第1章 第3話 行商品の買い出し
中央市場に出かけ、行商で売れそうな品物を物色していると、調味料関係の露店で
「塩・砂糖・胡椒を、各5キロづつお願いします」
「ありがと! そんなにかい! 塩・砂糖がキロ銀貨1、胡椒がキロ銀貨2だけど、大丈夫かい!」
「では、銀貨20ですね、こちらに」
銀貨20入れておいた巾着から、銀貨を払い、商品を背負い袋に入れた。
「「ありがとうございました」」
お互いに、お礼を言い合い、店を後にした。
昨日の〖エルフの雑貨店〗に行き、調味料を小分けする為の小袋を買いに来た。
「こんにちは!」
「いらっしゃいませ! アッ!昨日の方、今日はナニを 」
「行商用で、調味料等の小分け袋が欲しくて。 後、小型の量りは有りますか?」
「量りは、こんなのでいいですか? 小分け袋は、どのくらいの大きさが必要でしょう?」
「小分け袋は、調味料が500g位・100g位が入る位の物を 量りは、コレで良さそうですね。」
「小分け袋は、一番安い物で選ぶと、こんなところですね 大が鉄貨10で、小が鉄貨3でいいです 量りは銅貨20になります」
「小分け袋は、大20・小30でお願いします」
「合計で、鉄貨290ですから、銅貨29になりますね」
「では、銅貨29でお願いします」
セイヤは、ボックス付き巾着より、銅貨49を払い、量りと小分け袋大・小を受け取り背負い袋に片付けた。
「水を入れる、水筒というか、水を入れる革袋を5つ下さい」
「水を入れる革袋ですか? そんなに沢山、重くなりますよ?」
「容量はそんなに無い物でもいいです 夜営地等で売る物ですし、皆さん持っているでしょうから」
「水を売る時の、水袋ですね このくらいでいいですか? 銅貨20ですので、銀貨1になりますが、夜営地は、給水場所でもあるのですよ」
「夜営地では、売れ無いのですね… そこ意外で必要な人に売る事にしますから」
銀貨1を払い、水袋もしまっていく
「ここで必要な物って、どんな物ですか? 行商に行った時、仕入してきますが…」
「商売の話ね そうねぇ…〖エルフの雑貨店〗だから、エルフの雑貨関連なら買い取ってあげるわ! 余り高いと無理だけどね」
「値段との折り合いですねぇ… その勉強がまだ足りないですよねぇ… エルフにも、伝がないですし…」
「まあ…、そうですね… エルフ意外とは、余り交流してないからねぇ… たまに、獣人の村と交流してるそうですが…」
「この辺の地図は有りますか? 先ずは、この辺の村々を周り、必要な物を聞いて廻ろうかと…」
「この辺の詳細地図ですか? 銀貨1で、こんな感じの地図ですが」
〖サーテア子爵領〗と書かれた、この領都を中心とした、村々が書かれ地図で、村々の間の夜営地等も載っていた。
「コレ、お願いします! この領内の村々廻って、不要な物を買い取って、必要な物を聞いて周ります!」
「変わった人ね! 不要な物を買い取るって? いらない物を誰が買い取るの!? 損害ばかり出るわ!」
「その場所では、余って不要でも、他の場所で必要なら、商売になります! 問題は仕入金額を如何に抑えるかですが…」
銀貨1を払い、中央市場に戻り、家具の様な物を売っている店を探し、水を入れられる桶とタライの様な大きめの桶を求めた。
水を入れられる桶が銅貨40、タライの様な桶が銀貨1で購入出来た。
廻る道順を教えていくが、先立つ物が心許なく、先ずはファイの村の近く、洞窟の辺りで魔物退治をしながら、レベル上げと、魔物素材・魔物肉・ドロップ品等の回収をする事にした。
そう決めたセイヤは、宿に戻り、セレスさんに
「明日、発ちますので、朝食分はお弁当にして下さい」 とお願いした
「また、サーテアに戻ったら、泊めてもらいにきます! 行商して廻るので、こちらにも戻ってきますし…」
「はい! お待ちしてます! 今夜は、頑張って作りますね!」
部屋に戻り、荷造りをしておく。
荷造りといっても、ほとんどの物は、アイテムボックスに入れて有るセイヤは、直ぐ片付けが終わってしまった。
先ずは、自分のステータスを確認してみる事にし、ステータスを調べてみた。
ステータス
名前 :東村聖夜 (セイヤ)
年齢 :15
職業 :召喚士・魔術士
レベル :4(3UP)
種族 :人間 ♂
称号 :
HP(体力) :75(60UP)
MP(魔力) :81(66UP)
PW(力) :60(45UP)
ST (スタミナ):60(45UP)
IN(知恵) :75(60UP)
DEX(器用さ) :75(60UP)
SPE(素早さ) :60(45UP)
VIT(耐久力) :75(60UP)
LUK(運) :Max(限界突破)
SP :15(15UP)
スキル :アイテムボックス(固有スキル)
:召喚術(固有スキル)
:鑑定眼(固有スキル)(隠)
:経験値倍加(隠)
:成長率倍加(隠)
:経験値共有化(隠)
:スキルポイント倍加(隠)
:地図(D) NEW・2UP
:健康(D) NEW・2UP
:隠蔽(B) UP(隠)
:使役(E) UP(隠)
:剣術(D) NEW・2UP
:杖・棒術(E) NEW・UP
:解体(D) NEW・2UP
:闇魔法(D) NEW・2UP
:土魔法(D) NEW・2UP
加護 :■□◆▶◇○(隠)
装備 :頭 :ウルフの硬革兜(D)
:上着 :ウルフの硬革鎧(上)(D)
:下履 :ウルフの硬革鎧(下)(D)
:靴 :ウルフの硬革ブーツ(D)
:マント:闇夜のマント(D)
:手 :ショートソード(D)
: :トレントの杖(D)
: :硬い木棒(D)
: :普通の槍(D)
レベルが4迄上がっており、装備も充実してきた。
新しい魔法を覚えた時、SPが5づつ減っており、SPがスキルポイントと思われ、序でに《水魔法》・《目利き》・《鍛造》を取得し、生活・商売で必要なスキルを覚えておいた。
ボックス内に入って、水を入れられる桶に、水魔法で水を溜め、全ての水袋に水を入れておいた。
水袋の販売は、銅貨23とする事に決めた。
タライの様な桶で、水魔法でお湯を出してみると、お湯が出たので、体を洗っておいた。