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始まりの街メイア


「街に行く前に師匠に貰ったままの短剣確認するか」

短剣のステータス表示を開いて。

白銀(しろがね)のナイフ】

ATK(攻撃力)41 耐久度39 所有者スカイドロップ

 ミスリル鉱と銀を妖精の泉の水で鍛えた業物。

 太陽の光に当たると耐久度が回復する。 

「めっちゃいいやんこれ!」

これ本当に貰ったままでいいんかなでも所有者私になっているしな〜まっ、いっか。

拳を上げて街に向かってゴー!

煌晴(こうはる)前衛お願いします」

森を進んでいく、すると5体の【ゴブリン】が襲ってきた。

「【ゴブリン】か!」

私が攻撃する前に煌晴(こうはる)がハルバートで【ゴブリン】を一掃した。

「流石、煌晴(こうはる)!」

どんどん進んでいく、使えそうな薬草や樹の実などを採取して【ゴブリン】や【コボルト】が襲って来るけど、打ち帰りジャ〜!でもドロップ品そんなにいいの無いんだけどな、トホホ…

「む、街が見えてきたな…煌晴(こうはる)騒がれるよね…」

煌晴(こうはる)がこちらを見ている。

煌晴(こうはる)戻れる?」

足元の影が波打ち影の中に消えて行った。

影法師の騎士(シャドー・ナイト)だから家は影なのかな?」

街の門まで来て、始まりの街メイアにはじめの一歩!

「おぉー、夏休みだからかな人がいっぱいだ。取り敢えずは紙とペンが入るなサブ職やりたいし」

大雑把な街のマップを見て文房具屋に向かってゴー!

メイアには武器屋や薬屋などの冒険のいつもお世話さまな店やサブ職に関係あるのかな?な店などが中道通りを挟んで並んでいる。文房具屋は中道通りの奥の入り組んだ方にあった。

店に入って見ると綺麗に陳列されている文房具に目がはいる。店にはそんなに人が入っていないようだ。

「どれにしようかな~」

迷っているけど説明文的には使えそうなのが無いんだよな…

店員さんに聞いて見ても何か違うくて、すると店長さんがでて来た。店長さんはなんか江戸っ子の職人みたいな人だ。

「お客さんかい、魔力関係の紙とペンを探して入るってつうのは」

「はい、魔法術式を書きたくて」

「なら、こっちついてきな」

『ジョブシナリオ【筆写師(ひっしゃし)へのの一歩】が開始されました。』

ジョブシナリオ、てことは筆写師(ひっしゃし)

店長さんの後ろを付いて行くと地下の作業場についた。

「オレはザード、嬢ちゃんは」

「スカイドロップです。スカイと呼んでください」

「スカイか…これを見ろ」

「これは?」

机にはコピー機みたいな物と片手で持てるサイズのインクいれがあった。

「こいつはオマエさんが探していただ」

2つを見てみると【紙製作機ゼロ型】と【筆写師のインク壺】と書いてある。

【紙製作機ゼロ型】

素材をいれ任意の紙が作れる。

【筆写師のインク壺】

素材をいれ任意のインクが作れる。

「素材を入れて創れる」

「そうだ、使い方は簡単だ【紙製作機ゼロ型】の上の部分を開けて素材これでいいか【リリーエの葉】【コボルトの毛皮】を入れ蓋を閉めたら、下の部分から紙が出てくる」

コピー機が印刷物を出すように作られた紙が出てきた。

【パピルス普通紙】

【紙製作機ゼロ型】で作られた紙。

「インク壺の方は壺に【樹液の樹液(じゅまのじゅえき)】を入れて【アスレズグマの爪】を入れて蓋をする。そしたら出来上がりだ」

【アスレのインク】

【筆写師のインク壺】で作られたインク。

色は青

ザードさんがお手本のようにインク壺に羽根ペンを入れ作った紙に線を書いた。

「すごい」

「これをやるよオマエさんに」

「良いんですか?」

「オレは小さい頃、冒険者のお人に助けて貰ってなオマエさんも冒険者だろう代わりにお礼させてくれや」

「ありがとうございます!でも半額でいいので料金払わして下さい」

「ハッハハーオマエさん良い子じゃねいか、じゃあ6000マニーだ!」

「じゃあ、はいお願いします」

「まいどあり!」

お金を払って【紙製作機ゼロ型】と【筆写師のインク壺】おまけで羽根ペンも手に入った。

ありがたいことに作業場を使ってもいいと言われたのでありがたく使い。【紙製作機ゼロ型】と【筆写師のインク壺】を使い【パピルス魔紙(まし)】と【リリーエのインク】が出来た。早速【パピルス魔紙(まし)】と【リリーエのインク】で爆発する術式を作って書いていく。

出来たのでガードさんに挨拶をしてから店を出た。

「ガードさんありがとうございます、また来ます。」

「おう、またいらっしゃいや」

「人が多いし次の街に行くか、確か地図屋で地図がいるんだよね」

地図屋に向かって歩いて行っているだけども何か変な所…道に迷ったなこれどうしよう人にも会わないしな。あっ、あんな所にお兄さんが居る。

「すいません、ちょっといいですか?」

「どうしましたか?」

お兄さんは金髪に碧眼をしていてまるで王子様みたいな容姿をしている。

「キャメロットに行きたくて地図屋を探して入るんですけど何処かわかりませんか?」

「キャメロットに行くんですか」

「どうかしましたか?」

「僕の地図をあげます。代わりにといったら何ですがキャメロットにお届け物をして頂けないでしょうか?」

『ユニークシナリオ【愛しい貴方へ贈り物を】を受注しますか』

私はyesのボタンを押した。

「わかりました。キャメロットまで大切にお届けします。何を届けるんですか?」

「手紙を届けて欲しいんだある人に…」

「手紙、お兄さんその手紙ありますか」

「すまないんだが、まだ書けていなくてね」

「それ、私が代筆しましょうか?私、筆写師なので」

「君、筆写師なのかい」

「はい!」

「ならお願いしようかな」

私達は街外れの庭園に来て居るそこで手紙を書いて欲しいそうだ。大切な人との思い出の場所なんだとか。

大切な人へとの事なので【ピンク薔薇のインク】と【薔薇な和紙】を作って手紙を書く。

宛名(あてな)はどうしますか?」

「エルザへからお願いします。」

「はい、わかりましたでは始めます」

「何も言わずに消えた事を謝らせて下さい、貴方に言えば止めるでしょうですから言えなかった。

今思えばココで貴方に会えたのは奇跡でした。

一目惚れでした。貴方を追いって行ってしまうと分かっていましたが貴方が辛い選択をして同じ想いをかいしてくれて私は知っています。

貴方と仲間達と冒険出来たのは私の中で今も消えない思い出です。

貴方に青薔薇を遺す私を恨んでください憎んでくださいそれで貴方の気持ちが少しでも軽くなるのなら私は喜んで憎まれます。

エルザ、私の来世までも貴方を愛しています。」

「これでいいですか」

書けた手紙を見せながら言う。

「はい、これでいいです。エルザへよろしくお願いします」

お兄さんはそう言い残して光の粒子となって消えっていった。お兄さんが座って居た椅子には地図と青い薔薇が残っている。

「えっ、お兄さんてまさか幽霊…」

手紙と薔薇を交互に見て、落ち着く。

「さ、キャメロットに行くかお兄さんの恋人さんに愛の告白を私に」

メイアの街の門を出て地図を見ながら進んで行く。

始まりの街メイア

初心者が最初に訪れる街と言うかチュートリアル終わりにはこの街に転送される。

街は【ストレリチア】が守っている。

トップはまだ居ない。

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