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狂槍戦士アウロラ

目の前のベッドに、全身やけどで療養中のアウロラが横たわっている。

「そろそろ包帯をとるときだが、その前に確認するぞ。お前たちの部族では、一騎打ちに負けた方は、奴隷になるらしいな。お前は、一騎打ちに負けたんだ。俺の奴隷になれ」

「くっ、卑怯な手を使いやがって。部族の正式な作法に則っていない一騎打ちなど無効だ」

「そういうのを、往生際が悪いと言うんだぞ。お前は負けて、今は、囚われの身だ。それも、俺が生かしておきたいから、生かされているだけだ」

「くっ、卑怯者め」

「攻めてきたのは、そっちだろう。卑怯なのは、そっちの筈だが」

「くっ。お前は、私に勝ったというが、私にどうやって勝ったのだ。剣の腕は、ロクになかったくせに」

「魔法だよ。火の魔法で燃やしたんだ。自分が燃えたことは覚えているだろう。火を消すために、地面を転がっていたの忘れたわけじゃないだろう」

「くっ。魔法使いか。戦士と思って油断した」

「そろそろ、負けを認めろ」

「戦士じゃなく、卑怯な魔法使いに負けたなら仕方がない。負けを認めてやる」

「魔法使いだが、卑怯者じゃないぞ」

「男なら、魔法なんか使わずに、剣で戦え」

「お前はバカか?魔法で戦えるのに、何故、わざわざ剣で戦わねばならない」

「だから、それが卑怯だというんだ」

「負け惜しみのための屁理屈だ。大人しく負けを認めて、奴隷になれ」

「くっ、仕方がない。負けを認めてやる」

「奴隷の方は?」

「くっ、奴隷になってやる。有難く思え」

アウロラがそう言ったとき、アウロラの体が一瞬光ったように見えた。


アウロラのステータスが見ることが出来るようになっていた。

「よし、これでお前は俺の眷属になった」

「眷属?眷属ってなんだ?」

「ちょっと待て」

と言って、アウロラのステータスを確認する。


名前 アウロラ・ベツレム

種族 人間

性別 女

年齢 26

ジョブ 狂槍戦士

筋力 A++

耐久 B+

俊敏 A+

魔力 E-

抵抗 E+

固有スキル 狂槍撃破、狂槍刺突、狂槍乱舞、狂槍無敵

スキル 剣術28、短剣術22、槍術43、投槍38、弓術25、飛斬13、蹴り25、踏みつけ21、頭突き29、後ろ回し蹴り18、空中回転15、怪力28、剛力22、身体強化25、俊敏22、縮地26、瞬動12、鎧袖一触18、気配察知28、無敵12、統率18.精神統一11、天賦の才2、闇魔法1

称号 族長

状態 ダブリンの眷属

 

『こいつめちゃくちゃ強い。それにしても狂槍戦士なんていうジョブがあるんだな。固有スキルも多いし、どれも強そうだ。しかし、しっかり俺の眷属になっている。奴隷じゃないんだな。むしろ良かったかもしれない』


「お前は、狂槍戦士なんだな」

「な、何故、それを知っている?」

「さっき、お前が奴隷になることを承諾したときから、お前のことは何でも分かるようになったんだ。それが奴隷ということだ」

「な、何でも分かるのか?」とアウロラは赤い顔をする。いやらしい方向に、勘違いしているらしい。ということは、こいつにはそういう願望があるのかもしれない。

俺は、ブーツを脱いでベッドに上がって、アウロラの腹の上に座った。

「お前は、今から俺のものになるんだ」

と言いながら、体に巻かれた包帯を剝ぎ取っていく。その間、アウロラは、大人しくしていた。どうやら、諦めたらしい・

とうとう、上半身の包帯が全て剥がれて、鍛えられた上半身が現れた。

「やけどはもう治ったはずだ。痛みはあるか?」

「いや、痛みはない」

俺は、アウロラの頬に手を添わせて、

「この顔も焼けただれていたが、すっかり綺麗になっている。どうだ、嬉しいか?」

「くっ、焼いたのは、お前だろう」

「前より、綺麗な肌になっているぞ」

「前なんて知らないくせに」

俺は手の裏側で、アウロラの頬を撫で、

「しかし、美人だな」と正直な感想が口をついた。

「口説いているのか?」とアウロラは俺を睨む。

「そうだ。俺は、お前の心が欲しい」

「こんな格好で言うことか」

「そう、つんけんするな」

「・・・・・」

俺を睨んでいるはずの目に、情欲が混じり始めている。

「俺に組み敷かれて、興奮しているな」

「ば、馬鹿を言うな。私は怒っているだけだ」

と憎まれ口を叩いている間に、アウロラに被さってその口を、キスで塞ぐ。

アウロラは最初は抵抗したが、すぐに積極的に応えて来た。

「うんっ、うんっ、うんっ」と、アウロラの方から舌を絡ませて、俺を求めて来た。アウロラは、暫くの間、夢中で俺の口を吸っていた。

アウロラの大きな胸が、2人の身体の間で押し潰されている。

アウロラが俺に興奮しているのは、たぶん俺の眷属になった効果だろう。

下半身の包帯も剥ぎ取って、美しいお尻と脚も露わになった。

「悔しいが、お前のことが欲しくてたまらん。私の初めてを、お前が食え」

どうやら俺は、アウロラの男になることを認められたようだ。

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