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怪獣戦争

異世界転生/転移部門日間ランキング6位になりましたよ!

総合の日間ランキング20位になりましたよ!

どうなってんですか!

二度見しましたよ!


レビューが二件付きました!書いてくださった方、ありがとうございます!



本編どうぞ!

「さあて、やるかね。」


 俺は小型の魔方陣を全て消す。

 この魔方陣群は竜のブレスを改良した対集団の技だ。

 殲滅には役立つ。

 

「だけど、お前は避けてくれたよな」


 この三つ首竜(ヒドラ)さんは。

 

 だからお前は俺の敵と認める。

 本気出す。


「バルザック!!

 野次馬の精神を操作してこれから俺がすることを記憶に残すな!


 お前の得意分野だろう?」


 呆然としていたバルザックに向けて俺は叫ぶ。


「…………はっ、はい!」


 今の今まで呆然としていたバルザックは、俺の声にビクッと反応したあとに慌ただしく動き出した。


 未だ固まっている冒険者達に楽々と魔法をかけていく。

 

 …………やっぱ羨ましいな。精神魔法。今度喰わせてもらいたい。



「さて、これで心置き無く竜化出来るな。


 お前らもよーく見とけ?」


 俺は奴隷四人にニコリと笑いかけると、彼等に俺の正体を見せることにした。



「竜化!!」


 体が光に包まれ、光が膨れ上がる。


 光が収まるとそこには、神々しい白銀のドラゴンが。



「「「「ド、ドラゴン!?」」」」


 かなり驚いている。

 願わくば、ちゃんと受け入れてくれよ?俺の新しい町民さん?




 俺が竜化すると三つ首竜(ヒドラ)が俺に対する警戒レベルを静かに引き上げた。

 同時に、俺との距離を大分とったし。コイツに出来る最適行動だな。


 フフフ。このヒドラは目の前の人間がドラゴンに変わっても慌てたりしない。強者の証拠だな。楽しみだよ。

 


「行くぞ!!」


 俺は竜化した自分と同等の体高を持つヘビのようなドラゴンを睨む。

 

 接近戦か、遠距離か。どっちで戦おうかな。



 ……………………遠距離だな。

 この俺の今のデカイ身体で格闘は厳しい。


 

「取り敢えずはこれを」


 俺は空に飛び上がり、両手に魔法を溜める。


 右手が水魔法と風魔法の合成。

 左手が火魔法と土魔法の合成。


「水の竜巻と燃ゆる岩」


 名前が思い付かん。組み合わせは無数にあるから全部に名前をつける気にはなれない。

 名前がそのまんま。

 だが、威力は折り紙つきだ。



「喰らえ!」


 滞空した状態で両手を振るう。

 二つの魔法が落ちていく。様子見だが、どう対処する?



「グオオオオ!」


 三つ首が口に魔力を溜めるのが見える。

 ブレスか!


 ブレスが三つとぶ。

 

 左の首のブレスが水の竜巻と拮抗する。

 右の首のブレスがその威力を全て使い燃ゆる岩を砕く。



 ……………真ん中の首のブレスが俺に向かってくる。


 っておお!?


『マスター! 危ないですよ!』


 ウルが魔法を発動することによって壁を出し、ブレスを防ぐ。

 知恵を司る者の魔法代行か。



『なに油断してんですか!』


 油断はしてない。うん。ちゃんと手札はあったさ。

 だが、使わずにすんだ。ありがとう。


『なら良いですが……』


 そうそう。それじゃあ次の技にいこう。

 というか次で終わらす。格の違いを見せてやるよ。このヘビさんめ。


 俺は一層高く飛び上がり、翼を広げてヒドラから太陽を隠す。



 ……………つまりは奴を俺の影で覆う。


影掴み(シャドウハング)


 ヒドラの足元の地面に写る影からいくつもの手が伸びてヘビを掴む。


 ヘビは抵抗するが中々抜け出せない。



「最後は大技でしめる。それが魅せる戦い方だよな」


 俺は口に魔力を溜める。魔方陣が三つ目の前に並ぶ、


 神化前はここが魔力を溜められる限界だったがまだまだ溜めれそうだ。


 俺はもっと溜める。魔方陣が五つに増える。

 そうするとそれらが一つに重なり、より複雑な模様になる。


 こんなもんか。

 さっきの小型版は効かなかったが今回も同じだとは思うなよ?



「白銀神竜のブレス!!」



 俺は一気に魔力を解放する。


 まるで、神罰の光のように天からヒドラへと極太の光が降り注ぐ。

 ヒドラのデカイ身体を全て光が覆い尽くした。





 ブレスが途切れると、そこには果ての見えない大穴が有るだけだった。



「ふむ。ウルさん、魔法の代行であの穴埋めといて?」


 俺は竜形態から竜人形態になるとゆっくり地面に降り立った。


 ウルの愚痴を聞きながら。






「俺が一番乗りか。

 俺の部下たちは………………」


 俺は部下達に目を向けるのだった。



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