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新世紀の殉教者

あの空へ

作者: keisei1

 

 傷つけたアスファルトに 君の涙が零れて

 行き場をなくしている 鳥の羽根さえ もがれていく


 砂漠のような街角で 息をひそめ たたずんで

 何か答え探す 孤独な僕ら 手を握り合う


 あの空の 美しさ 僕らだけ 抱擁して

 その空の 切なさよ どうして 消せるのか



 贅沢を尽くす 屋根の下 人々は葡萄酒 あおり

 街路の片隅で 膝抱えてる 子供 見捨て


 鳴らす機関銃の先は 聖堂でさえ燃え尽き

 不埒な想い出さえも 許される場所を探す


 爆撃機の翼の音に 人々は逃げ惑い

 血塗られたマリアの 首筋に口づけしてみせて 夜を 駆け抜けた


 あの空の 自由な青 僕らだけ 見守って

 その空の 儚さよ どうして 譲れるのか

 

 あの空の 残酷さ 時には 傷つけて

 その空の 愛おしさ どうして 棘となるのか

 

 

 地球の端で 泣き叫ぶ 少女の 泣き顔さえ

 一瞬のコピーライティングで 変わる 人の欲望へ



 あの空の 残忍さ いつまで 憎み合う

 その空の 柔らかさ 僕らだけ 包みこむ


 あの空の 愛しさよ どこまでも 運びゆく

 その空へ 消えていく 列車へと飛び乗って


 あの空の 輝きよ いつまでも 抱きしめて

 

 僕らを

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