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一日5秒を私にください  作者: あおひ れい
一年365日を私にください

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大事なものが脅かされた時






翌朝、ネミルはギルとイーゾと共にジャバル国へ潜入する為に旅立った。



テオルドがネミルを信用して最低限の誓約にしようとするのを、ネミル本人が己の犯したことを常に念頭において行動したいからと、本来通りの誓約をしっかりと受けた。



玄関でネミルが皆に挨拶をしている時にユフィーラは昨夜から考えていた企みを実行に移す。


昨夜パミラとアビーに、頑張っても無理はするなという思いを込めてネミルへ女性陣からハグの激励をしてあげようと提案したのだ。


それに対してアビーは大賛成の意を示しながらパミラにも誘いをかけた。

ユフィーラはアビーもネミルの想いを知っているのかもしれないと思ったのだが、敢えてそのことを確認はしないでおいた。


パミラは「別に良いけどさ、若い青年がおばさんにハグされてもねぇ」と言っていたが、ユフィーラはネミルも自分を子供のようだと揶揄していたことを思い出す。


パミラは年なんて関係なく綺麗で慈愛の笑みが輝いているし、ネミルは最近は特に成長した感じに青年から男性になりつつある。

ユフィーラ個人的にはお似合いだと思っている。

でもそれはそっと胸にしまっておく。



まずは先陣切ってユフィーラが激励の言葉と共に軽くハグをしたのをネミルは驚きはしたが、ふわっと微笑んでくれた。そしてアビーのハグはユフィーラと違って美人なお姉様なので少し緊張したようだ。


最後にパミラが「まあおばさんにされてもって感じだろうけど、無茶せずに頑張ってこいって意味で」と言ってネミルの首に手を回してぎゅっとハグをした。


ネミルはカッチンと固まってしまい、両手はあわあわとしていたが、少しして意を決したように軽くパミラの腰に手を回して「激…励を、あ、りがと、うござい、ます」とちょっと、いやかなりしどろもどろに何とか答えていた。


それを男性陣はにやついたりやれやれという風に肩を竦めたり微笑ましく見ていたりしたので、もしかしたらもしかすると、もうこの精鋭達全員にバレているのではないかと思った。

でもここでもユフィーラはその思いをぐっと胸にしまっておくことにした。






翌週末の昼頃、リリアンが往診にユフィーラの元へ訪れた。



「そうか。ネミルという元魔術師団の彼は上手くやったんだな」

「はい!三人共無事に遠征を終え、今頃国王様に報告に行っているのではないかと思います。テオ様も同行すると言っていたので」

「そう言えば先日ハウザーに新しい医療技術の話をしに行った時に、ギルがもうすぐ戻るから一緒に行くようなことを言っていた。何でも国際問題に発展する可能性が高いのだと」



ユフィーラの部屋でアビーの淹れてくれた紅茶を飲みながらリリアンとネミル達の経過をざっとだけ話した。


ユフィーラも詳しい話を聞いたわけではない。テオルドからは今夜皆が揃ったところで報告するということだったので、ガダンも夕食を作る量を増やしておくと言っていた。



「私もまだ詳しい話はわかりませんが、国際問題までとなるならば相応のことをしてしまっていたのでしょうね」

「そうかもな。そこは国王やハウザー達がどうにかするだろう」



今回のことだけでなく、テオルドの遠征時の時もゲイルが関わっていたのならば、それは色々問題になってくるのだろう。



「さて、じゃあ問診から始めるよ。終わったら触診」

「はい。よろしくお願いします」



大きめのソファに二人が座り、リリアンがカルテを出しながら問診を始める。



「事前に聞いた話だと、最近ちょっと食欲がないということだけど」

「そうなんです。ご飯大好きな私には珍しいことで。ただ全くないと言うわけでなく、ちょっと濃厚な物よりもあっさりしている物の方が好むことが多かったり、甘い飲み物よりもさっぱり甘さ控えめなものが良かったり」



ユフィーラの話を聞きながらリリアンがさらさらと綺麗な所作で紙に書いていく。



「胃がもたれるような感じかな?」

「もたれる…食べ過ぎたような感じではなくて、何だか胃のあたりが何も食べていない時でもうっとくるというか。いつもの大好きなデザートが三個でなく一個で良いような気分になるんです」

「…三個も食べるのか」

「なので最近は全体の量も少し控えめにしているんです。万が一嘔吐なんてしたら勿体ないですからね!」



ユフィーラの食いっぷりにリリアンは若干引き気味だ。

女性だし慎ましやかにと思わなくもないのだが、ご飯大好きなユフィーラには難題であるし、医師のリリアンに対して虚偽の情報を言ってはならないとユフィーラは思っている。思いたい。要は食いっぷりを隠すことをしたくないのだ。



リリアンは顎に手を当てながら少し思案してユフィーラを見る。



「…確かユフィーラは月のものは定期的にあまりこないと言っていたね?」

「はい。先生に会う前まではちょっと環境がよろしくなかったので、いつも日程はばらばらでした…そう言えばここ最近はそこまでばらばらではなかったのですが、ちょっと体調がなぁと思い始めてからはまだ月のものはきてませんねぇ」

「…前回からどのくらいきていないのかな?」

「えーっと…三月近いかもしれないです。今回はちょっと長いですね。体調不良と関係しているのでしょうか」



指を折りながら何となくの日数を答えると、リリアンが更に考え込む仕草をしたので、ユフィーラは些か不安になった。



「リリィさん?もしかして私…何かちょっとあれな病とか…」



ユフィーラの不安そうな声が伝わったのか、リリアンが視線を合わせて微笑む。



「いや。病とかじゃないよ。というか、恐らくというか可能性の一つなんだけど、もしかした―――」



リリアンの表情から嘘は言っていないだろうことは何となくわかった。

しかも何故かちょっと嬉しそうな顔になったのを見てユフィーラが首を傾げた時であった。




ドゴォォォォォォン…!




屋敷が揺れる程の轟音。そして。




ガシャァァァァァァン…!




部屋の中にいても耳を塞いでしまうくらいの、けたたましい何かが割れるような音。



「な、何だ今の音は?地震か?」



リリアンが立ち上がり周囲を見渡す。その時微かに窓から何かの光が視界に入った。



「…いえ。もう揺れていない…外です!」



ユフィーラは走り窓から外を見て、その光景に目を見開いた。



「…亀裂?……皆の防壁魔術が…壊された?」



そう。まさに亀裂であった。

屋敷の門周辺に防壁魔術を破壊した跡と言うような粉々に四方八方に飛び散ったような、魔術の織がまるで大きな亀裂に見えたのだ。



門に近い馬房からダンが飛び出してきたと思ったら直ぐに構える姿が。


ダンが見据える先にユフィーラは目を向けた。




門の前にいた人物は。




「!」

「ユフィーラ!」



リリアンが呼ぶ声にも返事もせずユフィーラは部屋を飛び出した。





転げるように足を縺れさせながらも階下に降りて、何事かと玄関付近に集まった使用人の皆に叫んだ。



「あの男です!ジャバル国の!すぐにテオ様に連絡を!」



そう言ってそのまま玄関から出ようとするユフィーラにアビーが「!え、ちょっと待ってユフィーラ出ちゃ危ない!」と叫ぶ。



「防壁魔術が壊されました、すぐに修正を!皆さんにしかできません!ダンさんが馬房前で対峙しているんです!」



自分が行ったところで何もできないという思いは勿論あったが、ユフィーラにはテオルドから贈られた指輪と耳飾り、そして皆とお揃いのブレスレットがある。テオルドは怒るだろうがこんな時に使わずにいつ使うのだ。


ここで手を拱いて立ち竦むよりも、何か少しでも相手の弊害になるのなら。

何人かの使用人がユフィーラの名を叫ぶが、止まることなんてできなかった。



ここはユフィーラの大事な場所なのだ。




玄関から飛び出して一番に見えたのは何かの魔術を編むダンだ。


窓から見た時はすぐに飛び出してしまったが、防壁の亀裂は入ったが、周辺そのものはまだ何も壊されていない。



門の手前に佇むゲイルが何かを手に取り掲げるのは。



禍々しい赤色の魔石だ。

魔石が怪しく鈍色の毒々しい光りを放っていく。



その光が顕現したからか、しゃらんと揺れる耳飾りが小刻みに震えだした。


今までにないほどに。



(震えがこんなに…ダンさんが!)



その瞬間魔石から閃光が迸る。


同時にダンの手からも黄色と青色の光がその閃光に向かって飛ばされた。




ズガァァァァァァァァァン……!!!


ドゴォン!



爆音のすぐ後に、舞う砂煙と何かが激しくどこかにぶつかったような音が耳に入る。


砂煙に腕で目元を覆いながら進み、煙が引き始める先に見えたのは馬房の壁に叩きつけられて座り込んでいるダンだった。馬房の壁はダンの体周辺が激しく損壊していた。



「ダンさん!!」



側に駆け寄ったユフィーラの声に苦しそうに瞑っていたダンの目が僅かに開く。



「ぐっ!ゆ、ユフィーラ、ここに居るな…屋敷の中に逃げろ…!」

「そんなことできません!皆さんが今防壁の修正をしてくれているはずです」

「そ、うか。流石動きが早いな…」

「はい。すぐに新しい防壁魔術が――――」

「その前に私がもう一発放ったら屋敷全体が倒壊しそうだけどな」



そう言って門からゆっくりと歩いてきたのはゲイルだ。


街で会った時のような胡散臭い笑顔ではない。にやにやと愉悦に浸る嫌な嗤い方だ。これが本来の彼の姿なのだろう。にやつきながら「かなりの破壊音だったのに案外丈夫なんだね、魔術師って」と宣う。


きっとした目で振り向いたユフィーラにゲイルは「おお、怖い怖い」と小馬鹿にしたように肩を竦めた。



「何故ここがわかったのです」

「私は気配を消すことができるんだ」

「…魔石のおかげでしょう」

「おやおや。随分と物知りなお嬢さんだ」



まるで子供のような扱いをしてくるゲイルに特に思うことはないが、この人が王になったらジャバル国は間違いなくその代で終わるだろうことは容易に予想がつく。



「君はあの時さっさと馬で帰ってしまったが、あれからここに住む他の奴を待ち伏せて追ったんだよ。それでもここの近くになるとさっと姿が消えてしまうんだから君たちの防壁魔術は見事なものだよ。まあ、私の魔石には敵わなかったけどね」



ゲイルは手に持っている赤い魔石をころころと手の中で転がす。



「当然この中に普通には入れないから、ちょっと魔石を使って訪れてみたんだ」

「ここに来た理由は」

「君の潜んでいるその魔力を根刮ぎ欲しくてね。魔石の源係に任ぜよう。私の国獲りの為に貢献させてあげるよ」



愉悦に浸りながら言うゲイルは魔石を掲げる。



「しかもだよ?ガダンの大事な人なのかな、君は。あいつは国から逃げて楽しく生きているようだね、負け犬の癖に。更には魔術師副団長も居るって言うんだから驚きだよ。バレンとの戦で小賢しい真似をしてくれたんだからね。その二人が居て、君が居る。最高の状況じゃないか」



ゲイルはまるで役者のように両手を広げる。

要はガダンとテオルドへの報復、そして魔力源のユフィーラをというわけだ。

何とも身勝手な話であるが、こういう人物には何を言っても通用しない。



「さあ。今度は屋敷に向かって放つよ?そうされたくないなら大人しく私と来るんだ」



ユフィーラはゲイルの前にきたことに一瞬後悔した。


しかしユフィーラが隠れていたとして、もしかするとゲイルが魔石の攻撃をそこかしこに放っていた可能性もあったのだ。そう考えるとここに来たことはまだましだと思うことにする。


皆に心配はかけるだろうが。



馬房からは壁に激突した音と壊された馬房の壁、明らかに外がおかしいと感じ馬達が騒ぐ声と音が聞こえる。馬達の不穏な様子にダンが唸りながら体を立て直し、ぺっと血の滲んだ唾を吐き捨てる。



「ユフィーラ…この阿呆な王子の言う事なんて聞くなよ…ぐっ!」

「ダンさん!」

「まだ生意気な口を叩けるんだね。あれだけ壁に叩きつけられたら骨が粉々になっているだろうに」



ダンの左腕は体を支えようとしているのでまだ大丈夫なようだが、右腕がぶらんとして全く動く様子がない。



「ダンさん、腕が…」

「ああ…だが左足と左腕は大丈夫だ。魔石を使わないと何もできないオウジサマなんてこの程度だ」




ユフィーラはダンが誰かと揉めている所を見たことがない。

彼は基本争いを好まず使用人同士がちょっとした言い合いになった時など、いつも諌める側にいるのが殆どだ。


そんなダンが嫌味を含ませて言うということは、相手というよりも何より馬房を攻撃しようとしたことに激怒しているのだろう。



「おやおや。次期国王である私に対して無礼な言葉をかけた君にはもう一度これをあげようか。先程のはそこまでの威力ではなかったからね」



そう言ってゲイルは赤い魔石を再度掲げた。



「ユフィーラ、離れろ!」

「貴重な魔力源だからね、当てないようにするよ。でも君と先ほどから喧しい馬共は要らないね」



ゲイルの持った魔石が鈍く光り始め、とてつもなく嫌な波動があたりを蠢き始め、ダンと馬房に向かって放たれた。



「止めて!」



ユフィーラは外していた耳飾りを両手に持ってゲイルとダンの間に立ち、耳飾りを持った手を前に突き出した。



ギィィィィィン…!!!!!!



目の前が真っ赤な光と金色の光がぶつかりあって眩く光る。

耳飾りがとてつもなく熱くなったが、ユフィーラは離すものかと歯を食いしばる。


魔石の効力がユフィーラの持つ耳飾りに負けたということにゲイルが眉を寄せる。



「くっ…生意気な真似をするお嬢さんだ。魔石の魔力が勿体ないじゃないか…それにしても凄い効力の装飾品だね」



ゲイルが魔石を所持していることそのものが勿体ないとユフィーラは反射的に言い返したかったが、効力を発揮する為に思った以上に熱くなった耳飾りを落とさない方に気がいっていた。


ざっと歩く音がして光で細く薄めていた目を戻すと、ゆっくりとゲイルがユフィーラに向かって歩いてきた。



「前に会った時も思ったけど、女が生意気なのはよろしくない。傅いて頭を垂れて媚びれば多少は優しくしてあげるのになぁ」



以前テオルドを目の敵にしていた没落した元侯爵の息子も然りだが、こういう人間には何をどう言っても無駄なのだ。思考自体が根本的に違う相手とは相容れないことをユフィーラは身を以て知っている。


だから言い返しはしない。

だが眼差しは自由だ。



「…気に喰わないな、その目は。あの男の妹を思い出すじゃないか。しっかりと躾けてあげないとね」



ユフィーラはブレスレットと指輪に意識を集中させる。


強がりながらも怯えていると思われたのか鼻で笑ったゲイルだが、はっとユフィーラよりも遠くをみて、魔石を翳そうとした瞬間。




ゴォォォォォ!!!





ゲイルの周りに高らかな火柱が立ち昇った。



「ユフィーラ、無事か」



ユフィーラの肩を抱き自分の方に引き寄せたのはガダンだった。




「ガダンさん…!」

「旦那には連絡した。皆それぞれ動いている。―――ダン。動けるか?」



ガダンが言いながら回復薬と魔力薬を投げ、それを左腕で受け取ったダンが苦笑する。



「っ…ああ。何とか。結構な魔力で対抗してあのザマだ。魔石の威力が思った以上に大きい」

「…一体何人の魔力を吸い取ったんだかな」

「軽く三桁は超えているよ」



何故か火柱が一瞬で掻き消えた後、そんな答えが返ってきた。



「あ?何だと…」

「これは無効化にする魔石だよ。でもちょっと間に合わなくて火傷しちゃったじゃないか」



そう言ってゲイルが持ち上げた魔石は毒々しい真っ赤な魔石ではなく薄黒い緑色の親指サイズの魔石だ。



「元々は綺麗な緑色だったんだけど、黒ずんでしまっているだろう?これは一度しか無効化できないと言う欠点があるんだよ」

「ならお前が次の魔石を取り出す前にもう一度放てば、あの世に逝ってくれるのかね」

「おやおや。血を分けた兄弟になんて言い草なんだ」

「反吐が出ること言うな」

「おやおや。そんな態度が原因で妹が死ぬことになったんだぞ?」



その言葉にユフィーラの肩を掴んでいたガダンの手がぐっと力む。

本当に口だけは達者な男だ。

ユフィーラは力んだ手をそっと握って微笑んだ。



「戯言は放置してください。そうでないことはガダンさんが一番良くわかっているでしょう?」

「…ユフィーラ」

「そう言えばそのお嬢さんはお前の妹に雰囲気が似ているね。死なせないように努力して魔力をいただくことにするよ」



ゲイルが更に言葉で煽るのを、ユフィーラは敢えて顔も向けずにガダンを見ながら手を再度ぎゅっと握る。



「今夜も美味しいご飯食べましょうね。沢山お代わりしても苦笑い程度にしてくださいね。美味しいのがいけないのですから!」



やっぱり最後はこれなのかというユフィーラのガダンご飯大好きな言葉に、険しい表情だったガダンの眉がふっと下がって苦笑した。



「…そうだな。沢山食べてくれ。その姿を見るのが俺の楽しみだからな」



いつも語尾を伸ばすことが多いガダンだが、有事の時はどうやらそれが無くなるらしいと、場にそぐわない感想を抱いたユフィーラはにこっと微笑む。



「あれですね。私の頬が柔らかいのは沢山のご飯を詰め込む為にあるのですから、とくとご覧あれ!」

「ふはっ…そうだな」



この状況において自分は蚊帳の外へ追いやられ、更には食事の話をする二人に誰よりも苛立ったのはゲイルだった。



「…私を差し置いてくだらない話をするな!」

「やれやれ。…じゃあお前にも構ってやる、よ!」



そう言ってガダンはいつの間にか編んでいた紅蓮色の塊を放った。


炎龍の如く竜巻を纏うように凄い勢いでゲイルに襲いかかる。



しかし。



「っ何…!!!」



そう叫んだガダンがユフィーラを突き飛ばした。







不定期更新です。

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