表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/158

ロリコン疑惑 4

自分のステータスを確認する


名前 ダブリン

種族 人間

性別 男

年齢 8

ジョブ 捕食者4(魔物を捕食する者)、進化者5→6(魔石によって進化する者)

筋力 B++→A-

耐久 C++→B--

俊敏 B--→B-

魔力 C++→B-

抵抗 D→D+


固有スキル スキルドレイン(接触時) 魔石進化(魔石吸収時) 魔力ドレイン(接触時)


武器系

大剣術4、剣術3、短剣術2、棍棒術2、斧術1、槍術1、暗器術1、盾術1、投擲2、強打1、強襲1

格闘・身体系

格闘1、喧嘩1、噛み付き1、跳躍2、突進1、逃げ足1、蹴り1、踏みつけ1、頭突き1→2

能力上昇系

怪力4→5、剛力3→4、敏捷3、身体強化2→3、皮膚硬化2→3、頑丈1→2、聴覚強化2、夜目1、俊足2、長駆1、穴掘り1

隠蔽系

隠密1、隠蔽1、目くらまし1、騙し討ち1、裏切り1、詐欺1、誘拐1

探査系

気配察知3、魔力探知1

魔法系

風魔法5→6、音魔法4、土魔法3、火魔法3、水魔法2、闇魔法2→3、魔力回復1

支援系

気力譲渡1

召喚系

ゼネラルアーマー召喚、ゼネラルソード召喚、眷属召喚1、オーク召喚1

支配系

統率1、眷属強化1、仲間呼び1

精神制御系

マインドブロック1、警戒1、威圧1、脅し1

調剤系

操毒1、毒薬調合1

その他

鑑定1、無敵1、悪食4、異常耐性1、成長加速1、床上手1

魔物スキル(使えない)

飛行1、羽刃1、嘴攻撃1、鉤爪1、狼爪斬1、遠吠え1、雄叫び1、繁殖力1


称号 

ゴブリンの捕食者

(ゴブリンに対しての攻撃が防御無視になる。ゴブリンからの攻撃はダメージが半減する)

将軍(眷属を統べる)


まず、進化者が5→6になっていた。これ、進化者の熟練度が上がるとどうなるんだろうな?ハイヒューマンとかにでもなるんだろうか?

次は、各パラメーターだ。筋力と魔力が、それぞれ2段階もアップしており、残りは1段階のアップだ。

パラメーターのアップも凄いが、今回驚いたのは、音魔法4だ。音魔法というのは初めて聞いたが、いきなり熟練度4で手に入った。音魔法を鑑定すると、風魔法と組み合わせて使うようだ。音を媒介するのは空気だから、その理屈は納得できる。その風魔法もアップしている。上手く使えば範囲攻撃として使えそうな魔法だ。その他に闇魔法もアップしている。そして、もう一つ、怪力やら頭突きやら、魔物が力任せに暴れる為のようなスキルが軒並みアップしているのも今回の進化の特徴だ。

いずれにしても、今回、魔石を食った効果は顕著で、俺自身が上位種の魔物になったといってもいいぐらいに強化された。

その場で、ゼネラルアーマーを召喚する。今度も体形に合わせてフィットしてくれた。ホントに弁理だなこのアーマー。最初の頃に、手に入れていて良かった。続けてゼネラルソードを召喚して抜身のまま手に持つ。

この世界では、街の中でも夜にはほぼ真っ暗になる。ただ、衛兵の詰め所や飲み屋や宿屋が、明かりの魔道具を入り口に掲げているくらいだ。ましてやスラムともなれば、何処を見ても明かりはない。月や星の光だけが唯一の明かりで、月の出ていないこの時間、夜目スキルのない人間は出歩けない。だから、俺がこんな物騒な格好で歩いていても、誰にも出くわさないし、見られることもない。

ギャングのボスの家は、オーリアにダヤンから聞き出してもらっている。この土地を知らない者が聞いたら、何処か分からないが、俺には場所が分かった。その場所に向かって歩き出す。


新しい魔法の音魔法の熟練度4で使える魔法に、サイレントというのがあった。文字通り、無音状態を創る魔法だ。範囲魔法であり、この魔法の範囲に入ると音が無くなる。音が聞こえなくなるのではなく、音が無くなるのだ。効果は俺を中心に半径7~8メートル位だろうか。音が無くなった世界というのは、戦闘時に置いて、大きな効果を発揮するはずだ。何故なら、戦いのときには、人は5感を最大限に活用している。

背後で誰かが動く気配、この気配を何で感じているかというと、俺は音だと思う。何故なら、地球で道を歩いているときに、後ろから来る車を音で察知していたからだ。あるとき、後ろから来る車にまったく気が付かない時があった。それが、EVカーだった。エンジン音がなかったから気が付かなかったのだ。

人間が動く時にも、足元で音を立てている。摩擦というものがあり、摩擦の力を借りて動く以上、まったく無音で動ける人間などいない筈だ。普通では聞こえなくても、微かな音は立てている。そして、武芸の達人は、その微かな音で背後の動きを感知していると俺は思っている。そこまでの達人ではなくても、戦いに慣れているほど、音の無い状態は面食らうだろう。


ギャングのボスの建物に辿り着いた。ボスの家だけあって、入り口の横に明かりの魔道具が灯っている。そしてドアの横には樽が一つ置いてあり、そこに見張りが腰掛けている。

俺は、そいつから見えない角度で近づきエアカッターで喉を切る。同時に俺はダッシュして、そいつが声を上げる前に、サイレントの範囲に入れてしまう。

男は一瞬、声を上げるように口を開いたが、その口からは何の音も漏れなかった。それどころか、そいつが倒れる音も、樽が転がる音も、魔法でかき消された。

俺はそのまま扉の正面に立ち、ゼネラルソードで2回切りつけた。またもや無音のまま、扉が崩れ落ちる。

音がしなかったので、入り口のフロアに居た用心棒達も、扉が崩れたことに気づかなかった。

俺は無造作に扉の残骸を踏み越えて建物の中に入りながらエアカッターを乱射する。

ギャングたちは驚いて、何かを叫ぼうとするが声が出ない。いや、声が消されていることに気が付かない。何が起きているか分からないうちに、用心棒達は倒れた。そのフロアに居たギャングは3人。気配察知では、奥の部屋に10人、2階にも7~8人いる。

俺はフロアの奴らに止めをさしてからオークを召喚すると、直ぐに奥の部屋のドアを切り崩して、中にエアーカッターを乱射する。俺が踏み込んだことで、部屋全体がサイレントの範囲に入ったので、ここで起きたことは、2階の連中には感づかれなかった。

しかし、遅かれ早かれ血の臭いで感づかれるので、急いでフロアに取って返し、アレックスを従えて階段を駆け上がる。

一番手前の部屋には3人いる。すぐにドアを切り崩して、エアカッターを乱射しつつ、俺だけ部屋に飛び込んで、唖然としている奴らを斬り殺した。アレックスは廊下の見張りに残してある。

そして、その隣の部屋には2人いた。この部屋の奴らも、気付かれる前に殺したが、さすがに音はしなくても、振動が伝わったのだろう、残りの2つの部屋から男たちが飛び出してきて、アレックスを見て驚いている。だが、その時にはアレックスが斧を振るっており、先頭の1人を首を刎ね飛ばしてた。俺が部屋から出た時は、ギャングの生き残りは2人だけ。その1人がアレックスの斧を剣で受け止めているところだった。

俺が部屋が出て来たので、ギャングたちは気が逸れて、俺をチラッと見た隙に、その男はアレックスに首を刎ねられた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ