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普通で異常な社畜のドラゴン転生記  作者: 狼猫 ゆ狐
三章・多種族国家都市フォーレン
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ガダンはやっぱ良いな

「よー、ガダン。

 様子を見に来たぞー?」


 俺はドワーフの鍛冶屋に入る。



「あ! ユーヤさん。今日も来たですか。

 お父さんですね。呼んでくるです!」


 また、エミリーがすてててーっと裏に引っ込んでいく。


 ふむ。やはり店を見渡すと上等な品が多いようだが、これでも数打ちの粗雑品なのか。すげぇな、ガダン。




「おー! ユーヤ! 来てくれたか!」


「ああ、様子を見に来たぞ?

 そうだ、途中で串焼き買ってきたぞ?

 ちゃんと飯食ってるか不安だったからな」


 そう言って俺は串焼きを数本ガダンとエミリーに渡す。


「おう! わりぃな!

 いやー、熱中しちまって飯食うの忘れてたわ!」


「わわっ、私もですか? ありがとうです!」


「別に気にするな。俺もさっき食ったが結構いける」


 いや、ほんと。串焼き一本、銅貨5枚だが、それ以上の価値がある。


『魔物のお肉のようですね。

 魔物は美味しいことが多いですからね』


 そうなのか!知らなかったな……

 喰らいつくす者で喰ってばっかだったから。



「おお、やっぱうめえな。

 ………………ごちそうさん!

 そうだ、ユーヤ、早速お前さんの剣を造るのに必要な素材があるんだが、頼めるか?

 かなり強い魔物だが」


「かまわないさ。

 ただ、その魔物が良いやつだったら断念するが。

 それに、俺は1日で冒険者ランクをEからAにした男だぞ?そうそう負けん」


「ガハハハ! やっぱ、お前さんは面白れえ!! 俺の目に狂いはなかったな!」

 

 ガダンが大笑いしている。

 エミリーは串焼きをはぐはぐ食べていたが、俺の話を聞いて目を丸くしている。


「おう! それでもいい!

 その魔物がお前さん的に良いやつだったら他の素材で代用する! もちろん質は落とさん!」


「ああ、やっぱりお前も面白いよ。俺の目に狂いはなかった」



 ガダンは俺の言葉に一瞬キョトンとしたあと、さっきよりも大きく笑いだす。


「そこまで言われちゃあ鍛冶師冥利に尽きるねぇ!

 任せろ! お前さんに最高の武器を造ってやる!


 それで素材だが、この紙に纏めた。中にはSランクの奴もいる。

 無理そうだったら、すぐに諦めて帰ってこいよ?」



「ああ、やってやるさ。

 それじゃあ、早速行ってくる」


 俺は紙を受け取り、店を出る。


 後ろから、今日すぐ行くのか!? という声が聞こえたが、


 その通りだ。


次回、ユーヤの戦闘シーンがあります!お楽しみに!


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