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女子組、何処に行く?

暴食の王(ベルゼビュート)

暴食を司る者(グラトニー・シン)に変更しました。


「喰らえぇぇ!!」かな? その話のアッシュの絶望を喰らうところを書き直しました。

 そんなに変わってないけどね?

ーsideウルー



 やっぱり。

 

 うん。この言葉に尽きますね。

 セレナもやはりマスターに惚れかかっているみたいです。

 さっきからの反応……、セレナも割りと分かりやすいですね。


 マスター…………グッジョブです。


 はい? マスターの恋人が増えるかもしれないのに、そんな呑気にしていていいのか? って? もちのろんですよ! 私はマスターのハーレムを推奨しているのですから。


 マスターを好きな人が増えることは喜ぶべきことですし。

 私もそのなかにいれたのなら、私にとっても姉妹が増えるようなものですからね。


 ですが! ですがですよ? 私はマスターのハーレムに変な人を入れる気はありません。 

 ええ。許しませんよ。厳しく審査します。正妻として!


 

 私はセレナを見てみます。


 うーん、セレナはセレナで私達のことを値踏みしているみたいですね。

 無理もないですが。


 私的にはセレナはいい子だと思うのですが。スキルの時に見ていた限りは。

  

 まあ、このまま様子見ですね。



「何処に行く?」


 ハルが皆に尋ねます。


「そうですね。私は服の生地を買いに行きたいですね」


 アリシアが自分の意見を言います。

 あっ、これはあれでしょうか?


「? 服の生地? なんでよ?」


 ハルがアリシアに聞きます。


「いえ、実はとある筋から、マスターが私に“着物”なるものを着て欲しがっているという情報を得まして」


 言うと、アリシアは私のことをチラッと見てきます。

 

…………確かに、マスターがアリシアは着物が似合いそうだ、と言っていたことを教えたことがありましたね。


 はい? マスターのことを勝手にアリシアに話しても良かったのか? ですか? いいに決まってますよ! 結果的にはマスターも喜ぶことになりますしね。


 他のメンバー(セレナ以外)も私を見て納得したようです。


「ああ……なるほど。

 というか、アンタ…アリシアさん、もご主人様のことが好きすぎない?」


 おぉ……、ハルもマスターのことをご主人様と呼ぶことに慣れてきたみたいですね。


「当然ですよ。私の命よりも大事で、私の人生で後にも先にも唯一の恋人ですからね」


「そ、そんなに…」


 アリシアが惚けていますね。  


 セレナは「そんなに好きなのですか……」と呟いてますね。

 なんとなくアリシアも恋人であることを察した上での発言でしょう。

 マスターの株が上がってますね。




………………計画通りィィ!!


 ふふ! アリシアに配下ネットワークでこっそりとマスターをべた褒めするように言って成功でした。

 取り合えずセレナのマスターへの好感度を上げておこう作戦。


 アリシアは今ものろけてますね。

 普段は仕事人というか、他人には全くもって無関心なアリシアですが、マスターに関する話の時はとても饒舌になります。

 そこもまた可愛いんですけどね。



「ーーーというわけで、着物を作ろうと思いまして」


「な、なるほどね。取り合えずアリシアさんのご主人様愛は十分伝わったわ」


 ハルの方にも被弾しているようです。


 ハルも実は素直ないい子ですからね。出来れば恋人に引っ張りこみたいところです。


「だったら、私が着物とやらを作ってもいいですよ? 

 私はもの作りは全般出来ますからね!

 ウルさん、作り方は知ってるです?」


 おや? エミリーちゃんが赤いツインテールを振りながら、私に聞いてきてきますね。


 ふふん。私を誰だと思っているのですか? 私はゴットスキル、知恵を司る者ですよ! あったり前です!


「勿論ですよ! 町に帰ったら教えてあげますね!」


「ありがとです!」



 そういえば着物作りに必要な道具なんかはスキルで代用出来るものがありますね。ほんとにスキルって便利。


 そうだ、代用出来ない物も忘れずに買わないとですね。


「エミリー、ウル様、ありがとうございます…」


 アリシアが律儀にも頭を下げます。


「気にしないで下さい!」


「大丈夫ですよ~」


 私達二人は気にするな、と言います。



 そうして私達は服屋を探します。生地を探すのだからまずは服屋ですね。


「エリザベスお姉様のお店に行きましょう!」


 ああ! そういえば、そんなお店がありましたね。アリシアはあのお店の女の人を気に入ってお姉様と呼んでましたし。


「ええ。いいですね! ではあのお店に行きましょー!」


 私達は目的地が決まったので、ぞろぞろと移動を始めます。




 ちなみに、私達の集団にナンパしようとしてきたり、邪な思いを抱いて近づいて来る男たちが度々出てきますが、サクラが縦横無尽に駆け巡り、撃退しています。



…………お疲れ様です。






 お店に着きました。相変わらずお洒落なお店です。



「たのもー!」


 どこかに突入するときは定番の言葉ですよね。

 世界の書庫からマスターの故郷について調べたら、そういう風習があるとわかりました。


「? ウルお姉ちゃん、何かたのむの……?」


 アリスがきょとん? っといた風に見上げてきます。


 だから、破壊力が凄いんですってば~。アリスちゃん可愛すぎ~。


「むー! く、くるしい」


 

…………はっ! 気付いたら抱きしめていたみたいです。

 アリス……恐ろしい子……!



「あら~? 私のお店の前で何を騒いでるのかしら~ん?」


 あっ、キャラの濃い美人さんが店の奥から出てきました。


「エリザベスお姉様! お久し振りです!」


「あらん? 貴女は……アリシアちゃんじゃないのよ!

 久し振りねん!」


 エリザベスさんがアリシアを抱き締めてます。

 む、胸が……

 す、すごい。


「今日はどうしたのかしらん? こんなにお友だちいっぱい連れて?

 見たところ皆良いお洋服着てるみたいだけど?」


 おや? このハイコボルト製の服の凄さにきづきましたか。


「ええ。お姉様、今日は生地が欲しくて…」


「生地を? なんでかしらん? このお店じゃ買えないのん?」


「それが、着物という……」


 アリシアからエリザベスさんに説明が続きます。



「なにそれ! 凄いわん! そんな服は思い付かなかったわ~。


…………決めたわ! 私もその町に移住するわ! その服の質といい、着物といい、私が携わりたくなっちゃっわん!」



…………はい? なんでそんな話に?


「え! 本当ですか! お姉様! 私からも主殿に移住することを頼んでみますね!」


「こうしちゃいられないわ! ちょっと! 私は支店を作りに行ってくるわ~!」


 エリザベスさんが店の奥に引っ込んで他の店員さんに怒濤の勢いで話しています。

 もう、素材の輸入先の話や、支店への物資の搬入などなど、細かく決めています。



 なんでこんなことに?


「私もそれ専門の人がいてくれると頼もしいです!」


 エミリーも乗り気だし。


「それじゃあ、帰るときには私のとこにも来てねん。ついてくから」


 何故か話が纏まってしまいました。

 どうやらエリザベスさんもマスターの町に住むみたいです。



「住むのならあの家に……、いえ、お店を出すのならあの場所が……、町の経済的には……」


 ソフィアは自分の世界に入っていますし。


 もう一度。なんでこーなった?

 着物の生地を探しに来ただけなのに。


 まあ、楽しそうだからいっか。


 

引き続き、誰sideの話が読みたーい、とかあったら気軽にどうぞ! もしかしたら、本当にもしかしたら採用するかもです。


どのキャラが好きとか言ってくれると、そのキャラの出番が増える可能性もなきにしもあらず。


面白いと思ってくれたらブクマ、評価をお願いします!

評価欄は最新話の下の方にありますので、気軽にどうぞ!

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