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フルル山攻防戦 のおまけ

「……次、狙撃手にフランツ」

「うい」

「斥候にフランツィスカ」

「……ちょっと待った、コルネリア騎士隊長。ウチの義娘は来てないぞ」

「そうなのか? では、その鞄から突き出てる尻尾は一体何だ?」

「!? おい、フラン!」

「にゃー」

「にゃーじゃない! お前、あれほど留守番してろと言ったのに、何故付いてきている。遊びじゃないんだぞ?」

「うん、知ってる。演習だよね。だからとーさまのお手伝い!」

「フランは先ほども言った通り、斥候だ」

「とーさまと一緒?」

「無論だ」

「じゃあやります!」

「ちょっとコルネリア隊長!? コイツは正式な隊員ですらないんですよ!?」

「私は使えるモノは猫の手でも使う。君の義娘は大変有能な手をしている。問題はない」

「いや、大ありでしょう普通……」

「ウチの隊は、その辺は柔軟性が利くのだ」

「単に大雑把なだけじゃないですかい……」

「何せ問題児が多いからな」

「……隊長(アンタ)が言いますか」

「とーさま、落ち込まないで。フランは一生懸命頑張るよ。とーさまのお役に立ちます!」

「うむ、頑張れフラン。君の夜目は実に有効だ。敵陣の監視は任せたぞ」

「はい、任されました! とーさま、行こ!」




「うー」

「寒いねとーさま」

「だな……ってお前、どこに潜り込む気だ」

「にゃー。とーさまの懐はあったかいのです。ぬくぬくです」

「まあ、いいが」

「眠くなってくるのです……」

「……仕事しろコラ」

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