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異世界の住人が皆チート過ぎてチートがチートになってない件について【リメイク版】  作者: よしみん
第三章 王国建国

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佐藤A、高橋にヤられる!?

「オイラもいくぜ!――【優しい動物園】!!」


佐藤Aが両手を突き上げた瞬間、地面がボコボコと盛り上がった。


穴。

亀裂。

振動。


そこから飛び出してきたのは――


ネズミ(ドリルマウス)Lv99

カエル(スピリロッグ)Lv500

(キルビー)Lv999

ムカデ(メビウスフッド)Lv999


小さいが、数が異常。


【優しい動物園】

過去に“仲良くなった動物”を召喚するチートスキル。


……蜂とムカデとどうやって仲良くなったんだ。


ちなみにシロは呼び出せない。

人間扱いらしい。


「みんな!魔物を押し返してくれ!」


「チュウ!!」

「ゲコッ!!」

「ブーン!!」

「カサカサカサ!!」


小さな命の大群が、

黒い魔物の波に体当たりする。


倒せない。


だが――


押している。


押し返している。


命で、押している。


「佐藤A!【無限胃袋】持ってただろ!?使え!」


「えー?あれ食べ物しか食えないよ?調理してくれたら食べるけど?」


……使えねぇ。


戦闘中に料理要求するな。


その瞬間。


「新チートいくぜ!【ピッチャー返し】!!」


高橋が、魔物をフルスイングで打ち返した。


ドガァァン!!


吹き飛んだ魔物が、

一直線に――


邪神の顔面へ。


「こしゃくな――ぶっ!?」


接触。

爆発。


邪神が砂煙の向こうへ吹き飛ぶ。


「オラオラオラ!!そんな根性でメジャー行けるか!!」


次々と魔物が打ち返される。


まるで弾丸。


いや、爆弾。


……待て。


「あーっ!!チュー太郎!!」


佐藤Aの叫び。


爆炎の中に、

ネズミの影が消えた。


チュー太郎。


あの時――


村長が大勇者ビームを放った瞬間、

穴から飛び出してきて


「地面に潜れば助かるチュー?」


と教えてくれた。


あいつがいなければ、

俺達は死んでいた。


……ありがとうな。


チュー太郎。


爆煙が晴れる。


気づけば、

魔物は一匹も残っていなかった。


砂まみれの邪神が、

ゆっくりと起き上がる。


「ゲホッ……ゴホッ……もう許さぬ」


空気が、重くなる。


「全員、血祭りじゃ――!!」


「え?お祭り!?」


エーコ......。


邪神の身体から、

闇が溢れ出す。


それは瘴気ではない。


破壊の意志そのもの。


肌が焼ける。

肺が拒否する。

魂が震える。


分かる。


近づけば、

肉体ではなく――魂が砕ける。


神気。


チートの源泉。


次元が違う。


最初から、

勝ち目などなかった。


「ワッチが戦うポン」


前に出たのは――タヌーだった。


「タヌー!?」

「姉御!?」

「やめろ!!」


四天王でも、

神には届かない。


「死ぬだけじゃすまないぞ!」


俺が腕を掴もうとする。


だが、タヌーは振り返らない。


「大丈夫ポン」


葉っぱを頭に乗せる。


「【だれにでもなれちゃう】ポン」


ぼふん。


煙。


そして――


そこに立っていたのは。


葉っぱを乗せた


邪神。


邪神タヌー。


「な……」


「えぇぇぇ!?」

「マジかよ!?」


完全再現。


姿も。

オーラも。

存在感も。


邪神が目を見開く。


初めて、

驚いた顔をした。

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