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詩って何だろう②

 さて、前回の続きなのです。サブタイトルにあるように、詩について語ろうかと思うのです。

 それで、どの辺から語ろうかと思うに、私の初期作品をここで、紹介しようかな。ペンネームが「むらさき毒きのこ」だった時代の詩ですね。



『立冬・夢幻・浮遊・宵の口』(むらさき毒きのこ)

輪廻について

**

三日月ゆれて 見えるのは

涙、滲んだ わけじゃあない

命燃やして 生きるため

心を、尽くして


最愛の人 まだ

夢幻の 海で

一緒に星を 眺めては

側にいたいだけ


冬の風、に 晒されても

冷めぬ心は 酒のせい

酔いの星は いつまでも

光を みせたい


まだ見ぬ人 いつか

無限の 罪と

この世の果て 超えゆく

夢で 会いましょう

**

求めても得られないからこそ、空を見上げるのかもしれない。

星は幻想。

月もまた然り。


泥の中を這いずり回る自分自身を持て余しながらも、

さあ、来いと引っ張る私は、何者。

**

「小説家になろう」ユーザー企画 冬の詩企画 「冬の詩集」掲載作。

(ネット上に無かったため、本を見て文字を写しました)



 えーっと、上記の「冬の詩集」とは何ぞや、という話ですよね、たぶん。説明しましょう。

 冬の詩集とは、志茂塚ゆり編集長を始めとする、小説家になろうのユーザー43名・106作品からなる、詩集なのですよ。「冬の詩企画」というタグが付いているので、良かったら検索してみてください。


 いきなり何でこの詩集の話をするのかというと、この企画への参加が私にとっての、詩を書く事の原点だからなのです。

 ちなみに、志茂塚編集長が詩集を印刷できるようにして下さったので、私はこうして本を作ったのですよ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 私はこの方法で、本を六冊作ったのです。初めの一冊は自分に(そんなに綺麗な仕上がりではなかった)。一冊は、志茂塚編集長に(ペンネームに因んで百合の柄)。あと四冊は、詩集のメンバーの中で、特に交流のあった方に直接手渡したり、郵送したりしました。


 なんですかね。懐かしくて、何書いたらいいのか分かんなくなってきたんですが……もう見る事が出来ない作品というかユーザーというか、そんな方たちの作品も、本を開けばそこにいるんですよね。


 小説家になろうのユーザーの方でも、そうでない方でも、もしもですよ。もしも、名も無き物書き……書籍化した作家では無いという意味での……の作品で、ほんとうに愛着がある作品があったら、冊子にしておくのも、いいのかもしれないですね。もちろん、自分が読むためだけに、ですよ。


 なぜかというと、WEB作家の作品、いつまでもそこにあるとは限らないんですよね。ほんとうに。

 ちょっと、詩の話から脱線しちゃったんですが、詩の話はさらに、次回に続くのです。

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i434807
― 新着の感想 ―
[良い点] 冬の詩集ではお世話になりました。 頂いた和紙の本は大切にしております。 あの企画のことをこうして思い出していただけるのはとても嬉しいです。 >もう見る事が出来ない作品というかユーザーとい…
[良い点] 小説だけじゃなくて、ブログやすべてのWEB情報は、たった5年後でも残っているのかわからないですものね。 書籍化を目指す人たちは、きっと形に残したいと思っているのかもしれません。本になれば…
[良い点] >なぜかというと、WEB作家の作品、いつまでもそこにあるとは限らないんですよね。ほんとうに。 本当ですね。 自分はそうして、ネットで交流していた、恩を受けた大好きな方も、大好きな作品をい…
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