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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第58話 討伐品の買取りに



転移75日目 ファイの村 出丸冒険者夜営地


セイヤは、朝起き出すと、ボックスの内から2頭の馬と馬車を出し、馬車に繋いだ。


馬車には、空間袋を掛けた後、リョカ達と朝食を取り、出発の準備をした。


出発の準備が出来た頃、冒険者のパーティー達が、ファイの村を出発していった。


増援されていた、騎士団の半数を残し、周りの討伐をお願いし、半数の騎士団と派遣されていた冒険者、討伐部隊として派遣されて来た、国外の冒険者達、派遣されていた薬士と、ギルドの買取り員も領都に戻るという事で、セイヤ達の馬車に同乗させ、一緒に戻る事になった。


大所帯での移動で、魔物の方も警戒し、遭遇もなかったのか、順調に進んでいった。


セイヤ達が、領都に着く頃には、夕方になり、冒険者ギルドに向かった。


解体場に来たセイヤは


「こんばんは。 主任さん、こないだのパーティーの買取り品を入れた箱は?」


「おっ!セイヤさんか。 ここに積み上げて有るぞ。」


セイヤは、箱を受け取ると、箱に付けてあるフォルダを変えていった。


「此が、今回の共同討伐分です。 こちらが、ファイの村からの買取り依頼分で、〖ムードの光〗・〖ムードの風〗・〖ファイの嵐〗の分は木切れに名前を入れてあります。」


「げっ!!! また、連日の徹夜か!」


「共同討伐分は、洞窟に行った者達と騎士団で、頭割りでお願いします。 ファイの村の分は、預かって届ける様に言われています。」


「共同討伐分は、こちらで確認して、皆に分配する。 ファイの村の分は此の木札、後の3パーティー分は、こちらの木札を渡しておいてくれ。 皆、今日から徹夜だ!!! また、大量の買取り依頼が入ったぞ!」


セイヤは、表に回りニコルを探した


「あっ、ニコルさん! よかった、今回の共同討伐分と、ファイの村の拠出分、〖ムードの光〗・〖ムードの風〗・〖ファイの嵐〗さんの買取り依頼分を解体場に出して来たので、手続きお願いします。」


「あっ! セイヤさん、お帰りなさい。 わかりました。 ギルドが責任を持って、共同討伐分の分配をします。 それから、前回のパーティーから、輸送費として、セイヤさん達への、代金を預かってます。」


「ありがとうございます。 それから、明日、共同討伐分の中の装備品、修理可能な物、修理不可な物の競売をして欲しいので、3の鐘より行いますと、各パーティー、冒険者達に連絡してください。 騎士団へは、僕が伝えます。 競売の売り上げは、共同討伐分に合わせて、分配お願いします。 それと、〖ムードの光〗さんというパーティーの買取り依頼分の木札を、渡してもらえませんか? 〖ムードの風〗と〖ファイの嵐〗の分は、宿で渡します、との伝言も。 僕は明日の競売を騎士団に伝えに。」


「わかりました、各パーティー、各冒険者の方に伝えます。」


セイヤは、前回のパーティーの輸送費として、7パーティー分の金貨14を受け取った。


セイヤは、リョカ達に〖精霊の泉亭〗での宿の確保をお願いし、騎士団の駐屯地に向かった。


「騎士団長さんか、姫騎士のクレア様に伝言をお願いします。『明日、3の鐘より、ギルドで共同討伐分の競売をする』と。」


「わかりました。 伝えておきます。」


セイヤは、伝言を頼むと、〖精霊の泉亭〗に向かった。


「セレスさん、ただいま! ごやっかいになります。」


「セイヤさん! お帰りなさい。 2部屋ですね。」


「幾泊になるか、わかりませんので、さしあたって2泊分、こちらにおきます。 馬車を裏に停めてあるので、そちらのお代は? 馬は、2頭でした。」


「馬車ですか。2頭なら、1晩銀貨1になります。」


「では、こちらに。」


「おっ!セイヤ、戻ったか。」


〖ムードの風〗のモール達と、〖ファイの嵐〗のピード達が、食堂に集まってきた。


「あっ、モールさんとピードさん。 こちらの木札で、買取り依頼の換金が出来ますが、査定に時間がかかりそうです。」


「だろうな。 量が多かったからな。」


「明日、3の鐘から、共同討伐での装備品の競売をお願いして来ました。 欲しい物は、そちらで競売して、売り上げも、共同討伐分の売り上げに加算され、分配されます。」


「競売か! なにか、良い物が出たかな?」


「〖レイドの悪魔〗戦に、良い物は先に分配しましたからねぇ。 補助武器や、防具の買い足しがなければ、うちが最後に引き取ろうと思ってます。 修理品や廃棄品も。 うちは、修理したら売れますから。」


「セイヤ達は、行商もしてるからなぁ。」


「廃棄品は、修理品の材料になりますからねぇ。」


セイヤ達が、話をしていると、リョカ達と〖ムードの光〗のメンバーが、食堂にやってきた。


「あっ! 〖ムードの光〗さん、ギルドに買取り依頼を出してますので、ギルドでニコルさんから、引き換えの木札をもらってください。 換金には、少し時間がかかるかと。 明日の3の鐘より、装備品の競売もあります。」


「セイヤ達も、この宿だったか! ありがとう。 ニコルさんだな! 明日、受け取るよ!」


セイヤは、〖ムードの光〗に、買取り依頼の報告をし、リョカ達と食事をしてから、部屋に戻った。


部屋に戻って、ボックス内に入ると、リョカ達が入ってきて


「あっ! 明日、競売があるので、3の鐘にギルドに行きます。 他のパーティーや、騎士団で買取りがなかった物は、うちで全て買取りして、行商で売る事にします。」


「セイヤさん、修理で、無理しないでくださいね。」


「売り物を、安く買い取れる時に、確保しておきたいので。 修理は、ゆっくりでも大丈夫ですからね。」



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