言わざるが恋の華なり 共通1
その日はいつもと変わらなかった。
「よし、お風呂上がりのアイス!」
冷蔵庫のアイスがパパに食べられていたのも、よくあることだ。
「コンビニ行ってくる!」
アイスケースを眺めて一週間分のアイスを自室の冷蔵庫に
入れておく計画を練っていると、ほんの数刻ドクっとして鼓動がおかしい。
買い物を済ませ、外に出ると“この状況でよく買い物できたな”という声が聞こえた。
“来るのだ救世主よ”
「わああああー!」
一瞬女とも思ったが男のようにも聞こえ判別のつかない声がした。
目の前が眩い光に覆われて、意識が飛んでいく。
「……ここどこ?」
目を覚ますと教会の前にいて、周囲は絵本に出てくるようなレンガ作りの家ばかり。
“後は頼むぞ”
「待って! なんで私をここに!?」
“知らん”
全部丸投げして謎の声の主は消えてしまった。
「あの……」
後ろを向いたら、超美形の外人がいた。
「あ、すいません」
教会の入り口で立ち往生してたら邪魔だよなあ。
……って、私ったら順応しすぎじゃない?
「君は先ほど誰かと話していたようだね。
姿は見えなかったけれども、君は巫女か何かか?」
「救世主といって一般人をここに連れてきた謎のインチキマンです」
簡単に説説明したら、理解したのか“君がそうなんだな”と言われる。
「私は聖騎士のクリストフだ」
「あたしはレンカ、意味は通じないと思うけど感じで恋の歌って書くの」
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