脅威
それから半年経った日曜日、頭の片隅に三条家の実験の話が残っておりつつも、普段通り過ごしていた。
その日、家族三人で普段通りの生活をしていた中に突如として現れた脅威は、玄関の鍵をしていたのにも関わらず、ズカズカと家に入り込んできた。
その時、三人ともリビングにいて、でもそれぞれ私は課題をやっていて、ママは私の課題を眺めていて、パパは本を読んでいた。
男が二人、どちらも見たことがあった。三条の屋敷で。
これが、そうなのか。思ったより冷静だった。それは私だけじゃなかった。パパもママも一瞬驚いたようだったが、それだけだった。
「……俺を、殺しに来たんでしょう?」
パパは、読んでいた本をパタンと閉じて、男達に言った。
男達は、それを聞いているのか聞いていないのか、その中の一人がさらに近づいてきて、懐に手を入れ、そこから何か取り出そうとする。
その刹那、パンッ と破裂音のような音がする。男が銃を持っているが、それが聞こえたのは、男の方ではない。横を見ると、パパが銃を手にしていて、その向かい側には、後ろにいた男が一人倒れており、辺りには血が広がっていた。
破裂音のような音は、銃声だったのだ。
「き、貴様ッ……! そんなに死にたいのなら殺してやる! 妻も子供も道連れでな! 」
男はまさかこちらが撃ってくるとは思いもしなかったのだろう。動揺し、私たちにも銃口を向けながらこちらへ近づいてくる。
「まあまあ、そんなに死にたいわけじゃないけど、ただ舐められても困るなって思っただけ。それに、これを想定してなかったわけでもないでしょ。だって二人で来たんだから。」
初めて銃を見て、撃たれている人を見たり、自分に銃が向けられていたりするのにも関わらず、冷静だった。恐らく、この状況下で一番恐怖心を抱いているのが入り込んできた男たちだからだった。両親二人は、この状況全てを予想できていたかのように冷静だった。奇妙な話である。
「どこからそれを出した!お前が大人しく死なないと、こいつらにも影響が出るんだぞ。」
「ああ、これ? わからないならわからないでいいんじゃない? それに、澪依華がそんなに弱い人間じゃないのは、あんたらも知ってると思うんだけどな。…恵都ちゃんはこの状況で動じてないからまともじゃないね。これは嬉しい誤算だね。」
……これは、パパでも予想外だったらしい。でもこんなのはちっとも嬉しくない。
「ダラダラと喋っていたら時間の無駄だな。そろそろ仕事をしなければ。」
「わざとなんだけど。てか、その倒れてる人いいの? …まあ、死ぬ前に三条に小さな反抗くらいはできたかな。」
「……! パパ! 」
死んじゃうと思って、必死に止めようと思ったけど、でも何を言えばいいのかよくわからなかった。下手に何か言ったら自分も殺されるかもしれない。パパはこちらを見向きもしなかったから。
パンッ
その時、視界に赤が映った。スローモーションの映像のようにゆっくり、ゆっくりと動いていった。それが何を指すかを理解するのにしばらくかかって、
バタンッ
その音で目の前の光景の動きが元に戻った。最初の音は銃声で、次の音は、倒れた音。 誰が?
撃ったのは三条の男。そして、倒れたのは……
パパだ。
場面を上手く書けなくて、それはもう実力の問題なのでなんとかしたいかぎり。
ちょっと読点が多いのは、理解しきれてないのを表現したかったので…技術がなくて申し訳ない。
感情的になるのではなく、少し静観しているようなイメージで書いていました。どうでしょう?




