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終わりゆく世界の片隅で  作者: アンチョビ


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8/9

貴族学校での生活④

「シンガがその組織の幹部つまり・・・・・・・・・・黄金聖闘士だったのね」


「はぁ⁈」


えっと、何故に聖闘士?しかも黄金聖闘士?ああ、幹部だからか・・・・え!何となく感じてたけど・・大聖女スズカって日本人?いや、外人さんでもアニメ好きならあるか?でも、盆踊り・・それも、外人さんなら間違って教えた可能性あるか。穢れの勇者は日本人確定やけどまさかこっちが嘘を教えた??


「それなら、シンガが絶滅種のダークスネークを使い魔にしているのも納得がいくし、ハカマテを踊れたのも理解できるのよ。そして、全能神ゼリウスが神託でシンガの暗殺を止める理由もそこにあると考えられるわ。だって、一個人に対して全能神ゼリウスが神託を告げるって、そんな存在は今まで2人だけ、大聖女スズカと穢れの勇者のみよ。」


ヤバいどんどん勘違いされていく。めっちゃ、真面目な顔で話してるヴェラ嬢が可哀そうになってくる。


「しかし、お嬢様。何故、この方は穢れの勇者と同じ容姿なのですか?私達2種族に恨まれている存在と同じにする意味は無いのではありませんか?」


そうだよね。ルナリスお姉様もっと言ったって、あの根性悪に考えなんて無いって、そもそも俺、聖闘士ちゃうしね。


「それは、普通の容姿でいたなら注目されないわ。たとえ、2種族に嫌悪されていても、シンガの存在を知らしめる。いいえ、嫌悪される容姿なら、敵対種族に警戒されない。つまり3種族の救世主だからではないかしら?。」


ルナリスお姉様が、まさかそれほどの⁈・・・みたいな表情されてますが違います。全然違います。ヴェラ嬢の妄想です。俺が救世主?あかん、止めんとあかん。そもそも、黄金聖闘士は何処行ったの?


「シンガ様。私、ヴェラ・ド・マルゴーに貴方様のお力になる事をお許しくださいますか?ぜひとも、お願いたします。」


席を立ち俺に頭を下げるヴェラ嬢。ええ⁉展開早ないか?まって!ホンマにちゃうねん。足元のレピに視線を向けると・・・なんでお前も驚いてんねん!


【シンガ。お前さんがそんな存在だったとはね。なるほど、お前さんの武術の師匠は大聖女スズカで間違いないぜ!おっと、今後はシンガ様又は救世主様と呼ぶべきかね?】


せやった、レピは俺が転生者って知らん。しもたな、こんなことやったらレピには言っておくべきやったな。しかも、武術や剣術の練習時に俺の妄想やけどって言いながらスズカの名前出してたな?・・いや、転生者って言ってても同じ感じになるか?転生者=救世主な感じにとらえそうやしな。取り合えず声を掛けて誤解を解かないとな。


「ヴェラ嬢。そ・・」

「シンガ様。どうぞ、ヴェラとお呼びください。」


「ルナリ・・」

「先ほどまでは、大変失礼いたしました。2度といたしませんのでどうか、寛大なお心でお許し頂けますよう。」


・・・・・・ヴェラ嬢に視線を向ければ少しの興奮とキラキラとした瞳で俺を見ている。ルナリスさんも今までの非礼を詫びる様に頭を下げている。ふぅ~~~~この展開は想像してなかったな~学校来ても針の筵で色んな奴に絡まれて~ぼっちで1年何とか過ごす~的な事しか無いと思ってたもんな。・・・・どうする?これ?急に知らない町を旅してみたいどこか遠くへ行きたい気持ちになった。


「ヴェラ嬢、お掛けください。ルナリスさん頭を上げてください。僕はその様な存在ではありません。誤解なさってます。」


その後も出来る限りヴェラ嬢の考えをただ否定するだけでなくここ、ちょっとおかしくないですかね~そんな訳ないですよね~うんうん、ここは面白い着眼点だよね~的に話をする。そう!相手の話を頭から否定するのではなく、共感部分を見せつつ指摘をする。これ、大事だと思う。


「お話は分かりました。確かに、シンガ様の存在をいきなり救世主として広めれば、敵対種族の抵抗も考えられますね。この事は王族と4大公爵家のみに共有いたします。」


・・・・・・全然伝わってなかった。てか、ガン無視です。どおすんのコレ?レピさんも頼りにならんしな。黒曜は・・まだ食べとんかい!どない食べるねん!・・・・しゃあないな、例の手を使うか。


「ヴェラ嬢。もう一度言いますが、僕はその、聖闘士?ではありませんし、救世主でもありません。・・・レピや踊りの件は僕の師が関係あるかもしれません。」


「シンガ様のお師匠様?」


「はい。僕の誕生の頃、ムートン男爵領内に立ち寄られていた少年と思われる方です。本人の言葉を信じるなら、呪いにより年を取らないとか・・・レピもその方がお連れのダークスネークの卵を頂いて、契約したのです。」


彼の出番です。彼に丸投げしましょう。・・・まぁ、俺やけどね。・・・・はぁ、なんでレピがそんなに驚いてんねん、嘘に決まってるやん。ああ、もうめんどくさいな・・・


「では、その方が?聖闘士であると?」


「分かりません。ヴェラ嬢。例えば、幼少の頃に誰かに貰ったプレゼントがある日突然、国宝と言われ貴女が無き王国の王女様と言われたらどう思いますか?今の僕はそんな状態です。プレゼントをくれた方が王女様なのか、または関係者か分かるはずがありません。」


この説明で納得してもらいたいな。俺も頭回ってないから伝わるか難しいとこやけど・・・あかんかったら、ノワールの出番やね、レピさんにお願いしますか。


「なるほど、ちなみにですがシンガ様のお師匠様とは会えますか?」


そうなるよね?さて、どうするかな?・・・・せや!これで行こう。領地も助かるわ。


「ヴェラ嬢。僕のお願いを聞いて頂けるなら、師匠に会える様に取り計らいます。まず、僕の事を様呼びはやめてください。この場での話の報告は任せますが、師匠の所在は分からない事にしてください。どうですか?」


ヴェラ嬢がうなづいてようやく長い食事とティータイムが終わった。もちろん、授業はとっくに終わり教室には誰もいなかった。さて、色々と準備しますかね。




食事会から数日が経ったある日。王都のはずれにある奴隷商人の店に一人の男が訪ねてくる、マントの背中には業の文字が切られた紋章が入っていて、閉店ギリギリの時間で店内に他の客の姿は見えない。店員に案内状を渡して店内に案内される。


「こちらでお待ちください。」


店員に案内された部屋で、椅子に腰かけず壁を背に立ったままでいると店長と思われる人物が奴隷を連れて入ってくる。


「おや?店員が案内時に椅子を勧めませんでしたか?これは失礼を。」


いかにも商人らしい狸の獣人が頭を下げる。


「気にするな。俺の癖でね、人前で座るのに抵抗があるんだ。名前はノワールよろしくな。」


フードから現れる金髪と碧眼の少年に対し店長も自己紹介をする。


「こちらこそ、店主を務めておりますゼンザと申します。今後ともよろしくお願いいたします。」


挨拶も終わり早速、奴隷の紹介が始まる。今回はいくつか条件を付けている、いや、今後もその条件で購入を考えている。


「先ずメイド・執事業務の適正がある者達です。次に部屋に呼びます者たちが冒険者や騎士の適正がある者たちになります。」


左から3人は鬼種族の者で、後の3人はバンパイヤ種族になっている。ゼンザの話によると魔人種がメイド・執事を務めている事が一般的で。冒険者や騎士などは獣人種が一般的になっている。ちなみに、食事の好み等が違うので伯爵クラスで無ければ色んな種族を雇うのはお勧めしないらしい。基本は、魔人種1獣人種2になるとの事だ。


「では、鬼種族を買おう。もちろん3人ともだ。」


俺の言葉に3人の表情が一瞬絶望に歪むのが見えた。ああ、行き先を聞いているのか。それは、説明の手間が省けて楽だ。次に部屋に入って来たのは犬と牛と虎の獣人種3人だけだった。


「ゼンザ、3人しかいないがどうなってる?」


10名程の購入予定が足りていない事にゼンザに質問をする。


「いえいえ、この3名はいわばリーダーでして、彼らの元に家族や部下で数名いるのです。」


ゼンザの説明に頷き、3人を見比べる。


「犬種族を買おう。」


こちらも、告げると辛そうな表情を見せる。取り合えず購入が決まり契約となるが4名に話す事があると部屋に残ってもらいゼンザも立ち合いの元で話をする。


「聞いていると思うがお前たちはこれからムートン男爵領にて働いてもらう。奴隷である以上、雇用について文句は言えないがお前たちの本当の雇い主は変わり者でね。まず、契約者はムートン男爵家次男のカインになる。」


俺の言葉に4人が動揺するのが分かる。本来は当主が契約者になるのが常識で長男でも珍しいのに次男ともなれば、家の乗っ取りが疑われても仕方がない。自分達は犯罪に手を貸すのかと想像して顔が青ざめて行くのが見える。


「ノワール様。残念ながら、今回の取引は無効とさせて頂きたく。」


ゼンザの言葉ももっともだ店の信用にかかわるからな。


「勘違いするな。当主は王都にて滞在して領地に居ない。嫡男はあの穢れだ。いつ野垂れ死ぬか分からん。これを見ろ、当主と長男、そして、当主の奥方のサインがある。万が一があってもお前達に責任はない。」


今日の為に、準備その1です。父親に奴隷購入の件を伝えて、エリリ義母さんにも伝えます。もちろん、父親からは無駄遣いやなんだと文句の嵐、エリリ義母さんからは気を使わないでと遠慮の嵐。まず、エリリ義母さんの体調とカインの事、さらに老夫婦の事で説得して。その後、エリリ義母さんから父親にめっちゃ困ってると話してもらい奴隷購入を承諾。俺だと奴隷購入が出来ないからと嘘ついて、カインに契約者にさせる事を納得させて一筆貰いました。いや~数日で済んで良かった。


書類を見せると全員が落ち着きを取り戻したので次に雇用内容が書かれた書類を見せる。


「ノワール様。この契約内容は本当ですか?・・・ありえません。彼らでもこれほどの好条件とは。」


ゼンザが驚くのも無理はない、4人の状況でこの雇用条件はない。今後も奴隷を購入する際に付けたもう一つの条件。・・・・黒死病感染者である事。ただし、ステージ2までだが。そんな彼らを最初に好条件で雇用する事に意味がある。そう、前世であった出来事。 〈 隗より始めよ 〉 と言っても黒死病感染者限定で考えれば好条件であって健康な者ならこの倍は軽く条件が変わる。最初に、感染者でも好条件と知れば奴隷だけでなく、他の感染者も領内に呼べるかも・・・な事を考えていたりする。取り合えず、人口が増えない事にはね。後は、奴隷商人のネットワークに期待したいね。


「細かい取り決めはまた、シンガって言うガキが明日以降に来る。その時に領地への手配等も確認してくれ。じゃ、俺は帰る」


取りあえず、奴隷の購入は出来た。次は・・・


「ノワール様。少しお時間を頂けますか?実は貴方にお会いしたいとお待ちの方がおります。」


ゼンザが奴隷達を部屋から出して声をかけて来た。奴隷達と入れ替わりにヴェラがルナリスを伴い部屋に入って来る。


「ゼンザ。悪いが俺はもっと大人の女が良いんだ。ガキに興味無い。それとも、お前さん奴隷になりたいのか?」


「はじめまして、案内状は役に立ちましたか?後、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」


ノワールの問いかけを無視してヴェラが名を問う。


「ち、案内状の礼は穢れのガキに聞け。お前の名前に興味がないので名乗る気は無い。悪いが、帰るのでそこを退いてくれ。」


「では、お互いに名乗らないでいましょう。知り合いより、手紙を預かっておりますの。どうぞ、お受け取りください。」


苛立ちながらも出された手紙を受け取り中身を確認する。ゼンザはすでに部屋から出ており、3人だけになる。


「ち、あのガキ。はぁ~で?何の用だ?それと、後ろの女。次、殺気を飛ばしたら切り捨てるからな。」


「申し訳ございません。彼女には私から言い含めますので、お許し下さい。」


ノワールの態度にルナリスが一瞬殺気を飛ばすのを咎められるとヴェラが頭を下げる。


「ガキの手紙にあった、お前さんの話しってなんだ?ああ、手短にな。」


「ありがとうございます。では、手短に。貴方は聖闘士ですか?」


一瞬の沈黙の後


「わはははは!いやいや、お前さんバカだろ?ヴォルフ。」


キン!と音が鳴り火花と血が空を舞う。ダークスネークの尻尾がルナリスの刃を止め、ノワールの剣がルナリスの腕を切り落とした。


「ルナリス!?大丈夫?」


「お嬢様。問題ありません。勝手をお許し下さい。(あの紋章は・・カルメネールの嘆き⁈)」


切り落とした腕が蝙蝠に変わり、ルナリスの腕へと戻って行く。


おふぅ~焦った、いつもより感覚が鋭いから思わず反応してしもた。・・・ルナリスお姉様、腕を切ってすいません。


「ち、この体は感覚がずれるな。おい、次は首と心臓だ。」


「申し訳ございません。私がバカなのは承知しております。是非ともお答えください。」


頭を下げるヴェラの姿を見つめていたが。


「ち、俺は聖闘士じゃねえよ。これで良いか?じゃな、二度と会うことはねえよ。」


「実は、お酒をお持ちしております。何でも貴方がお好きなお酒と聞いております。是非ともお受け取りください。」


部屋の出口に向かうノワールにヴェラが声を掛け、酒瓶を見せる。


「ち、ガキの入れ知恵か。分かったもう1つだけだ。」


「では、なぜ、シンガに力添えをなさるのです?」


「ち、全能神ゼリウスが嫌いだから。じゃ、穢れ・・・」

「ノワール・ド・カルメネールの名前をご存知ですか?」


ヴェラとノアールの話に珍しく、ルナリスが口を挟んでくる。何事かとヴェラがルナリスとノワールを交互に見る


「ち、俺が、ノワール。ノワール・ド・カルメネールだ。それがどうした?別に、良く聞く名前だろ?」


ノワール・ド・カルメネールの名前は別に珍しい名前では無いし名乗るヤツも多い。そう、この世界で偽名と言えばの代名詞だ。ジョン・スミス的なやつです。


「確かに、偽名で良く聞く名前です。でも、貴方のマントの背中にある紋章は、・・・それは、カルメネールの嘆き。全能神ゼリウスへの反逆の証。名前だけでなく、紋章も嘘だと言われますか?」


え!?そうなの?知らんかった。え~マジで?いや、何かほらカッコいいかな~って思ってしたんやけど・・・レピさんも教えてくれよなぁ。


「ち、俺は、型から入るタイプでね。マントの紋章も拘っただけだ。別に良い・・」

「アステリスの名前を聞いた事はありませんか?」


ルナリスから重ねての質問にノワールが一瞬、考える素振りを見せる。


「ち、そんな女は知らん。じゃ、穢れのガキによろしくな。」


吐き捨てる様に答えたノワールが部屋を出ていく後ろ姿を見つめ考え込むルナリスとそれを見つめるヴェラが暫く部屋に立ち尽くしていた。


ちなみに俺はその後、寮の門限を破っているので隠れて帰ってからレピにやらかしを教えてもらい、頭を抱える事になった。


次の日、重い体を引きずって学校に向かう。ノワールへの変身はキャンディー1つで大人になったり子供になったりする少女と違い、レピさんの毒で変身する。もちろん、めちゃくちゃ身体に悪いしごっそい負担もかかる。あの黒耀が朝食食べない位に心配してめちゃくちゃ優しかった。・・・俺は死ぬかも知れない。


学校に着くと、担任から特別賓客室に行く様に言われて黒耀と向かう。教室から出る時にカザル君からめちゃくちゃ睨まれたが無視をする。


「シンガ、おはよう。あら?体調が悪そうね。大丈夫かしら?」


「ヴェラ嬢。おはようございます。たまに、頭痛がひどい時があるのです。どうぞ、気になさらないで下さい。」


俺の顔色を見て心配してくれているが本当の事は言えないので適当に誤魔化しておく。先日と同じくテーブルに着き、モーニングティーを頂く。それから奴隷商人の店での出来事を聞く。


「・・と言うわけで、シンガのお師匠様。ノワール様からお話は余り聞けませんでしたわ。ルナリスもあの後から少し様子が変ですの」


確かに、今日のルナリスお姉様は様子がおかしい。悩み事があるみたいだ。多分、俺がやらかした件だよね・・・はぁ~


「お会いした、ノワール様はその、少々癖があると言いますか・・個性的と言いますか・・好戦的と言いますか・・」


ごめんやで、ノワールのモデルは前世の職場の先輩なのよね。ちっち先輩と呼ばれてた機嫌悪なったら取りあえず舌打ちする人やったのよね・・嫌われた方が今後の付き合いも無いかな~って思ったのに・・・


「シンガ様。お師匠様のノワール様は・・・本物のノワール・ド・カルメネールと思われます。シンガ様も呪いで歳を取られないと言っておられましたよね。」


あ~ルナリスお姉様。確かにその事は、先日の食事中に話した内容ですね。そんな設定にしたよね。


「実は該当する呪いがありますわ。キセラフィロの呪いです。」


ヴェラ嬢が心当たりがあるみたいです。マジですか・・・


「ヴェラ嬢。キセラフィロの呪いは歳を取らない呪いなのですか?」


「正確には、何の呪いかわかっていないのです。つまり、呪いの中で可能性があるのが、キセラフィロの呪いなのです。」


なるほどね。・・・ルナリスお姉様も頷いてますな。


「シンガも知ってる通り、カルメネール家で唯一、名前以外詳細がわからない人物なのですから、シンガのお師匠様も本物のノワール・ド・カルメネールとは思えなかったのですが・・・ルナリスの話を聞いてみるとその可能性が高いと思います。」


そうなんだよね。俺が偽名に使おうと思ったのも詳細が分からないってのが理由の1つだけどね。後、普通は偽名って何か悪いイメージあるけど、この人めちゃくちゃ人気のある人です。


人気理由


1 カルメネール家が悲劇の家系である事。(悲劇の一族って判官贔屓的な要素があるよね)

2 名前以外詳細がわからない人物。(ちなみに、劇なども作られてます。)

3 スズカに次いで敵対種族を倒してる事。(天人族四天王の1人を倒してる)

4 スズカの恋人だと思われる事。(スズカの居る町や村に目撃情報が多いから)


以上の事からめちゃくちゃ人気があります。ちなみに、エリリ義母さんも俺が引く程に好きな人です。と言うより、偽名を使って町や村で食料品を購入するかもっと言ったら、この名をぜひ使いなさいとめちゃくちゃ血走った目で言われました。あれです、ゲームやネットネームに好きなキャラ名付ける感じがあってると思う。マントの紋章も何故か命を削る勢いで徹夜で仕上げてました。


さてさて、俺のやらかしでノワールが本物ではないかと勘違いされてしまった理由。俺の家庭環境が影響しているのは言い訳にしかならない・・・はぁ~


「ノワール様のとの質問で聞きました名前アステリス。バンパイア種族において普通にある名前です。ある理由から私の祖母がカルメネール家に仕えていた時に名乗っていた名前です。問題は、この名前を知っているからではありません。」


俺の内心を他所に、ルナリスお姉様の話は続く。あの時ノワールとして俺はこう答えた。


     「ち、そんな女は知らん。じゃ、穢れのガキによろしくな。」


「問題は、名前を聞いて、女は知らないと答えた事です。なぜなら、祖母のカルメネール家に仕えていた事は資料も失われ一族以外知りません。アステリスは誰もが知ってる、バンパイヤ種族では一般的な・・・・・・男の名前です。女性が名乗る事はありません。つまり、祖母本人に会った事のある人物。ノワール・ド・カルメネール本人としか思えないのです。」


俺は改めて、自分の容姿のせいで、2種族が領内から居ない事で起こった間違いに内心で大きなため息を付いた。


アンチョビです。


8話をお届けします。楽しんでいただけたら嬉しく思います。


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