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オウレリア・アーキテクト  作者: 伝令 鮗
ギルド攻防篇
24/32

イベントに向けて


 エリア8のダンジョン攻略から5日後の夜。


 初のイベント、ギルド対抗戦は明日に迫っていた。


 明日ということもあって、今ギルドメンバー全員がギルドホームに集まって、テーブルを囲んでいた。


 メンバーは7人


リーダー TAK☆EDA(竹田) (白)

サブリーダー seven17(セブンさん) (無)

       U_562460() (黒)

メンバー 33ヘクトR(ヘクトアールさん) (緑)

     レッドぷりんSg(レッドプリンさん) (赤)

     電気的概念を生( で ん )み出す雷の恋人( さ ん ) (青)

     なゆさん(なゆさん) (青)



「ゆーの今の装備が、あの例の場所で手に入ったやつか?」


 なぜか異常に長い名前を好んで使う、俺の左隣にいるプレイヤーがそう問いかける。


 ギルド内のメンバー全員から、そのあまりの名前の長さ故に電の一文字に略されて呼ばれている。

 全身を黄色で固めた装備をつけている男。


 髪も黄色で自称、カミナリヘアーという謎の髪型(ボサボサなだけ)

 なんだよそれ。


 そしてなぜ、そんな残念な名前に、残念な見た目になってしまったのか。

 どうしてわざわざ雷のことを、電気的な概念を生み出すって付け加えているの?


 よくわからんやつだ。



「そうだね。ほかにも、いっぱい手にはいったけど、一番の収穫はやっぱ、ゆっきーの装備だね」


 右隣にいる竹田がそう話す。




 カラーレスセブンを倒した後、消えた扉にあった宝箱から手に入ったものだ。



 ローブがメインの装備一式。

 全ての装備が、表面に白、裏面に黒のリバーシブルになっている。


 共通して持っている効果として、移動速度上昇、HP MP SP自動回復強化。


 黒にすれば、自身と同じ色(黒色)の攻撃が上昇。無色の受けるダメージが減少。

 逆に白にすれば、自身の色の弱点色(白色と赤色)の攻撃とセブン色の受けるダメージが減少する。


 オーダーすることで、表裏を装備一つ一つ好きなように変更することができる。



 武器の方は一見すると普通の剣にしか見えないが、こちらもどっちを下にして持つかで性能が変わる。

 見た目も黒っぽくなるか白っぽくなるかで、変化する(性能は同じ)。



 竹田とセブンさんは、既に自分の装備を持っているからと、俺に譲ってくれた。

 いい装備を整えるのは、宇宙攻略のための目標の1つだったので、それが叶った形となった。



「それ以外だと、新しい魔法を手にいれたよー。それもセブン色!」

「いいな~。私も途中から混ればよかった~」


 紫髪のショートで、セブンよりも更に一回り小さな見た目。

 俺の対面にいるプレイヤー、なゆさんは残念そうにそう言う。



 あのとき実は、なゆさんは途中からログインしているのは分かっていた。

 なゆさんはギルドゲート(青色)という、オンラインのギルドメンバーの場所に移動できるレア魔法を持っている。


 俺らが地中の宇宙を進んでいた時に、竹田が連絡を入れていたのだが。


「うちゅーめんどいからいあ!」


 とメッセージが送られ、断っていた。



 ちなみに、その魔法はパーティー全員にら配られたので俺、竹田、セブンさんは使えるようになった。

 セブンさんがセブン色になってくれるかは謎が残るけど。



「実際に使ってみたんだけど。その魔法、プリズムは虹の光を4角錐状に照射するって効果だったね。ゆっきーがもろにくらった、アレと同じでね。ププッ」

「うっさい。予備動作もなしに。光ったと思ったらHPが2割も残ってねぇ。超避使った時点でもうアウトだったんだよ」


 あんなのは事故でしかない。

 逆に、ホーリーフィールドなんかで皆が固まっているときに、使われなくてよかったよ。



プリズム

色 セブン

系統 範囲系

速度 最高

威力 中

4角錐状に虹の光を照射して攻撃する ※レア魔法



 事情を知らない者から、あのUでも避けられなかったのか、という声が聞こえてくる。


 電さんの左のヘクトアールさん(俺より若い見た目で、現実に居そうな自然な見た目)。

 さらに左にいるレッドプリンさん(赤い頭に金の王冠をのせた意味不明な見た目)


 この2人からだ。


「いや、無理なものは無理だから。俺はあのフレーマーと違って避けるの得意じゃないから」

「えー?本当に無理なんですか?」

「じゃあファンタズム避けられるのか?おぃレッドプリンさん」

「・・・・・・」

「そういうことよ」



 この後もダンジョンでの話と攻略報酬の話が続く。

 そしていよいよ、イベントの話題に話が移った。



「取りあえず、拠点の守りは基本俺だけで十分と思う。何かあったら、ギルドゲートでなゆさんが加勢できるし」

「俺も、中心に速度0のダークショットを置いておこう。それに触れれば、ショートジャンプがトリガーして、呼び戻せるようにする」


 ここまでくると、ショートとは?ってなるレベルで便利だ。


「おっけー。じゃあ攻めなんだけど、セブンさん、ヘクトアール(アール)さん、レッドプリン(レッド)さん、なゆさんで固めて攻撃。電さんは上空で連絡係。ゆっきーは4人の援護もしつつ、1人で攻撃をたのむね」

「おっけー」

「了解」


 他のメンバーもうんうんと頷く。


「あ、俺ももちろん攻撃に出たいから、手が空いたら変わってほしいかな」

「じゃあ、私がやってあげるね!」

「俺も、手伝うとしよう。ゆー、代わりに伝達役を頼んでもいいか?」

「問題ない。上空なら狙撃もできるから、一石二鳥だ」


 竹田が攻める場合は、なゆさんと電さんが拠点の守りをすることになった。



 その後も話は続き、明日のイベントの朝にはまた集まろう。

 ということになって解散となった。




 ゲームをログアウトしたあと、すぐにベッドに入る。


 明日は祝日だ。


 今年からできたらしいが、何の祝日なんだろうか。

 まあそんなことは関係ないか。


 俺はいつもよりも早く眠ることにした。










 イベント当日。


 初めてのオウレリア・アーキテクトのイベントだからか、多くのエリアの町に大量のプレイヤーが集まった。


 参加するギルドの数は1万をこえた。

 

 初心者が集まってたてたようなギルドから、100名以上の大規模ギルド。

 最速攻略組が所属しているギルドも、この日ばかりは攻略をせず、このイベントに参加していた。


 そんな中、優勝を目指す俺達7人の戦いがスタートした。


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