現状把握してみようか
どんどん1話辺りの文章量は増えていきますよー。
「…………いつまでも感動してはいられないな。さて、まずは現状把握だ」
この世界でこれから生きていく覚悟を決めた後、俺はそう呟き、周りを見わたしてみた。
周囲は木、木、木、それと俺が生まれた卵、木、木、木、木、木、。
卵は真っ白で楕円形でツルツルしていた。大きさは俺より少し大きい位。
えっ?俺の大きさが分からない?
んー、そうだな、俺の体長だが、比較対象が何mかハッキリとは分からんから言えないが、周りの木とかを見て判断すると大体普通の大人の膝までかな。
まあ、この森の木がめちゃくちゃでかい可能性もあるが。
ちなみに四足歩行だ。これがビックリ、違和感があんましないんだ。
そうそう、それと俺の見た目だが、色は白、いや銀か? そんな感じ。体型は西洋竜の子どもだな。丸っこい。
「うーん、見わたした感じ敵になりそうなものはいないし、安全か。なら、次にやることはっと」
俺はそう言った後、ファンタジーの定番である、あれを言ってみた。
「ステータス!」
……言っとくが俺は中二病的なあれではないぞ? だんじて違う!
……本当だよ?
とか誰にたいしてか分からない言い訳をしていると、目の前にウインドウが現れた。
ユーヤ ヤクモ ・種族 ベビードラゴン
性別 男
・レベル 1
・HP 100/100
・MP 100/100
・パワー 10
・スピード 10
・ディフェンス 10
・マジック 10
・マインド ???
・ラック 10
ユニークスキル
可能性の種(3)




