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ウルの人化編(?)の最後だな

ちくせう!なんで日曜日にも学校があるんだよっ!しかも夕方まで!

日曜日なんて一番読者様の多い日だろうに!


以上、ゆーくんの愚痴でした。てへっ



本編どうぞ!

「アリスちゃ~ん!」


 ガバチョ!


「んにゅ!?」


「ハル~!」


 ガバチョ!

  

「えっ!? ちょっ、なに!?ってか誰!?」


「エミリーちゃ~ん!」


 ガバチョ!


「!? ななな、なんなんですか!?」


「もふもふ~!」


 ガバチョ!


「えっ!?」


 ウルが手当たり次第に抱きつきまくっている。もはやハグ魔だ。

 今もハイコボルトの女性をもふもふしてる。

 俺は、ウルが町の皆に会いにいってみたいと言うので、その付き添いで一緒に町を巡っていた。


 にしても流石にスキンシップ多すぎだろ?いや、まあ、初めての身体と、人との触れ合いだからそうなっちゃうのもわからなくもないんだけど……。


 ただ、良かったのはハグを女性にしかしていないことか。

 男にもしてたら俺も流石に嫉妬するだろうし。


「おいおい。どんだけスキンシップしまくるんだよ」


 俺が呆れながら言うと、


「だって! 私が身体を手に入れたことを皆さんに報告しないと!」


 目をキラッキラさせながら言ってくる。


「いや、それはウルの配下ネットワークで一斉連絡すればよくね?」


 俺が一応言ってみる。まあ、ウルのことだから何かしら理由が……


「…………あっ」


 あっ、てなんだ? あっ、て。

 まさか思い付かなかったのか?


「いや、でも、それは、直接会うのとではまた、違います、し?」


 めっちゃしどろもどろになりながら弁明してくる。


…………まあ、一理あるか。


「ふーん、そうか?」


「そ、そうですよ!

 というわけで次行きましょー!」


 俺はそのままウルに引っ張られて町をまわった。





「まさか本当に町の住人全員に挨拶に行くとは……」


 俺が自室で机に突っ伏しながら言う。


「……すみません。やっぱり一斉連絡でもよかったかも……

 ただ、1度やりだした以上、後に引けなくなりました……」


「そうか……」

  

 知ってたけどさ。知ってたけど、その申告もちょっと早くても良かったろ……


「ですが、自分の目で見てみると全然違いますね。何もかもが新鮮でした。いつも見ていたものなのに」


「そりゃそうだろうよ」


 だけど、このウルの今の満足げな表示が見れたなら一日中付き合った甲斐があったかな。



「明日はアリスの修行を手伝ってやるかな。ウルも自分のレベル上げを兼ねてアリスの修行に付き合ってみたらどうだ?」


 俺はウルに明日の予定を確認する。


「んー、そうですね。そうしましょう。


 ソフィアには私の方から連絡しときます。明日は一日修行をするから、自分のことをやってていいよ、って」


「ああ、ありがとう。気が利くな」


 俺がウルに感心して言うと、


「当然です! 正妻ですからね!」


 ウルが胸を張ってドヤ顔で言ってくる。


 …………ドヤ顔しても可愛いなおい。

 美人ってのはどんな顔しても美人なのか?


 …………そういえば今生では俺も超絶イケメンだったけ……


 なら、俺もかっこつけてみるかな?


「フッ、それでもさ。ウル、ありがとう」


 出来るだけのキメ顔で言ってみる。



「……………………ぷっ。ふふふふ、あはははは! なにやってんですか! マスター、マスターがかっこつけても私には通じませんよ!

 というか、決め顔とか面白いですね!」



 …………笑うことないだろ……。

 というか、爆笑じゃないか。そりゃあ、キメ顔って決まらなかったら滑稽だろうけどさ。


 ウルとは気軽になんでも話せるからいいよな。友達みたいなノリでもいける。


「大丈夫ですよ! マスターがかっこいいのはちゃんと知ってますから!

 というか私は元々スキルなので、容姿にはこだわりません。

 私はマスターがマスターだから好きなんですよ?

 たとえ、マスターと同じ見た目の人でも、マスターじゃないのなら、全く何も感じません」


 きっぱりと宣言されてしまった。


 …………くそっ、なんだよ、嬉しすぎる。


「あ、ありがとう、なんだ、その、俺もウルの見た目だけが好きなわけじゃないからな?」


 駄目だ、目を合わせられない。いつもはちゃんと言えんのに。今だけは恥ずかしい。


「え~? そういうことはちゃんと目を見て言ってくださいよ~」


 ウルが抱きついてきて、頬っぺたをうりうり~、とつついてくる。

 

 ああ、もう!


「わかった! 言う! 言うからつつくのやめてくれ!

 …………あー、ウル、大好きだ」


 俺がなんとか、ウルの顔をちゃんと見て言うと、

 ウルは、ぼんっと音が聞こえそうな勢いで赤面した。

 自分が言えって言ったくせに。


「わ、私もマスターが大好きですよ!」


 ウルが顔を真っ赤に染めたまま言ってくる。




 そこからの流れはお察しの通りだな。


ポイントの伸びが落ちるに従って、ゆーくんのモチベーションも落ちている傾向にあります……

んー、やる気が起きない。

だけれども、待ってくれている読者様のためにも書かねば。

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