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なまけもの異世界物語  作者: マヨネーズ男爵二世
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第1話なまけてぇなぁ


唐突だが自己紹介をしよう

私の名は『怠者 武将』、日本の田舎とも都会とも言えないところ、歩いて数分のところにドラックストアとコンビニがめちゃめちゃある古いアパートの二階の角部屋に住んでいるいわゆるきたねえおっさんだ


年齢は、まあ成人済みだ

身長は?体重は?血圧は高いのか?低いのか?仕事はしているのか?

そもそもお前は誰なんだ?


そういう声が聞こえてきそうだが、まあ言わなくてもいいだろう?せっかくの休みなんだ、ゴロゴロしながら趣味の粘土いじりをさせておくれ


こう見えて色々作れるんだ、犬だって、猫だって、まあ下手だけど


とまあ、こんな風に普通にだらだらしながら趣味を楽しんでいたところに…まぁあれだ


【お約束】ってやつかな、私は死んだ…死因は突然アパートに振って来た隕石だ

頭にでっけえたんこぶを作って、私は死んだようだ、せめて普通に死にたかったが、貴重な体験ができたものだ


『起きろ…起きるのだ…えっと、なまけもの?ブショウ?なんて読むんだこれ』


 なまもの『ああ、なまものって読むんですよ、武将は武将ですね』


『ん~なるほど…名前雑だね?』


なまもの『思っても言わんで欲しいなぁ』


なんだろうねぇ、変なところに来てしまった…宇宙みたいなのが見える空間とでも言うのかな?

…あ、なんかギラギラな星ある、ダイヤモンドで出来た星、名前は知らん、忘れた


なまもの『で、誰だい君は、全身ドライアイスみたいにもあもあしてるけど』ボリボリ…


神『おぅおぅ、ケツをかくでない、私は神だ。お前に間違えて隕石を落とした者だ』


なまもの『なるほどぉ、人殺しですな』


神『人聞きが悪いなぁ』


なまもの『実際そうですからなあ、釈迦さんよぉ』


神『釈迦じゃないよぉ私は、とまあ脱線してしまったが本題に入ろうか』


と言いつつ、このドライアイス男、通称神は話し始めたんだ


死んだついでに、なんか異世界に行ってくれってね


なまもの『いいよ、暇だし、条件あるけど』


神『おぉ、バカ正直に言ってみるもんだなぁ、で、条件って?』


なまもの『なんか丸っこくてかっこいい鎧でもくれ、重量感があるつお~ぉいやつ』


神『いいよそのぐらい、他には?』


なまもの『話がわかるyesキリストだこった』


神『yesじゃあないよ、イエスね』


なまもの『なんか…こう、色んなのと仲良くなれるようにしてくれ、ついでに運も盛りに盛ってほしい、私ってほら、なまいから』


神『変なところで略すねえ…まあいいさ、好かれやすさは十分あるから運を盛ってやるよ…君、運悪いし…さて、他には』


なまもの『やっぱり悪いのか、隕石に当たるし…よし次は、なんかあんまり殺伐とした異世界にいきたくねえなってね』


神『安心しろ、ほのぼの系だ、あと全員日本語喋るぞ』


なまもの『なんて都合のいい…じゃあ次は…困った、他に要望することが思いつかんな』


神『二つしか聞いてないぞ?運と鎧しか』


なまもの『…あぁそうだ、異世界だし、なんか特殊な力でも貰おうか』


神『おーそういうのだよそういうの、待ってたんだよそういうの、何がいいよ』


なまもの『物を無限にしまえる、ドラクエの主人公とかが持ってる特殊なやつと』


神『収納か』


なまもの『なんか、欲しいものが出てくるやつ』


神『雑だねぇ要望が…まあ創造神の創造パワーでも付けといてやるよ』


なまもの『やったぁ、これで田楽食い放題だ』ニチャア…


神『創造神の力で作るもんかい?田楽…まあいいか』


なまもの『最後に、身体をうんと強くしてくれ、さいきょーむてき…みたいな』


神『あーもうアホみたいに強くしとくわ、もういいな?』


なまもの『おう…あ、待った、なんかあんたからサービスで色々付けといてくれよ』


神『あいわかった、じゃあそこの扉から異世界にいっといれ』


なまもの『おうわかった、まあたまには顔出すさ、じゃ』


と言いつつ私は、コンビニの自動ドアみたいなのを通って、異世界に向かった…


そして出たのは草原のど真ん中


怠者(なまもの)目の前には、なんかやけにデカいカバンと、イイ感じのデザインの鎧だった…

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