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神殿巫女レッタ 共通1
巫女レッタは災害の予見される村から、神の依り代を別の神殿に移す旅をしている。
神様の姿を見たことはないが、見た先代の巫女ゼクシアは相当の美男だと評した。
「こんな雨の中では……」
突然どしゃ降りになる。近くのお屋敷で雨宿りをした。
依り代が濡れないように抱きしめ、じっと身を縮める。
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
「もうしわけありません……実は……」
レッタは家主に事情を説明する。
彼は公爵の息子で、ここは父親から譲り受けた別荘だという。
「泊まっていかれませんか?」




