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この世界の神様事情

「...あれ?」


 私がキラダンテと共に外に出てみるとまずいつも身近に感じていたあの存在の気配が全くないことに気がつきました。


「ねぇダンテ。この世界に()()っているの?」


 私の質問に彼は意味が分からないとでも言うように答えてくれます。


「神様? なんだそりゃ? 王様ならいるけど神様なんて存在ないぞ」


 神様を知らない世界...とでも言えばいいのでしょうか? 巫女にとってこれは一大事です。


「ダンテ! 悪いですけど今すぐにあの木を信仰しましょう!」


「なんだよ信仰って...」


 意味不明だとでも言うような彼に私は熱弁します。


「巫女にとって神力を全く感じられないのは流石にNGがすぎます! なので私と貴方だけでもあの木に何か神聖な力があると思い込むのです!」


「神聖な力...ねぇ」


 少し小馬鹿にしつつも彼は祈りを捧げてくれました。


 すると...!


「ぽよん...」


 と木の中から何か球体のような小さなモンスターが出てきました。


「魔物か!?」


 と構えるダンテに私は言いました。


「いいえ、アレは木の神様ですよ」


 私の言葉にダンテは苦笑いを浮かべるのでした。


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