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オウレリア・アーキテクト  作者: 伝令 鮗
ギルド攻防篇
30/32

キャンセル戦2


「なゆさん、今すぐギルドゲートを頼む!拠点が攻め込まれている!!」

「!!!今すぐ展開するね!」


 戦闘要員の、ヘクトアールさんとレッドプリンさんが落ちているのはまだいい。

 だが、竹田とセブンさんがダメージを受けている状況は、非常にまずい。


 なゆさんが発動してくれた、ギルドゲートに急いで飛び込む。




 地上に戻り、何が起こったのか理解した。


 幸いだったのは、クリスタルが無事だったことだ。

 しかし、ホーリーフィールドは全て破られ、拠点が半壊していた。


 竹田とセブンさんが、必死に白の魔法で守っていた。

 しかし、防御一辺倒で全く反撃できていない状況だった。



 敵の方を見てみる。


 攻めていていたのは3人。

 その3人を、俺は知っていた。


 セリアとファーレイン。

 そして、ジェノーだ。


 A2を始めた当日、初めて出会ったキャンセル使いのPKプレイヤー。


 3人とも装備に統一感がなく、バラバラ。


 PKで集めたのだろう。




「お前は・・・・・・Uか。このマップのどこかにいると思ったが」


 そう話しながらも、攻撃の手はやめないジェノー。


 さっき、MPを全て消費してしまったのは失敗だったな。

 ライトトリガーで魔法を使っても数回しか、今つかえない。


「装備が変わっても、その独特な髪型ですぐにお前だと分かったよ!!」


 こうなったら、スキルで戦うしかない。



 ライトトリガーによって、生成され続けている敵の魔法を、縦に抜ける感じで避ける。


 こうすることで、無駄な時間を割かずに一気にジェノーの方へ近づける。


 ジェノー以外の2人の方は、竹田たちに任せるしかない。

 光剣召喚は、時間が経過すればするほど有利になるスキルだし。



 ジェノーをキャンセル戦闘に持ち込むことには、取りあえず成功した。


 挨拶がてら、一線を使う。


 ジェノーは避ける様子がない雰囲気から、カウンタースラッシュを使おうとしていると判断する。


 ホロライブを使って、剣の実体を無くす。



ホロライブ

色 黒

系統 発動系

持続 小

一定時間、剣の攻撃がすり抜け相手に当たらなくなる。



 何のために生まれ来たのか分からない、ゴミスキルだ。

 こういう、カウンターのメタ張りにしか使えない。


 シュッと、俺の攻撃がジェノーの体をすり抜けていき、カウンタースラッシュを不発させる。


 しかしジェノーは、俺がそう行動することを分かっていた。

 カウンタースラッシュを使ったときに、魔力弾をマルチオーダーしていた。


 シンプルな無色攻撃だが、カウンタースラッシュのクールタイムをキャンセルしている。

 弾幕を張れる魔法のため、こちらに3つの弾が向かってきている。


 剣で魔力弾を全て弾き飛ばし、それと平行してライトトリガーで魔法を使う。


 一番威力が出て、使いやすいマジックバレッドを放つ。

 それも、マルチオーダーで3発一気にぶっ放す!!


「ぐぅ、!」


 1回被弾したぐらいで、そんなことを言っているとは、随分余裕だな。



 ジェノーが、反撃の為にした攻撃先に、既に俺の姿はない。


 超避と、対象を自分自身に変更したホロライブのマルチオーダーを使って、ジェノーの体をすり抜け、背後に回っていた。


 そして、がら空きの背中に向けて、剣で一撃を入れにいく。



 入れようとしたその直前。

 ジェノーの体が赤く輝きだす。


 すぐに、ファイアスピリットのボム攻撃だと察知。



ファイアスピリット

色 赤

系統 発動系

持続 中

一定時間、炎の塊を自由に操るとこができる。発動者は、このダメージは受けない。



 攻撃中止。

 超避で、後ろに退く。


 爆発音と共に、周囲が吹き飛ぶ。


 ダメージ判定がなくなると同時に、再度接近して剣スキルを使って攻撃する。


 戦闘が始まってから、僅か10秒の出来事。



 1回のミスで全てが終わってしまう。


 そして、ジェノーの色が赤だということも分かった。


 ジェノーは、ファイアスピリットを使ったため相手に色がバレたと判断して、赤の攻撃を織り混ぜはじめる。


 大体の攻撃なら大丈夫だけど、炎上効果を持っているファイアーバーチだけは、対策しないといけない。

 自動回避を持っているあの人も、これに関してはクリエイトオーダーで対応していた。




 ファイアーバーチを使われる前に、追加効果阻止の状態異常の魔法を使う。


 これで俺のMPが尽きるので、マナチャージでSPを犠牲にしていく。

SPの方は無くなると、なにもできなくなってしまうので、あまりやりたくなかった。


 短期決戦しか、択がなくなってしまった。



「こっからは、黒の魔法も使うぞ」

「!!」


 成影を真下に発動さて、地面が黒くなる。


 そこを起点に、黒線をジェノーに向けて射つ。


 発動した瞬間に、キャンセルを入れて連射できるようにする。

 平行して、前から黒星様をマルチオーダーしつつ、剣での近接攻撃をする。


「っ!!!」


 全て避けるとを不可能だと、一番当たってはいけない黒星様だけを避け、黒線には当たりながら反撃してきた。


 うまい。

 ファイアーボール(黒でいうダークショット枠)とファイアーバーチを混在させて、避けにくくしている。


 この配置は、避けようとすると相手に余裕をあたえてしまうな。

 装備を防御型にチェンジして、あえて正面からぶつかっていこう。



 真っ黒のローブから、真っ白のローブに切り替わり、弾幕の中を無理矢理すすむ。


 そして、首を狙って攻撃する!



「あぶねぇ、ちょっとでも反応が遅れていたらやられていた」


 完全にふいうちだったのに、かすり傷程度にとどめるとは・・・・・・




 しかし、これで俺が戦闘し始めてから、20秒はたった。

 このイベントでは、何回やられても復活できる。





 ・・・・・・そろそろ時間だ。


「なに!?うぉおおおお!!!?!?」


 風の斬撃が、ジェノーを襲った。

 突然のことで、予想外だったようだ。


 そろそろだと思っていたよ。


「1対1をしないといけないという訳ではない。そうだろ?Uさん」


 攻撃したのは、リスポーンしたヘクトアールさんだった。


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