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ウルと話してみたステータス編

もうちょい説明回&準備回が続きます!

『かしこまりました。まずは何が知りたいですか?』


 そうだなー、やっぱり俺はステータスが低くなっているから他のやつらより圧倒的に弱いんだろうか。

 なんたって100分の1だし。


「うーん、そうだな。比較対象が欲しいから、一般的な人族男性、大人のステータスを見せてくれ」


『かしこまりました。「知恵の天使」の内包されているスキル「世界(ワールド)書庫(レコード)」より検索します

…………出ました。こちらになります』



名前  ・種族  人族

性別  男


・レベル 10

・HP    100/100

・MP    10/10


・パワー    100

・スピード   100

・ディフェンス 100

・マジック   100

・マインド   100

・ラック    10


スキル


剣術などの武器スキルレベル1

生活魔法



『といった感じになります』


「そうか。うーん、そうだね。

 ……俺の本当のステータスって高くないか? 1/100されていてステータス10ってことは元々1000ってことだろう?」


『はい。それは幼いと言えど、ドラゴンであるからです。

 ドラゴンは子育ては基本的にしません。生まれたときからある程度高いステータスを持っていますから。それで、死んでしまったらその幼竜が見込みが無かったと見なされるのです。

 それにしてもマスターのステータスは高すぎる気がしますが。それは、それだけの才能に恵まれているということでしょう』


 おおぅ、ドラゴン界は案外シビアなのな。

 だが、納得した。薄々、生まれたての幼い竜を親が放置するものなのかと思ってたんだ。

 ドラゴンは赤ん坊でも、一人で生きていける位強かったんだな。



「よし。次は各ステータス値の説明にいってくれ」


『かしこまりました』



レベル・・・その生物の強さを数値化したもの。

 だが、この強さは案外曖昧である。例えば、レベル1のドラゴンとレベル30のゴブリンだったら高確率でドラゴンが勝つ。


 レベル1の才能に溢れたドラゴンとレベ30の才能のないドラゴンだったら才能に溢れたドラゴンが勝つこともある。


 レベルの上限は生物によって違う。



HP・・その生物の生命力を数値化したもの。0になると大抵死ぬ。

 また、HPが残っていても普通の人族が首を落とされたり、致命傷を負うと普通に死ぬ。



MP・・・その生物の魔法力を数値化したもの。

 魔法を使ったり、特別な技やスキルを使うと減る。

 0になると疲労で大抵気絶する。



パワー・・その生物の出しうる力を数値化したもの。

 これが高すぎるからといって日常に支障が出ることはない。

 


スピード・・・その生物の出しうる速度を数値化したもの。

これが高すぎるからといって日常に支障が出ることはない。

 


ディフェンス・・・その生物の防御力を数値化したもの。

 これは基本常時この数字である。



マジック・・・その生物の魔法に関する能力を数値化したもの。

 これは魔法の威力や魔法の抵抗力に関わる。



マインド・・・その生物の精神の強さを数値化したもの。

 これは普段の生活にも少し関わってくるが、低すぎるからといって、鬱になるということはない。



ラック・・・その生物の運を数値化したもの。 これは主に戦闘時に関わってくるが、日常でも少しは関係する? かも? しれない。



スキル・・・これはその生物のもつ特別な力のこと。魂に付属する。そのため、それが出来るからスキルとして現れるし、スキルがあるからそれが出来たりする。

 スキルには階級がある。階級は以下の通り。



ースキルー

 通常のスキルのこと。

とても強力なものから、むしろ弱体化するようなハズレまで様々。



ーユニークスキルー

 その生物しか持つもののいないとされるとても稀少なスキル。

 大抵のユニークスキルはとても強力。たまに、ネタのような“ハズレ”がある。



ーレジェンドスキルー


 まさに伝説のようなスキル。

 そのレジェンドスキルの種類によるが、大抵のレジェンドスキルの所有者は一騎当千の力を得る。

 また、所有者のほとんどは歴史に名を残すか、名を消されるとまで言われている。





『以上になりますが、その生物のもつ技術や知識、頭のよさはステータス外の能力になります。敵のステータスが低くても油断しないことです。

 まあ、大抵はそういったステータス外能力も、ずば抜けていたらスキルや称号として、発現されますが。

 さらに、スキルの階級ですが「知恵の天使」の権限では知れないこともあったため、この3つ以外にもあるものと予想されます』


「ほーん、なるほどなー。そーなってんのか。スキルに関してはなんとも言えんが、ウルが凄いということは分かったな。

 ……ところで、ウルさんよ、俺のマインドが???となっていた気がするのだが」


『……すみません。分かりませんでした。恐らく可能性を秘めし者が関わっているのではないでしょうか』


 あー、確かに何者にも干渉されないってあったな。世界(ワールド)書庫(レコード)とやらを持つウルでも分からないんだから相当だな。

 うん、まあ、悪いようにはならんだろ。次だ。


 さて、次は俺の持ってるスキルだな。

 あるのはウルさんこと「知恵の天使(ウル)」と「可能性の種(2)」か。

 

 「ウル、知恵の天使についての説明を頼む」



『はい。「知恵の天使(ウル)」は複数のスキルを内包していますよ。主なものは以下の通りです』




知恵の天使(ウル)


・並列存在

 

 ウルのこと。話し相手になってくれたり、スキル、魔法のサポートなど色々してくれる。

 もっと敬ってくれてもいいんですよ?



世界(ワールド)書庫(レコード)


 世界のあらゆる情報を知ることが出来る。

 ただし、知れないこともある。

 こらそこ、矛盾してるとか言わない!



・万物鑑定


 あらゆる者・物の情報を見れる。裏ステータスなど、万物鑑定か、より上位のスキルじゃないと見れないものもある。

 つまり万物鑑定でも見れないものもある。

 こらそこ、矛盾…………



・全言語理解


 異世界でも、言葉が通じる。文字が読める、書ける。

 その気になれば魔物や動物とでも話せる。

 なんてステキなスキル!





『主なものはこんなところでしょうか』



「…………ウルさんよ、ちょいちょい、はっちゃけた?」


『…………私だって人格を持ったのです。たまにはふざけてもみたいのです。ダメですか』


「ううん。良いと思うよ。ウルはウルだし。好きに生きてみなよ。俺も最後まで付き合うからさ。きっと楽しいよ」


『まっ、ますたぁ』



 ウルだって生まれたてみたいなもんだし、スキルとしての役目だとか、自分の感情とか色々もて余してたのかもな。

 俺も一心同体と言った以上、ちゃんとサポートしないとな。


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