第1章 第45話 湖の畔の小屋
転移47日目 ファイの村近く 洞窟
セイヤは、朝起きると、洞窟前の穴の討伐を終え、リョカの作ってくれた朝食を食べていく。
「今日は、封鎖した穴を見にいき、その上流を見にいってみましょう。」
「封鎖した穴は、大丈夫でしょうか?」
「封鎖自体は、強化して封鎖したので、大丈夫だと思いますが、封鎖が破られてないかの確認と、上流にはまだ行っていないので、そちらの確認に。」
セイヤ達は、森の中を進みながら、有用な物を回収し、討伐しながら、封鎖した洞窟の前迄進むと、前回封鎖した状態で、野営地もまだ残っており、荒らされた様子もなかった。
「大丈夫そうなので、上流の方を調べてみましょう。」
セイヤの先導で、《察知》系のスキルを使いながら、探索していくと、上流に小さな湖が有り、湖畔に朽ち果てた小屋があった。
小屋に近づき、中を調べると、階下に降りる階段が隠されており、地下室があった。
何年も使われていなかったのか、階段に足跡もなく、薄暗い中、入っていった。
セイヤは、《聖魔法》で灯りを灯すと、中には本が沢山有り、長い杖とマントが掛けてあった。
「セイヤさん、もしかしたら、ここに魔導師が、住んでいたのでしょうか?」
「可能性が有りますね! 全て、回収しておきましょう。」
3人で、全てを回収しながら、セイヤは《地図》のスキルも使ってみたが、他には部屋は無いようだった。
『ノーナ、回収した本の解析を頼める?』
『解析には、少し時間を下さい!』
『じゃ、解析して、ナニかわかったら、教えて。』
セイヤは、本の解析をノーナに頼み、長い杖とマントを調べてみた。
〘◇◆□▶〙 :ランク○
:?????
〘○☆▷◀△◌▽▲〙 :ランク○
:?????
と、どちらも判明しなかった。
セイヤの《鑑定眼》のスキルは、固有スキルであったが、それでもわからないアイテムで、ランクすら判明しなかった。
呪いが有る可能性もあり、無闇に使う事も出来ず、ボックス内で、判明不可のフォルダを作り、入れておいた。
セイヤ達は、小屋を出て、ファイの村近くの森の洞窟迄戻り、夜営の準備をした。
洞窟前の穴には、魔物が何匹か入っており、止めを刺して、洞窟に入った。
何時もの様に、洞窟に入ると、リョカは料理に、ファリスはポーション作りに、セイヤは鎧セット作りやハルス達の世話等、各々仕事をしていった。
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転移48日目 ファイの村近く 洞窟
セイヤが起き出し、洞窟前の穴の処理をしていると、2人で朝食の準備をしていたリョカ達が
「「セイヤさん、準備できました!」」
「ありがとう! リョカさん、ファリスさん!」
セイヤ達は、朝食を済ませ、空間袋をしまうと、洞窟を出て、ファイの村に戻る事にした。
森の中を巡回しながら、夕方にファイの村に着ける様に、討伐・採取をして回り、夕方早めにファイの村についた。
「村長、森の洞窟、拠点に出来る様に、整備して来ました。」
「ありがとう! 何組か、あそこを拠点に、森の討伐に行っているパーティーがある。」
「封鎖した洞窟も、異常はなかったです。」
「おぉぉ、あそこ迄は、偵察に行ってなかった! 異常はなかったか! 巡回に入れておかないと。」
「ファイの村から、下って行くと、どちらに行きますか?」
「ムードの街を経て、ティーン男爵領のティーンに出るな。 そちらに向かうのか?」
「〖ムードの風〗のモールさん達は、そちらの出身なのですか?」
「〖ムードの風〗か? 冒険者パーティーは、出身地が同じ人のパーティーが多いと聞くから、もしかしたら、ムード出身かもしれない。」
「パーティー名に、出身地を入れるって事ですね!」
「〖ファイの嵐〗のピードさん達は、こちらの出身でしたね!」
「ピード達は、リョカの両親達が、読み書きや、狩りを教えていたからな。 村にも、時々備蓄素材を寄付にきてくれる。」
「持ち帰れない程倒した時等は、村の備蓄品として、寄付していく訳ですね!」
「無駄にせず、村の周りの討伐にも、時々参加してくれていた。」
「明日は、ムードの街迄、行商に行ってみます。 ムード方面で、ナニか仕入てくる物は有りますか?」
「村からは、特には無いかな。 駐屯地の方を、聞いてみるといい。」
「こんばんは! 副官さんはいますか?」
「副官さん? あっ! 現在は、隊長になってる、ロバート騎士長の事かな! セイヤさん達は、姫騎士様と一緒に、領都に行っていたからな。 姫騎士様の後を、隊長になっていたからな。」
「そうでしたか! 失礼しました。」
「あちらの天幕に居ると思う。」
駐屯地の騎士に聞くと、そう告げられた。
「こんばんは! こちらに隊長さんは、いらっしゃいますか?」
「おぉ、セイヤさんか! ナニかあったかな?」
「いえ。 封鎖した洞窟をみてきたので、その報告に、また、ムードの街迄行商に向かうので、必要な物があれば?」
「こちらも、これといっては無いかな。 回収した、装備品等は、引き取れるかな?」
「調べてみて、修理できそうな物は、入れ替えて、手持ちを出しておきましょう。 後は、安くなりますが、買取りしていきます。」
「それは助かる!」
セイヤは、騎士と一緒に、駐屯地の資材置場に行き、資材置場で回収してきた装備品を、選別して、修理品・修理できない物を回収して、修理品の分を修理してある物に入れ替えしていった。
資材置場になっていた場所に、倉庫を建て、使える物、入れ替えた物を入れていった。
「倉庫まで! ありがとう。」
「倉庫の建築費として、修理できない物の下取り分を、もらっていって良いでしょうか?」
「それを、建築費にしてくれるのか! こちらとしても助かる!」




