キャラクター作成とチュートリアル
発売日から翌日、俺はオウレリア・アーキテクトを購入した。
今の所、特に異常とかは感じていない。
オウレリア・アーキテクトを広めなければいけない。
A2は素晴らしいゲームだ。
そんな馬鹿げた思考は、今のところ出てきていない。
もしくは、もう既に影響を受けている可能性もあるが気にしてもしょうがない。
オウレリア・アーキテクトのダウンロードが完了したと、VR空間にメッセージが届く。
早速、オウレリア・アーキテクトを起動する。
この感じは懐かしいな。
あれからもう半年も経っているのか。
やはり、新しいゲームをやるときはワクワクする。
例えそれが発売前から万人を狂信させた異質なゲーム、オウレリア・アーキテクトだったとしても。
選択してすぐ、早速タイトル画面へと転送され"新規キャラクターを作成してください。"という表示が出る。
ゲームは問題なく起動できたようだな、早速キャラクターを作成していこう。
名前は前やっていたゲームと同じ"U"・・・・・・・は流石にダメか、キャラクターの名前が被ってたらいけないタイプか。
少し悩んで"U_562460"にした。
後半の562460は適当に数字を並べたから深い意味は全くない。
いわゆる、名前被り対策だ。
キャラクターの性別や見た目、色や大きさなどを結構自由に変更できるみたいだ。
けど今回も自分自身となるべく同じになるように設定。
こういうのは自分と同じ方が動きやすかったりする。
だいぶ昔は身長を弄ったり、女キャラクターにしたりしていたがどうしても動きにくかった。
流石に、キャラクターの配色や細かい所位は変えるか。
髪の色を若干赤っぽくして長さを少し伸ばす。
目の色を青に変更。
肌の色は結構悩んでそのままにした。
さて、次にこのゲームの属性的な概念である自分の色を決めるらしい。
説明を見た感じだと、オウレリア・アーキテクトの仕様で、全てのスキルと魔法にはそれぞれに色が設定されているらしい。
ファイアーボールだったら赤とか、ウィンドカッターだったら緑とかになるのだろうか。
剣スキルとか補助スキルとかにも設定させているそうだが、こっちは全く予想ができない。
赤青緑白黒の5色が選べ、それぞれの色によって育成の難易度もある程度変化する。
この色決定はかなり重要だな、恐らくある程度成長するまでは他の色のスキルや魔法は入手できないだろう。
5分程それぞれの色の特徴の説明を見ながら考えて難易度が一番高いと思われる黒を選択。
正直、色の説明の通り一番使いにくそうだったが補助関係のスキルの多いという説明を見て決めた。
その他全ての設定を終え、最終チェックをする。
さっと目をとおして問題なかったので、キャラクター作成を完了しさっそくゲーム内にログインする。
場面が白く、白く染まっていき真っ白になっていく。
少し経つと、視界が晴れていき森っぽいようなジャングルっぽいような薄暗い場所が見えてくる。
「オウレリア・アーキテクトへようこそ!」
というアナウンスとメッセージが、少ししたあとに表示された。
チュートリアルっぽいので、素直にアナウンスに従うことにした。
説明を聞いて、いくつかこのゲームの特徴が見えてきた。
まず、オウレリア・アーキテクトはステータスやレベルといった概念が薄い。
HPやMPといったものはあるがINTとかVIT、レベル等は存在していない。
逆にスキルや魔法の方はかなり重要な要素になっていた。
チュートリアルでも説明されたが、このゲームの大きな特徴としてスキルや魔法を自由にカスタマイズできる。
試しに、説明された通りに黒色の魔法である"ダークショット"を使ってみることにした。
詠唱等は必要なく頭の中でそれを思い浮かべるだけでいい。
イメージオーダーと呼ばれているタイプで、他にはアイコンオーダーがある。
最初は慣れないからアイコンを選択して発動するアイコンオーダーの方が良いと説明されたが、まあずっとこの方式に慣れているからアイコンオーダーをする必要はあまりない。
前やっていたゲームでかなり慣れているからな。
すると、黒っぽい紫色をしたちょっとした球体が自分自身の前に出現しMPが消費されると同時に前方へ射出された。
射程はそんなに長くはないのだろう。
打ち出された球体は、ある程度真っ直ぐ飛んで行きそこで破裂してしまった。
次に魔法のカスタム画面を出して"ダークショット"を選択してカスタマイズをしてみる。
射程をさらに短くし、数と威力を上げる。
設定を終え、試しにアイコンオーダーでダークショットを使ってみる。
すると設定した通り、射程が半分ほどになって数が3個に増えていた。
威力は確認できなかったが、恐らく上がっているだろう。
ようするに、アイコンオーダーでは調整したダークショットが発動する。
しかし、イメージオーダーで初期設定のダークショットを思い浮かべて発動すると、初期のダークショットが発動すようになる。
つまり、いちいち魔法のカスタム画面を表示させて魔法を変更しなくても、イメージオーダーであればその工程を丸々カットすることができるのだ。
それがイメージオーダーでスキルや魔法を発動する一番の利点だろう。
だけど、少しでもイメージをミスると思った挙動と違うやつが出てきたり消費MPがすごい事になってしまう。
MPが足りなくて魔法が不発なんてしたら即ゲームオーバー。
焦っているときとかは逆にアイコンオーダーの方が有利になったりするのが面白い。
思っていた以上にプレイヤーの実力、プレイヤースキルが重要になってくるな。
イメージオーダーとアイコンオーダー、両方上手く使いこなさなきゃいけない。
やはりこれを買ったときにも思ったが、面白そうなゲームだな。
発売前からオウレリア・アーキテクトに魅了される人が多い訳は何となくだが分かる。
しかし、どうして狂信するほどになってしまうのだろうか、わからない。
チュートリアルまで終わったが、現時点でも俺はオウレリア・アーキテクトの精神影響をまだ受けていないように感じるし・・・・・・
少し不安になりながらも、俺は最初のマップであるエリア1を探索し始めた。




