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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第4話 ファイの村への出発



夕方、食堂に降りて行くと、見かけ無い冒険者パーティーが戻っていて、食堂が賑やかになっていた。


「セレスさん、食事お願いします!」


セイヤは、セレスさんに声をかけて、食事をお願いし、新しいパーティーに声をかけてみた。


「こんばんは! 新しく冒険者を始めたセイヤです、この辺の討伐に出てる方達ですか?」


「はい! この辺で、商隊の護衛をしたり、ダンジョンや討伐をしてるパーティーです」


「メインは、討伐に出たり、ダンジョンに潜ったりしてるよ!」


「あなたは、一人なの?」


「まだ、始めたばかりですので、パーティー組む程強くなって無いですし…」


「一人の方が大変よ! パーティーは、助け合いをして、帰ってくるものだから。 麻痺だけでも、命取りになる魔物も居るからね」


「ありがとございます、パーティーを考えてみますね」


「そうだな! 余りこの辺では会わないが、ソロの麻痺は、命取りになりかねない、気を付ける事だ」


「やはり、この辺は、ゴブリン・ホーンラビット・グリーンウルフがメインですか?」


「この辺は、ゴブリン・ホーンラビット・グリーンウルフ・コボルトがメインだな! 森迄行けば、レベルが上がるうえに、オーク・グレーウルフ・ボブゴブリン・ボブコボルト等も出てくるし、毒持ちのスライム・毒持ちのジャイアントスネークも居る、ソロで森の中は薦めないな!」


『ノーナ、記録しておいて。』


『了解です。』


「ありがとございました、勉強になりました。」


やはり、ソロでの冒険は厳しいと感じたが、行商もするとなると、行商中のパーティーの仕事・利益の関係が出てくる。


一人でパーティーを抜け、行商する訳にもいかない。


転生者で、チート系のスキルが有るので、多少の無理は出来るとはいえ、無理をして死んでは意味が無い。


「セイヤさん、食事ね!」


「はい! ありがとございます!」


セレスさんの声に反応し、食事を持って席に戻る。


食事しながら、洞窟周辺での狩りを、如何に上手に殺るかの作戦を考えていく。


ソロなので、群れに会った時の対処も、魔法の組立も考えておかないといけなかった。


まだまだ、必要なスキルが沢山あるので、SPの使い方も考えていかないといけない。


武器スキルは、魔物に止めを刺す事で、取得を図る事にし、いらない装備等を精錬して出来た鉱物で、武器は自分で造れる様に練習していき、《鍛造》スキルの強化と、武器スキルの獲得・強化をしていく事にした。


群れに関しては、《土魔法》や、《闇魔法》で、動きを止め、各個撃破が現在出来る事だった。


《土魔法》での分断、向かってくる場所を狭くしたり、《闇魔法》での催眠、毒に依る攻撃、《水魔法》での窒息、強水圧での攻撃、魔法を使った範囲攻撃等が、出来そうな事だった。


SPの使い方として、《気配察知》・《隠密》・《聖魔法》・《火魔法》・《木魔法》等を覚えていきたいところである。


食事を終わり、食器をセレスさんに戻して、部屋に戻り、ボックス内の普通時間経過帯に入り、タライで体を綺麗にしてから、《鍛造》で、鉄串・鉄網を造り、以前作った竈門の様な物の上で、ホーンラビットの肉と、森で採取した茸・果物を挟んで、串焼きを作り、時間停止ボックスに入れていく。


《鍛造》で、コップの様な水入れを20程作り、準備しておいた。


コップは、時間停止ボックスの方に入れておき、使ったら、普通時間経過帯に入れて、洗ってから、時間停止ボックスに入れていく事にした。


砂糖・塩・胡椒を、小分け袋(大)3・各500g、小分け袋(小)5・各100gに、小分けして、準備しておいた。


売値は、砂糖・塩が、(大)銅貨57・(小)銅貨12、胡椒が、(大)銅貨113・(小)23と決めて販売する事にした。


残ったMPで、魔法の練習をして、MPが尽きる頃、ボックスを出た。


仕入帳を出し、調味料・水袋・小分け袋(大・小)の仕入値を、記入しておいた。


残金を確認すると、残金が、銀貨136・銅貨185・鉄貨198になった。


残金を確認してから、眠りについた。



◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇


転移5日目 〖精霊の泉亭〗


翌朝、早めに起きたセイヤは、部屋の整理をし、装備を身に付け、背負い袋を持って、階下に降りていった。


「おはようございます! セレスさん、ありがとございました」


「アッ! おはようございます! 早いですね こちらがお弁当です。」


「ありがとございます!」


「セイヤさん、また来て下さいね、ありがとございました。」


「また、よらせてもらいます! セレスさん、ありがとございました。」


元気に宿を出たセイヤは、冒険者ギルドに行き、掲示板で、ゴブリン・ホーンラビット・グリーンウルフ・コボルト・オーク・グレーウルフ・ボブゴブリン・ボブコボルト・ジャイアントスネークの、討伐部位の確認をした。


ゴブリン・コボルト・オーク・ボブゴブリン・ボブコボルトは鼻、ホーンラビットは角、グリーンウルフ・グレーウルフは牙、ジャイアントスネークは頭だった。


素材として、ホーンラビット・グリーンウルフ・グレーウルフ・オーク・ジャイアントスネークは革が取れ、ボブゴブリン・ボブコボルトは骨が素材として取れ、グリーンウルフ・グレーウルフ・ジャイアントスネークは牙が取れる様だった。


ホーンラビットの角、グリーンウルフ・グレーウルフの牙は、討伐部位な為、自分で使うと、討伐部位が減って、討伐頭数にカウントされないとの事だった。


ジャイアントスネークの頭は、牙を取った状態でも、討伐部位として有効との事だった。


ゴブリン・コボルト・オーク・ボブゴブリン・ボブコボルトは、装備品がドロップ品として取れる様だった。


ボブゴブリン・ボブコボルト・ジャイアントスネーク・グレーウルフは、魔石がゴブリン等より少し高値が付くとの事だった。


『ノーナ、解体時、討伐部位・革・食用肉・素材を、分別して、フォルダ分けしておいて!』


『わかりました。分別しておきます。血液・内臓等も、分別しておきます。』


冒険者ギルドを出て、商業ギルドに行き、銀貨6を、銅貨に両替してもらった。


中央市場に行き、串焼きの値段を確認し、売値を銅貨8と決めた。


フライパンの様な鍋と、大きめの鍋を探しそれらを、銅貨30・80の、銅貨110で買い、背負い袋に入れた。


買い物も終わり、ファイ村の方向の町外れに向かって、街の出入り口で、冒険者ギルドと、商業ギルドのカードを出し、街の外にでた。


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