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概念魔法。  作者: 閑話休題
第一幕
2/11

カフェ。

「というよりね、なんであの授業取ったの? 超心理学概論Ⅰなんてあおちゃん全部知ってるじゃん」


ところ変わって「ベルソー」、ここが学園地区内で女の子に人気No.1のお洒落なカフェ。

公園地区の緑を一望できるテラスに座って、千歳はあたし奢りのシフォンケーキとダージリンティーを、あたしは蜂蜜たっぷりホットケーキにオレンジフロートを食べている。


「全部は言い過ぎ。大体は知ってるけど、あたしは結構独学だし。もっと詳しい人いっぱいいるでしょ、香坂先輩とか」


「香坂先輩は比べちゃだめだって……」


それに、ここのホットケーキは絶品なんだ。あたし的には学園地区最高だと思ってる!


「それで復習のつもりで取ってみたんだって。そしたらあまりにも基礎過ぎてつまんない」


「……」


「もーすこし難しいことやると思ってたのに、“第一周期”の超能力認知運動がずっとだったんだもん。“世界革命”は歴史科じゃない!」


「……あたまいーあおちゃんにはお仕置きです」


ひょいぱく。


「あ……」


ホットケーキについてくるさくらんぼをかすめとり、笑顔の千歳。

ぼーぜんとするあたし。


さくらんぼは最後に食べるのに!


とっておきなのに!!


「……くらえ」


千歳の顔の前で軽く手を振る。


「ふあっ!?」


驚いて固まった千歳の前のお皿から、シフォンケーキをざっくり頂戴する。


「……ん、シフォンも美味しい」


「……あっ! あたしのシフォン!」


今度は千歳がぼーぜんとする番。


「むぅうぅぅ」


「ぬぅー」


そのままテーブル越しににらみ合う。




「何にらめっこしてんだ、お前ら」


と、おにゃのこ向けお洒落カフェに似合わない、低い男の声がした。

設定が出て来ないのは仕様のハズっ。



そーだと良いな……(遠い目)。

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