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絶対神様との再会。勝てねぇ……

 ブクマが3000越えました!

 総合ポイント7000越えました!

 ほっんともう、ありがとうございます!

「久し振りだね。

 どうかな? この景色。秋バージョンなんだけど、気に入ってくれたかな?」


 ティアが期待と不安とが入り交じったような表情で聞いてくる。


 俺はその様子に、やっぱり絶対神らしくないよな、という感想を抱きつつ答える。


「ああ。とても綺麗だ」


 それを聞くと、ティアは本当に安心したような顔で、


「でしょう?」


 と笑った。


 うん、素晴らしく可愛いな。



「今日はなんで呼び出したんだ?」


 俺はとりあえず聞いてみる。


「んー、君に会いたかったから?」


 この絶対神ことアソーティア様は、悪戯な顔をして告げてくる。


 嘘つけ。


「本当は?」


「ほんとだよ? まあ、それだけじゃないんだけどね」


 む。どうやら本当にそうらしい。


 て、照れる。

 ティアはよくそんなことを何でもないように言えるな……



 うん? よく見てみれば、若干顔が赤くて、そわそわしているような……



「してないよ!? 本当に照れてなんかないからね!」


 必死になって言ってくる。逆に怪しい。

 俺は思わずジトーとした目で見てしまう。


「うぐ、そ、そんな目でみないでくれよ……


 わ、わかったよ! 実はちょっとだけ恥ずかしかった! これでいいかい?」


 ティアが、負けたとばかりに言ってくる。

 今は顔も真っ赤だ。


 前回はいいように弄ばれたからな。この小悪魔には。


 今回は積極的にいかせてもらう。

 あわよくば前回の仕返しにキスも狙っていく所存だ。



「ゆ、勇哉君、なんということを……」


 ティアが両手で口を隠し、戦慄の表情を浮かべている。


 というか、やっぱり心が読まれてるし。


 いや、それよりも……


「…………その隠した手の下は笑ってるだろ? というか、目が笑ってる」


「あっ、バレた?」


 ティアが口から手を離してコロコロ笑う。

 なんだか勝った気がしない。というか、未だにティアの手のひらの上にいる気分だ。


「そんなことないよ♪」


 今語尾に音符つけたろ!? 上機嫌さが伺えるぞ?



「さあ、そんなことよりも話の続きだよ」


 話の転換早いな! 


 というか、最初からずっと、さりげなく腕で胸を寄せたりとか髪を弄ったりして俺の反応を窺ってるんだが。

 何気ない攻撃をしてきてる。これが地味に効く。


「あはは。さっきから勇哉君はボクの胸に興味があるみたいで」


 今言うか!? アピール、というか攻撃してきてるのはそっちだろうに。


「ん~? そんなことした覚えはないかな~?」


 くそう! あっという間にティアのペースに持ってかれた!

 


「さて、それで話なんだけど、またあの家に行こうか」 


 ティアが指をならすと、前回と同じ……同じ? 家が出現した。


 家の壁とか屋根の色が前と違う気がする。


「秋にあわせた色合いだよ。綺麗でしょ?」


 ああ。確かに。


「それじゃあ、ようこそ。ボクの家に」


 





「粗茶だけど」


「あっ、これはまたご丁寧にどうも」


 ティアに淹れてもらったお茶を飲む。

 そういえば、このやり取りは前もしたような気がする。



「あれ? 前よりも美味しくなってる…?」


「おっ、わかってくれるかい?


 実は、前に勇哉君にご馳走したときからお茶にはまってね。色々練習したんだよ」


「へぇ。いい趣味だな」


「でしょう? ただ、飲んでくれる人ってそんなに居ないんだけどね。というか、勇哉君ぐらいのもんだね」


 こんなに美味しいのに、勿体無い。もっと色んな人に飲んでもらえばいいのに。

 いや、絶対神ってのはお茶飲み友達もいないのか?



「そ、そんな悲しくなるようなこと言わないでよ」


「まあ、でもティアのお茶を独り占め出来ると思えば、より美味く感じる」


「独り占めって……勇哉君こそ照れること言うね」


 そんなこと無いだろう。本心だしな。


 それからは二人でしばらくティータイム。他愛ないことを話したりした。






「さあ、一息ついたところで、本題。かなり真面目な話だよ。

 

 君のいる世界は今かなり不安定で、乱れてる。異分子も沢山混ざってきてるし、不穏な動きを見せる連中もいる。


 さあ、君はどうする?」



…………ティアが真剣な表情で問うてくる。

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