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睦月の神様

暦の神様たちが大暴れ!


一話のみ時期外れの掲載となったことをお詫び申し上げます。

とある小さな神社。


月野(つきの神社。


ここで神主を勤めている少年がいる。


現在中学3年生。


名前は月野つきの まこと


彼はこの神社の神主であり、現人神になった。

父に現人神の位を譲られたのだ。


現人神の特権として、日本の八百万の神々と同じ位を授けられる。


と言っても、神の中では最も低いランクではあるが…。


所詮は八百万の神々である。下っ端だ。

しかし、ただの人間よりはよっぽど位は上である。


現人神にできて、普通の人間にできないことがある。


神の召喚。


現人神は、自分の神社で祀っている神を召喚できる。

召喚された神は、実体を持ち、人間と会話できるようになる。最も、これは全ての現人神に可能な訳ではない。


祀っている神様が、自分より位が高ければ無理である。


例えば、祀っているのが豊穣の神様なら召喚できるが、第六天や毘沙門天など位が高い神は不可能である。


現人神に制御できる神などたかが知れているのだ。


月野家が代々祀って来たのは「暦」を司る神だ。


因みに、神ランクは最下位。

よって、誠にも召喚可能。


誠は、学校から帰るとすぐに本殿に行った。


そして…。


「睦月の神よ、現れ賜え!」


誠が叫ぶと、それはすぐに姿を表した。


「うっす、誠!今日は早いねぇ!」


「えっ!?誰?」



誠が驚くのも無理は無い。


見た目ただの人間の少女である。


長い黒髪、小さめの顔、大きめの目…。

まだ幼さが残っている少女にしか見えない。



「呼んどいて誰?は酷くない…?私は睦月…まぁ、1月の神様。睦月むつき絵那えな。私はあなたを知っているのにね~」


「神様…?(何かイメージと違う…。というかかけ離れている…)」


神様ってのはもっとこう…髭がはえてて老人で…。


「疑ってるでしょ!じゃあ証拠を見せてあげる。これだから初心者現人神は…!」


文句を言いながら目の前の少女はどこからか凧を持ってきた。


「いくよ!ほら!」


本殿の中で凧上げする少女。


何だこれ…。


「私は睦月の神。睦月に人間がやることなら何でもできるのよ!」


ぺったんこな胸を張って威張る絵那。


「え~…。睦月にやることって…。お正月に凧上げするけどさ…。それも一昔前のお話だし…」


「いいの!え?最近はしないの?凧上げ…?」


驚く睦月。


「しないよ。電線に引っかかるし。(神様って時代遅れなのかな?)」


「…。じゃあ…えっと…。睦月に旬を迎える食材を豊作にしてあげる!この辺一帯だけなら私にもできるわよ!好きな食べ物言ってみな!ちゃんと供えてよね!」


急に言われても…冬に旬の物ねぇ…。


「1月が旬の食材を知らない…タラとか?海無いけど…」


「…」


「神様ってみんなこんななの?」


威厳が無い…。無さ過ぎる…。


「失礼な言い方ね…。そんなことよりさ、ちょっと頼まれてくれない?」


「何で神様が人間にお願いするの!?逆でしょ?願いを叶える側でしょ?」


神が人間に頼むなんて聞いたこと無い。


「いや、普通はしないわよ。現人神なら立場は同じでしょ?ね!だから!」


「…で?お願いってのは?」


「お腹すいたから食べ物頂戴!」


「そのくらいならいいけど…。何食べたい?うちに有るものでね」


「ん~…。何でもいいや。お供え物は気持ちが大事!」


「わかった。適当に持ってくる。え?お供え物?」


数分後…


「はいよ。ポテトチップス。持ってきて思ったけど神社にお供え物ってする?お賽銭だけでしょ!」


「お酒は?」


俺の質問は無視。


「は?」


「お~さ~け!」


「言われてないし!それに未成年はダメ!」


「神には関係無いの!」


取りあえず今日分かったこと。


俺は現人神だー!ってことと、現人神になっても学校の友達は敬語を使ってくれないってことと、うちの睦月の神様は祀る意味が無いってこと。他の月の神は知らん。後で呼んでみよう。


そして未だに分からないのは…。


「誠!かるたで勝負しよ!」


こいつの召喚を解除する方法。


どうすりゃ消えるんだよ~…。


はあ…。

暦通信~えくすとら・すて~じ~


月野 誠

ツキノ マコト


月野神社の神主にして現人神。

特に本人は現人神だからどうこうとは考えていない。

現在中学3年生。

わりと付き合いが良い。



睦月 絵那

ムツキ エナ


睦月(1月)を司る神様。

結構活発な性格。

ボケたところもある。

見た目はただの少女。身長・体重は本人の希望に沿って非公開。

好きなものは酒とシイタケ。



「睦月」の言われについて。


正月は歳も身分も関係ない!

むつび月である!という意味が訛って「睦月」になったと言われています。




睦:ちょっとちょっと!何の説明も無く始まったこの後書き何!?


誠:暦通信~えくすとら・すて~じ~。毎回キャラ紹介と月の豆知識を紹介していこうとするコーナー!


睦:暦通信~えくすとら・すて~じ~ねぇ。誠にしては上出来だな!


誠:そう?まぁ、別に俺はふぁんたずむとかでも良かったんだけど?


睦:何の話?


誠:何でも無いよ~。


睦:体重は…聞かないで欲しいかな。


誠:ん?あぁ。キャラ紹介コーナーのお話か。別にいいんじゃん?睦月のことなんて誰も知りたがらないだろうし。


睦:失礼ね!


誠:現実なんてそんなもんだよ。


睦:ところで誠、私はいつ帰れるんだ?


誠:…。さぁ…。


睦:え…?

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