表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BRAVE HEARTS  作者: 刹那翼
第2章 花鳥風月
25/88

それぞれの夏休み〜鳳爽乃と雪ノ下椿〜 8/8

「お待たせしました!少し遅れちゃって申し訳ないです!」


 少し待ち合わせ時間に遅れてきたのは、純白のドレスのようなワンピースを身に纏っている雪ノ下椿。雪のように白い肌。真っ白な彼女は、女子の私が見てもとても女性らしく綺麗だと思う。私なんて、ダメージジーンズにパーカーという女子の欠片が残っているか否かの服装だ。


「大丈夫だよ。やっと日にちが合って良かったよー。ずっとここ来たかったんだぁ。喫茶『タイム』」


「そんなに有名なお店なんですか?私、そういうの疎くて……」


「知る人ぞ知る名店って感じかなぁ。カフェはコーヒーがメインだけど、喫茶店は軽食とかも出したりするからね。パフェとかが有名なんだって」


「へぇ、そうなんですか。メニュー見てもどれも美味しそうですね……決められません」


 雪ノ下ちゃんの言う通り、メニューを眺め続けるとますます悩んでしまう。


「そうだ、じゃあお互いのを分け合わない?」


「それ良いですね!じゃあ私はいちごパフェにします!」


「シンプルで良いね。じゃあ私はプリンパフェにしよう」


「わぁ、それも美味しそう!じゃあウェイターさん呼びますね。すみませーん……」


 ウェイターを呼ぼうとした途端、雪ノ下ちゃんの声が小さくなる。人見知りなのかな。


「すみませーん!注文良いですかー?」


「声小さくて、すみません……」


 雪ノ下ちゃんが顔を赤く染める。女子の私でも思う、可愛い。


「全然大丈夫だよ!気にしないで!」


「ご注文は如何なさいますか?」


 そう言っている間に、ウェイターが席に来ていた。清楚な黒のネクタイとベスト、パンツを身に纏った男性の人だった。声も低くて渋い感じ。


「いちごパフェとプリンパフェでお願いします」


「かしこまりました。どうぞ、ごゆるりと」


 ウェイターがぺこりとお辞儀した途端、ピロロンと私のデバイスが鳴る。どうやら電話だ。


「あ、出てくださいね」


『……冷姫だ。きっと雪ノ下ちゃんも関係あるから、ここで電話するね。スピーカーをおんにして、と。

 もしもし、冷姫』


『あぁ、鳳。突然悪いな。

 女子勢は今週中ならいつでも良い。高校に来てくれ。合宿を申し込んだ』


「え、どこと?」


『それは来てからのお楽しみだ。

 ところで、大空の連絡先知らないか?あと雪ノ下』


「雪ノ下ちゃんは今ここにいて、冷姫の話は聞いてもらってる。大空君は知らないな、ごめん」


『じゃあ、音坂先生に聞きに行くわ。雪ノ下と一緒ってことは、パフェ会だよな。楽しんで』


「んー、お疲れー」


「……合宿、ですか」


「夏休みに行いたいチームは3チームずつで合宿を行えるんだって。よく冷姫のネットワークで誘えたなぁ」


「楽しみです……!それにしても、冷姫さんと鳳ちゃんの会話って、円満夫婦みたいですよねっ!」


「そ、そんなんじゃなーい!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ