! すいません初音色様!!」
「よろしい」
はぁ、なんだよこれ、、、フレンドリーなのかどうかまったく分かんねーよ
「はい、自己紹介が済んだところで授業をはじめるぞー」
ここで、「教科書が無いから見せて?」的な流れは無いよな。うん、絶対にない。胸を大きく張って言える。そんな流れ一切な
「転校初日で教科書が準備できなかったらしいから見せてくれない? ていうか、見せろ」
、、、そんな流れがあっちゃったよ。うわー、いやだなー。これ普通にゲームとかでなら最高なのに現実で起きるとこれほどまでに嫌だなんて、、、初めて知ったよ。
「ほら、授業始まったじゃない。見せてくれないなら、、、奪うまで! とうっ」
うわっ、マジで奪いやがったよ。まあ別にいいか。教科書の内容、一応頭に入ってるから、、、、、、あれ? こんなところ、やった覚えが、、、無い! やっべ! どうしよう、ここで当てられたら終わりだぞ! 俺! くっそ、恥をしのんで頼むか!
「教科書を見せてください、初音色様」
「はい? なんであなたに教科書を見せないといけないの? 意味が分からない」
「お願いします。初音色様、なんでもしますから!!」
「にやり。なんでもしてくれるの?」
「はい、なんでも!」
「それじゃ見せてあげる」
「ありがたき幸せ」
、、、この会話で嫌なフラグが立った気がする。、、、ていうか、まず最初にあの教科書、、、俺のじゃん。
2回目投稿、初心者:零鎖です。まず最初に最後まで読んでくださりありがとうございます。今回のミスがあるかもしれませんので、あったら言ってもらえるとうれしいです。あと、アドバイスももらえるとうれしいです。では、3話目を楽しみにしていてください。