作者の品性
今私の机の右手には、昨日書いた小説の、印刷したものが置かれているのです。六回くらい全消しして直したんだけど、直せば直すほど面白く無くなっていく気がして、放ってあるのです。
さて、サブタイトルにある「作者の品性」について、問うてみようと思うのです。
まず、品性という言葉の意味について、確認しておこうと思うのです。「あ、恥知らずで下劣な作者の佐々木が己を棚に上げて何か言ってる! ミュートじゃ足らないからブロックだ! いや、反論を活動報告に書いて、泣かしてやる!」とかいう声が聞こえてきそうですが、気にしていては何も書けません。
ひん-せい【品性】
道徳的基準から見た、その人の性質。人格。
goo国語辞書より抜粋(2021/06/30閲覧)
辞書を見て、おや、と思ったんですが、道徳的規準から見た、というのが何だか引っ掛かりました。
そもそも道徳とは何なのか。そしてそれは、万人が共有している基準なのか。ある人から見れば品性下劣な人間であっても、別の人から見たら善人であるかもしれない。そんな事、ないだろうか。いや、あるだろう。現にそういう事は、あると言えるのではないか。
という事で、私が思う「品性」について、語ろうかと思うのです。何で私が語るのかというと、ここで語る事ができるのは私しかいないからです。隣に娘がいたら、娘にも語らせるのですが。そして、サブタイトルに書かれているとおり、作者の品性について、思うところを述べようかと思うのです。
それでは始めます。
私が「こりゃあ品性下劣なり」と思う物書きは、以下のとおりです。
・エッセイで、でたらめな数字を書いている。例えば、日本の人口は現在4000人です、とかエッセイに書いている物書きがいたら、誰得なんだよその嘘は、と思います。ホラーとかSFなら、全然問題ないと思いますが。
・エッセイでデマを書く。例えば、新型コロナウイルスのワクチンの中身は多摩川の水だよ、とかそういうの。何が楽しいのこの人、と思います。
・伏字とか当て字とかを使って誤魔化しつつ、他の物書きの悪口を書いている作者。「ああ、あの人の事だ」と分かったあと、何書いてんねんお前、と思います。
・新人いじめをやる物書き。見たらふつうに腹が立つ。
上品だなあー、と思う物書きについては以下のとおり。
・自身の作風・創作スタイルに気を配っている人。
・間違いを指摘するのもされるのも、いつもだいたい冷静に行っている。
・トラブルの処理の仕方に無駄がない。
・偉そうにしているのを見たことが無い。
・無知な人に対し、ちゃんと教えてあげている。
ざっと挙げたらこんなもんかなあ。そういえば私、悪口というかネタにした事はありますね。エッセイとかで。なんかこう、悪口書かれたんだよねー、っていう感じで。思えば自分自身が、そんなに上品な作者ではないという。まあ、こんなボヤキを投稿している時点で、あんまり上品では無いという事は否めない。
次回は、ブログで戦争をやった時の話をしようかなあ。