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寄せては返す波のように

もうやめよう。


何度そう思ったことか。


世界はあまりにも残酷で、生きていくには嫌なことが多すぎる。


そのひとつひとつが俺の心を蝕んで、そのたびに不意な光に回復されてしまうのだ。いっそのこと一思いに俺の心を喰らい尽くしてくれないか?俺の人生よ。


しかし悲しいかな光に照らされるたびに俺の心は温かくなってしまうのだ。『生きてて良かった』と思ってしまうのだ。こんなにも死にたがっているというのに。


『あなたの十字架は重すぎるわ』


以前付き合っていた女性の一人に言われた。仕方ないじゃないか。俺だって好きで背負ってるわけじゃない。


そしてまた不意な光に照らされた。また生きていたいと思ってしまった。痛いけれどその痛みが心地良い。


まだまだお前と戦い続けろと神は言っているのかなぁ?俺の人生よ。神様なんて信じちゃいないけどね。

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