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テーマ詩集:作戦会議室

愚者が授かる必勝法

作者: 歌川 詩季
掲載日:2023/04/15

 できりゃ苦労しない。

 天と地ほどの差だとはいうが

 しょせんちっちぇ星のはなしだろうぜ

 雲泥(うんでい)の差にもひらきはあるが

 月とすっぽんも ウサギとカメだとさ


 勝負のあやでひっくり返る

 残念ながら 次またこうはいかない

 勝負をあやでひっくり返す

 たまたまうまくいったけど


 必勝法をさがすなら

 研鑽(けんさん)砥石(といし)他山(たざん)に求め

 玉石混交(ぎょくせきこんこう) ()り好みせず

 手にした石ころをひたすらに磨くがいい

 (かしこ)ぶるより いっそ愚者たれ

 (さず)かりし(すべ)なら盲目な信仰も吉



 山と谷にも起伏はあれど

 低い地表の(でこ)(ぼこ)なだけかも

 どんぐりころげ 距離を競うにも

 みじけえ足の50歩100歩ほどで


 勝負は時の運にまかす

 無責任だが たおれる杖のさきに聞け

 勝負は時にゃ運にたくす

 裏目にでればことごとく


 必勝法が欲しいなら

 急がばまわれでも歩みを重ね

 駿馬(しゅんめ)と駄馬とで出来レースせず

 (かかと)靴擦(くつず)れをそれなりに(ほこ)ればいい

 (かしこ)ぶるより むしろ愚者たれ

 (さず)かりし(すべ)への軽率(けいそつ)な疑いは凶

 愚直は、ときに武器。

 思考停止しての愚直は、むしろ怠慢にもなりかねないけど。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人生経験を積んだ老人が語っているようなイメージで鑑賞させていただきました。大きな差に見えても遠くから見ればそうでもない。視点を変えるって大切なんですね。
[一言] 愚者の生き方の標語乱れ打ち 『玉石混交を選えり好みせず  手にした石ころをひたすらに磨くがいい』 手にした石ころ片っ端から投げてしまえ って思っちゃいました。 そういうことじゃないと分か…
[一言] 全てにおいてではありませんが、 愚直であることは、最終的な目的地へと至る最短の道筋であるということ。 そう感じております("⌒∇⌒") 素敵な想いの詩をみせていただきました(*^^*) ど…
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