おふろ。
おひさしぶりの更新です。なんも言えぬ。。。
実技Ⅱで汗をかいてしまった、だからおふろにはいりたい、でも千歳がおふろはいってるあいだ待ってるのはやだ。
「とゆーわけで、一緒におふろはいろう!」
あたしが先に入って千歳を待たせるのもわるいし。
うむ。
どーだ、この完璧な三段論法!
「三段じゃないよ、あおちゃん」
細かいことはよいではないかよいではないかー。
「あたし、あおちゃんが出るまで待っててもいいのに」
むあーっ!
そーゆーことではないのだっ!
理屈を付けて千歳を説得するのがめんどくさくなったあたしは、ベットに座ってるちまっこい千歳に飛びかかった。
「きゃーっ」
「よいではないか、よいではないか」
「にゃっ、うにゃーっ」
体格差(って体重にあらず。身長のことだから! 身長!)で勝るあたしは、組みついてしまえば千歳には負けない。
マウントを取ったあたしは、ぐっと腰に力を入れて。
うりゃああああ! と、自分の部屋だから出せるよーなちょっとばかりはしたない叫び声をあげる。
「うにゃあああああ!」
千歳の悲鳴は心地よく響くなあ。うっとりしちゃう。うん、千歳はましょーのおんなだ。
けしからん。
そのまま千歳をお姫様抱っこして、おふろまで拉致連行してやった。
かぽーん。
あたしが遺伝性超能力覚醒相関観察実験の被験者やってる関係で、二人で入っても十分な大きさの湯船が個室で使えるのは、ひじょーにありがたいことだ。
まあ、それもどうせ連中の筋書きどおりで。
それに乗っかった上で、連中の思い通りにはさせないと決めたわけで。
ならば、遠慮なく使わせてもらった方が賢い。
ちゃぷ……。
身体を洗い終えた千歳がタオルで前を隠しながら浴槽に入ってくる。ええのぅええのぅ。これがチラリズムというやつかー。うん、あれだ。
「この世の男とかいう生命体に、この美しい芸術作品を見せるわけにはいきませんな」
「……ふぇ?」
「任せな、千歳。あたしが命を懸けて守り抜くから」
こくり、と。千歳が頷く。にへらっ、てあたしが笑うと、千歳はふにゃっとした笑顔を見せてくれた。
うむっ、辛抱たまらん!
「……うー、こっちに来いちとせえっ!」
座りかけで態勢が安定してないうちに、左手を掴んでぐいぃってあたしのほうに引っぱりこむ。
ちょうどあたしの膝のあいだにすとんと千歳が収まるように。ちょっと強引だけど。
「うーっ! あたしに抱きつかせろ! 頬ずりさせろぉ! 千歳の柔肌を心ゆくまで堪能させろーっ!!」
おふろシーンを書こうとおもったら書きすぎちゃったので続きます。てへっ。