進化後の確認だ。それと人化も
ユーヤ ヤクモ ・種族 シルバードラゴン
性別 男
・レベル 1
・HP 10,000/10,000
・MP 10,000/10,000
・パワー 8000
・スピード 10000
・ディフェンス 8000
・マジック 7000
・マインド error
・ラック 500
レジェンドスキル
・知恵の天使
・喰らいつくす者
スキル
・人化
・飛翔
・竜のブレス
・轟爪
・威圧
・精神系全耐性
【称号】
・可能性を秘めし者・絶対神に興味を待たれし者・絶対神に名付けられし者・格上殺し・死と踊る者
「色々変わったな。考察すると……
ステータス値の方は良く伸びてるな。
パワーベアーは本当にパワー特化だったが、俺は全体的にバランスがいいし、スキルも多い。このまま伸びていってほしいな。
進化によってスキルが増えたのか、あの戦いのおかげで芽生えたのか…………
轟爪と威圧はあの熊から吸収したものだな。両方とも手に入れられたみたいだ。
飛翔や竜のブレスはシルバードラゴンへの進化での入手かな。
精神系全耐性はマインドerrorだろ。絶対。
称号2つはまんまだな。
ってとこか。どうだウル?」
『私の言いたいことがほぼ言われましたね。
私の存在意義が…………』
「うん? 存在意義ならあるぞ? ウルがいてくれたら俺が嬉しい。
さ、今度は具体的な説明よろしく!」
『…………』
「おーい? ウルさん?
なんか照れてる雰囲気は伝わってくるが、どうなってんだこれ?
ウル~?」
『…………はっ、なんだか軽くトリップしていたみたいですっ。
えー、説明ですね、はい。こちらです』
「シルバードラゴン」
通称銀竜と呼ばれる。
とても美しくとても稀少。
大昔にはその美しさに目が眩み、邪な気持ちを抱いた人族によって狩ろうとされたが、逆にその小国を滅ぼされたという逸話がある。
ウルさん的には本当にそれは銀竜で、しかもかなりの年月を生きている個体によってなされたのが有力とのこと。
「飛翔」
翔ぶことがとても上手くなる。
高い高度や、長距離を翔べ、翔ぶ際のスピード、アクロバティックな動きなどに補正がかかる、
ウルさん曰く、ドラゴンが最強足るゆえんの一つ。
「竜のブレス」
破壊力の高いブレスを出せる。ブレスには竜によっては属性や特性が付く。
ウルさん曰く、これと「飛翔」がドラゴンが最強足るゆえんの一つだそうだ。
「精神系全耐性」
精神に干渉されることや、自身の精神に対する負の出来事の耐性を得る。
精神的に強くなる。
【格上殺し】
自分より圧倒的な格上を他者の協力などなく、純粋に自分の力のみで倒した者が持つことがある称号
自分より格上と戦う際に自身の運が少し良くなる。
【死と踊る者】
生と死との間を綱渡りするような行為を何度も行って、それでも生き残った者が持つことがある称号。
その様はまるで死と共に踊っているかのよう。
若干ではあるが死ににくなる。
なお、ウルさんが言うにはこの2つの称号は手に入りにくく、その条件をこなしたとしても手に入らないことのほうがむしろ多いそうな。
「うん。良くわかった。
それじゃあ、ステータス確認はこれくらいにして本来の目的の川にいこうか。
思えば、色々あったもんだ」
『そ~ですね~。全くこっちはハラハラしっぱなしでしたよ』
「あははは」
そんなこんなでウルと喋りながら、すっかり大きくなった体を揺らして移動した。
「着いたな。中々綺麗な川じゃないか」
川に到着した。
とても綺麗な川だ。
まず俺は川を覗きこみ、自分の姿を確認してみた。
かっこいいな! おい!
体はメチャクチャ綺麗な白銀の鱗に覆われている。
顔は金色の瞳に、顔つきはドラゴンに言っていいのかはわからんが、凄い美形だ。ドラゴンの感性が少し混ざってるからか?
角が2本後ろ向きに頭の後ろの方、左右についてる。そのしたの方にそれよりは小さい角が1本ずつ、これまた後ろ向き。角自体は少しうねっている。
というか全体的にもの凄い美しいんだが。
さて、俺はやりたかったことがある。
それは人化だ!
見たところ、この川には危険な魔物はいないようだし。
ちなみに人化の説明は…………
「人化」
その生物がもし人族だったらという姿にその生物を変化させる。
MPの消費などはない。
その姿は言わば自分のもうひとつ姿になるので、自分で容姿を変えたりは出来ない。
慣れたら元の姿の特徴を人化した姿に影響させることも可能。
というものだ。やっと待望の人になれる! 珍しく俺のテンションがうなぎ登りだ!
「それじゃあ、早速………………人化!!」
体が淡い光に包まれたかと思えば視点が少し下がっていく。
自分の体が作り替えられていく。
「………………ふう、
まだ、何日も経っているわけでは無いのに、人の体が懐かしく感じるな」
そうして俺は自分の体を見てみた。
…………なんか裸なんですけど。
股には中々立派なものが……
『マスター!! 私は何も見ていませんよ!
マスターの姿を見る機能を切りましたからね!
人化するなら早めに言ってくださいよ!
私はマスター専用のスキルなので、マスターに合わせて人間的な思考なんですから!
それとドラゴン時に服を着ていないのだから当たり前です!』
おおう、悪いことをした。
よし、自分の姿を見てみよう。
な ん だ こ の イ ケ メ ン は!
サラサラで輝いてさえ見える白銀の髪が男にしては長めかなって位。
それに金色の瞳。少し鋭めだがキツすぎる印象は与えない。
顔の造形は神が造ったのかというほど整っていて美しい。普通に男と分かるが、美しいので女装しても違和感がなさそうだ。
体は所謂ところの細マッチョ。無駄をそぎおとした引き締まった体だ。
しかも、気にしていなかったが声も格好いいぞ!? これが噂に聞くイケボか!?
年齢は18歳位か。
もはや、神々しさすら出てる気が…………
…………いや、これは本当になにか……
【スキル「竜覇気」を獲得しました。】
なんだと? 竜覇気? これが神々しさの正体か? じゃあ……
おおっ! この覇気? を抑えるよう意識すると、神々しさがおさまってあり得ない位の超絶美形から普通の超美形までおさまったぞ!
あそこまでのオーラと美しさを日常的に振り撒いてたら生活さえ困難だろ。
さっきの状態で街とか行ったら俺のこと見たやつみんな入信しにくるんじゃないか?
今だと俺のことを見た人は振り替える位か。
うん、ここぞというときに使おう。どうやらら竜覇気は美しさや威圧感、それらの強さの調節とか、色々出来そうだし。
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