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私は生きた

作者: かぐや

文が変かもしれないですが

温かくみてくれると嬉しいです。


私は生きた。


誰からも必要とされてない人生でも

少しの幸せを見つけて

私は生きた。


春のにおいがして

私は目が覚めた。

桜が満開に咲いて

桃色のにおいと景色が

私の記憶をかすめた。


夏になって無数の光が空一面を覆った。

光輝く世界は

私が望んでいたすべてだった。

だけど私は夏が嫌いだ。

生き物や植物が

生きている感じがして

憎たらしかった。


秋になって

私は落ち着いた。

黄色とオレンジ色で彩られる景色は

何度見ても見飽きなかった。

写真を何枚も撮った。

とても楽しかった。


秋が終わり冬になりかけたころ

私は死を覚悟した。

消えていく景色がたくさんあった。

そのたびに泣いた。

私は悲しかった。

多分

だけど

そんな感情も時間が経てば忘れた。


冬になって

私はとうとう死んだ。

真冬の寒さに耐えられなかった。

体力的にも精神的にも

私は最後の力を振り絞って

ベランダから飛び降りた。

そこでようやく私は死んだ。

真っ白な地面に

赤い温かなぬくもりを感じながら

私は目を閉じた。



私は生きた。

報われない人生だったとしても

小さな幸せを探して

生きていた。

だけど

ふと周りを見た時

私は何者でもなかった。

私は

他の人のために笑ったり泣いたり

そんなことが出来なかった。

自分のために一生懸命生きてきた。

ただそれだけ

自分を否定されても

自分を必要とした。



だけど今は

もうどうでもいい

ただ楽になりたい

もうなにも考えたくない

自分を殺してまで

母親のために生きたいとも思わない

生まれ変わって

自分を愛してくれる人のところに生まれたい

生まれ変わったら自分からほかの人から

必要とされる人生を生きたい

小さな幸せだけじゃなくて

大きな幸せを味わってみたい


私には希望がある。

沢山の夢がある。

私は幸せだ。

なぜなら

明日を生きなくていいから。















読んでくださってありがとうございました。

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