世界を救う?勇者の卵の旅 *一話のみ
俺は黒沢りゅうじ、イオラドラ王国勇者高校1年生だ。
勇者高校は、その名の通り、勇者を育てる学校である。
○月×日、俺は学校のホールルームの先生の話をのんびり聞いていた。
「・・・とにかく明日から夏休みだから、事故などには気をつけろよ」
「はーい」
「じゃあ号令かけてくれや」
「起立、礼」
「さいならー」
「一緒に帰ろうぜー」
「いいよ」
いつものようにみんなと帰る。
「ねー、あれ何かなー」
「え?」
ザー
いきなり、強い風が起き、大きい竜巻が襲ってきた。
「きゃー」
「わー」
「たすけてー」
俺はその風で、どこか遠くまで飛ばされた。
目を開けたらそこは王宮の寝室のような場所だった。そこには、大きな人がとなりにいた。その人は、
「気づいたか」
と言ってきた。
「あなたは誰ですか?」
「俺か。俺は、ジュン、王の使いだ」
「よろしくお願いします。ジュンさん」
「さっそくで悪いが、王がお前を呼んでいるんだ。今すぐ王の間にこい」
俺は言われた通りに、王の間に急いだ。
王の間は、天上にはシャンデリア、奥には王が座る椅子があった。
「王様、お呼びでしょうか」
「来たか、りゅうじ。いきなりだが、君にはこれを知っておいてほしい。世界の80%ほどが砂漠化してしまった」
「何が原因なんですか?」
「おそらく魔王の仕業だろう」
「俺が魔王を倒して世界を救う事などは出来ますか?」
「ああ」
「では、俺が行きます」
「本当かね?」
「はい」
「じゃあよろしく頼む」
俺は王にもらった剣、そして肩に乗るほど小さいドラゴンの子供のドラと一緒に天空城にいる魔王をたおす旅に出た。
「最初の目的地は、ここから東にあるアフスニっていう町だって地図には書いてあるけど何しに行くのだろ?」
「ピー?」
「ま、行けば分かるよな!よし、行くか!」
「ピー、ピー、ピー」
10分後・・・・
「つかれたー。水飲みて―。でも水ねー」
「ピ~」
ここは1面砂漠地帯。喉が渇いて仕方がない。
ドラも元気がないみたいだ。返事が弱弱しい。だが、運よく近くに町があった。(その国はホストリアというらしい)休むついでにアフスニについて聞くことにした。
「アフスニって町はどこにありますか?」
「ここから北東に2つの町があって1つめを超えて、2つ目がアフスニだよ」
「ありがとう。よし、いくか!」
「ピー」
その街で食料などを手に入れ、街を出た。
町を出たあと、山道を歩いていた。そしたら、目の前に黒い鎧のようなものを着た、黒ずくめの人が現れた。
「魔王様の命令だ!お前をこの場で消してやる!」
「消せるものなら消してみな!」
「な、なんだと~。ふざけやがって。一瞬で消してやる!」
そういって飛びかかってきた。
「とんだ命知らずだな!」
ザクッ
俺の剣が、相手の体を真っ二つに切り裂いていた。
「ったく、手間かけやがって」
「ピー」
ドラも呆れているようだ。
ホストリアの人が言っていた2つの島の1つめの方のが見えてきたので、そこの宿に1晩泊まることにした。翌朝、その街を出て約2時間後、ようやくアフスニに着いていた。町の入口に行くと、
「やっと来たか!」
王様がいた。
「・・・え? えーーーーーーー!?」
俺は思わず叫んでしまった。そりゃー王様がいたら誰でも叫ぶでしょ。
「なぜここにあなた様がここにいらっしゃるのですか?」
「お前にここでやってもらうことを言い忘れていたのでな」
「ではここで何をすればいいのですか?」
「一緒に旅をする仲間にあってもらう」
「本当ですか!?」
「ああ」
「やったー」
「広場にいるから会ってきなさい」
「はい!」
広場に行ってみると、3人の人がいた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「王から話は聞いている。僕はケン、武闘家だ」
「私はカリン、バトルマスターよ。それでこの子がアリス、魔法使いよ。ほらあいさつしなさい!」
「よ、よろしく」
ケンは、おれより背が高く、強そうな感じで、カリンは、たくましく頼れるやつ、アリスは、弱々しい子で、助けたくなる子だ。
「俺はりゅうじ、勇者だ。といっても、まだ卵だけど。そして、コイツはペットのドラだ」
「ピー」
「可、可愛い~~♥」
「よし、自己紹介も済んだことだし魔王を倒しに行くとしますか」
「オー」
「あとのことは任せたぞ」
「よし、行くぞー!」
「オー」




