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概念魔法。  作者: 閑話休題
第一幕
1/11

授業。

どーも閑話休題です。

初投稿初連載。



亀もあきれるほどのスロー更新でござい

『この世に超能力者としか呼びようのない者達が確認されたのは、ほんの100年程昔のこと。


それ以前は超能力なんて所謂オカルトでしかなかった。


事実、初めて国際的に認定された超能力者達、通称“第一周期”と呼ばれる彼らはオカルトとは一線を画していた。


自分達の超能力が再現性の高いことを示して、現実に存在することを証明した彼等は、超能力の社会的認知を―――』





「ふあぁぁっ」


パタン、と教科書を閉じて目立たないよーに伸び。


「退屈ぅうぅぅ……」


「あおちゃん、女の子が口開けてあくびしちゃだめ」


「千歳、それは聞き飽きた」


むぅ、と頬を膨らませる千歳を横目に、目尻を拭う。

ぷいっと顔を背けて黒板に集中する千歳。

言うこと聞かないあおちゃん(あたし)のこと怒ってるよ、ってアピールしてるつもりみたい。


けど、かわいーから!

ちっちゃくって小動物系な千歳じゃ、拗ねてるみたいで萌える!


とか内心にやにやしてるあたしには気付かない千歳に、あたしは真面目な口調を作って言う。


「ごめんて、千歳。今度から気を付ける」


「……むぅ、いつもそーいう。誠意を見せなさい」


かりかりかり。

千歳は前向いたまま、ノートを取ってる。


「……ごめん」


かりかりかり。


「……ごめんなさい千歳お嬢様」


かりかりかりかりかりかり。


「……わーった、じゃぁ、誠心誠意の謝罪を込めてベルソーのホットケーキ奢らさせていただきたく」


「シフォンがいい」


「仰せの通りに、姫」


「許し奉る」


てきとーな敬語で言い合って、悪戯っぽい目でこっち見た千歳お嬢様と笑い合う。


てか奉るって逆じゃん。

かわい。

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