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Ep21 Change ~思春期にありがちな病みと転機~


「…………」


九条は帰りの微妙な時間なためにガラガラな電車の中で目を閉じる。





話は六年前にさかのぼる。


当時の私は気が弱くて口下手だった。加えて学校のクラス的にも不運で自分の意見をあまり強く言えない性分の私はよく男子達によくいじめられた。私は学校が嫌いだった。それよりも家に帰って母親と本を読む方が好きだった。そんな私だが学校でも好きな時間があった。それはウサギの世話当番である。小学校で飼っているウサギと触れあっているのは好きで、その可愛い顔と仕種は私に嫌なことを忘れさせてくれた。


けど……、



「うわっ、くっせー こいつウンコ漏らしてるぜ」

「ウサギって食べると旨いらしいぜ?食ってみる?」

「てゆーか、掃除しているお前もキモいんだよ。よく出来るな、その作業?」



その日はなんだか好きになれそうになかった。現れたのは四年生の男子三人組。その頃の私は三年生だったので一つ上の先輩に迫られて何も言えなくなっていた。私は力なくその場にへたりこむ。彼らはその姿を「弱い女だな」とまた笑った。思わず怖さに涙をこぼしそうになったその時に、別の声がかかった。






「おいおい、やめろよ?モブキャラトリオ」




それは透き通るようなソプラノボイスだった。私の涙はその陽気な調子に溶け込んでしまったのか跡形もなくなっていた。四年生が「はあっ?」と振り返る。私も見つめる先には半袖半ズボンの健康そうな格好の、思わず嫉妬してしまいそうな艶やかな黒髪を持つ少年がいた。



「なんだお前は?」



三人組の一人が言う。その質問に問われた少年は「別にどうでもいいだろ?」とため息をついてから仕方なしに言う。



「オレはシンヤ、三年一組の遠藤真也だ」



遠藤真也という少年は左腕を自由にぷらんとし、右手で頭を掻いた。そしてぼそぼそと「やれやれモブが…」とうつむきがてら呟く。私は戦慄した、血の気が引くとはまさにこういうことだろう。成長期にあたる小学生にとっての一年差とは大人と比べて些細なものではなく、力量の他にも様々なステータスが上回るのだ。しかも相手は三人、彼は勇気と無謀をはき違えているのだろう。遠藤少年が言葉を発したのが全員に届ききった瞬間、「っざけんなぁっ!?」と三人が同時に飛び掛かる。



終わった、と思い一度本能的に目をつむった。


だが、どうやら真にはき違えていたのは私の方だったようだ。





「ぬっりぃゃやあああああああぁぁぁああああっっ!!!!!!!!!!」



少年は…いや、シンヤは頭を掻いていた手のひらを強く握り拳に変貌させると朝の流星のように軽やかに振り回した。それは鮮やかなステップでアイドルグループにも通用しそうな感が見受けられた。しかもそれでいて的確な動きだった。相手の四年生のパンチを紙一重でかわしてカウンターを叩き込む。この舞踏会は結局三発のクリティカルヒットだけで時間にして20秒程の出来事に過ぎなかったが、私の目には強く焼き付いた。まるで“ファンタジー小説の主人公”が現実に出てきたようであった。


「ぐぐぅっ!!どっ…どうなっても知らねえからなほんとに知らねえぞお!」



顔に少量の涙を溜めながら一人が言うと、三人の男達はそそくさと背中を見せて立ち去った。シンヤは「何が知らねえんだか?」と厭きれついでに癖なのか再び髪を掻きはじめる。そして私の目の前に空いた手を差し伸ばした。


「えっ?」

戸惑う私に彼は無言で「掴めよ」と促す。私はその手を取って起き上がった。




「ふっ…ああ……オレはその…好きだぜ?」

「ええっ?」

私は今日…もしかしたら今年一番の大きな声を出した。私は思わず自分でも驚くくらい顔を赤くする。速さを増した心臓の音が握った手を通して彼に伝わるんじゃないかと心配した。




「なかなか可愛いもんなウサギって」

彼は私の手をゆっくり放してしゃがみこみ優しく白ウサギを撫でる。

私はしばらくほおけてしまったが我に帰る。


「あっ!あっ!好きってウサギのことね!!びっ…ビックリしたぁ」

「えっ?どうかしたか?」

「えっ!?いやっ!その…!!何でもないの。えとっ…そう!う…ウサギっ!」

私は恥ずかしさを誤魔化すためにパニックに陥ってしまいあたふたしてから彼に詰め寄った。

「えっ?あぁ…どした?」

今思えばよっぽどの見幕だったのか彼は少しヒき気味な感があった。

私も顔を近くに寄せ過ぎたことに気付いてさらに赤くする。

「ウサギっ…かわいいよね」

「ああ、そうだわな。オレさこの耳が好きなのよ。なんつーの?なんか頭から二つピョーンてなってんのが堪らなく可愛いと思っちまうんだよね」

彼は無邪気な笑顔をする。それだけでナゼか私も嬉しくなる。


「お前、名前なんてんだ?」

彼が唐突に聞いた。


「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………九条」

「くじょう?それ名字?なんか“苦い情け”みたいでやだなあ。名前はなんての?」

「………」

私はちょっと返事に窮した。なぜなら私は自分に似合わないとバカにされたことがあったし、実際に自分でもそう思っていたりしたからだ。でも、その日はちょっと勇気を出した。



「…彌生やよい

「ヤヨイか…。可愛いじゃん」

胸がトクンとなった。

初めての反応だった。それも素直に言っているようだった。彼の瞳はとても澄んでいた。その色は髪色に保護色して黒かったけども、不思議とテレビで昔見た珊瑚や熱帯魚の溢れるグレートバリアリーフを想像させた。



「じゃあなヤヨイ。また会ったら遊ぼうぜ」


彼が颯爽さっそうと去っていく。





―――――――これが、私と遠藤真也と初めての出会い。







私はその背をいつまでも見送りながら、握った手に残る暖かな感触を何度も確かめていた。






あとで調べると、彼は三年一組のリーダー格のようだった。いつも明るくいろんな人にしたわれていて、喧嘩けんかも滅法強くてもし誰かが他校の生徒にいじめられたなんて聞いたなら、その日のうちに他校に乗り込む熱血漢として他校の不良には恐れられてるそうだ。

内気な私とは性格が逆だと思い、そして“そう思うのはやめよう”と思った。なぜなら性格が逆なら彼には近付けない。私はあの明るさに近付きたかった。誰よりも一番傍にいたいと思った。その日を境に私は人と話すようになり次第に内気な性格とは疎遠になっていった。そしてイメージチェンジを図るために、これまでストレートだった髪を両側で二本に束ねた。



二年後。

私は五年生になった。

友人も増えて快活だったこの頃、嬉しいことがあった。

それは遂にクラス替えであの遠藤真也と一緒になったことだ。私は純粋にお礼が言いたかったし、約束していたように遊びたかったし、もっとちゃんと友達になって秘めた大切なことも伝えたかった。

私は喜びに心を弾ませて新しい教室の五年三組の扉を開く。

「…………………?」

しかしそこには主人公の姿はなかった。何度見回しても人の中に遠藤真也を見つけることは出来なかった。「まだ来てないのかな?」と呟きつつこうしていても仕方ないので自分の席に座ることにする。

しかしその日、私は結局 彼を見ることはなかった。

どころか、二ヶ月たっても彼が見つからない。クラス替え表を見ても彼の名前は名簿に入っているというのにだ。

しかしある日、私はついに彼を見つけた。

…のかも知れないとその時は思った。

判断がつけられないくらいに彼は変わっていたのだ。

外見がではない、まだ話していないから中身というのも間違っている。なんというか雰囲気がガラリと変わっていたのだ。それは二年前の私に似ているようで、全く異質な何か。

私が見つけたのは給食後の昼休みに教室の隅の方で机に座って書物を読んでいる姿だった。彼の近くにいた友人―――――確か名前は石澤だったろうか?――――が「遠藤」の名を口にしたのを聞いたのが発見理由である。

私は遠くからやり取りを見守る。


「だからよぉ遠藤。ドロケイ一緒にやろうぜ?お前が来ないと張り合いがないんだよ」

「わりーな。こちとらひたすらページめくるっつー重要な任務があんのよ」

シンヤは低い声でやる気のないように答える。視線は完全に本に向かっていた。

それを見た石澤は深く息を吐く。

「はぁ……お前、変わったよな。“あの人”に会ってからすっかり喧嘩もしなくなっちまって」

シンヤが初めて顔を上げる。

「バーヤロ、光一さんは関係ねえよ。オレも大人になったんだよ。オレはこの学校の平和のために拳を振るっていたが、実際そんなことをしてる時点で平和じゃねえんだ」

「だからって内向的になりすぎなんだよ。鬼ごっことかは別にいいじゃねえか」

「あれだって勝負事だろ?勝つやつもいれば負けるやつもいる。負ける奴は悔しい思いするんだぜ?可哀想だと思うだろ?」

「………はぁっ?」石澤が一際大きな声を出してから「もういいよ」とその場を去ろうとする。

そして数歩進んでから振り向かずに言う。

「お前って平和のために喧嘩していたんだな知らんかった…知りたくなかったわ。今も昔も俺はお前をそんな風には見えないけどな」

それだけ言うと走っていった。シンヤの方は「なんだあいつ?」と一瞬だけ首をかしげてから再び本に目を落とす。今こそと思った矢先に一人の少女がシンヤに近付く。



「“真也”、何を読んでいるの?」

「あんっ?ああ“琴音”か。何って見て分からんか?漫画日本史だ」


彼は読んでいる本を上に掲げてみせる。表紙には『漫画日本史~平氏政権から室町時代まで~』と書かれていて平清盛と源頼朝が睨み合っている後ろにまるで悪の支配者のように足利義満が君臨していた。

しかしそんな視覚情報はどうでも良かった。それよりも聴覚情報。



“真也”と“琴音”



確かにそう聞こえた。

小学生のそれも高学年にとって名前で呼び合うことは極めて特殊と言えた。

私の中で熱くドロドロしたものが沸き上がった気がした。


「小学校の漫画ってシケてやがるよな。もっと面白いもの入れろって話だ。これなんかもう三周もしちまったぜ?」

「図書室に行けば『BLACK JACK』や『鉄腕アトム』とかあったと思うけど?」

「図書室、いと遠し。それよかまた面白いやつ貸してくれよ今日行くからよぉ………って、琴音?」

シンヤが疑問符を浮かべる。どうしたんだろうと思って琴音という少女に視線を移すと彼女と目があった。私は驚いて少し退く。

「あの…九条さんですよね?もしかして真也に用事ですか?」

彼女は丁寧に言った。それを見てシンヤも声を出す。

「えっと、どうしたの?オレに何か用かな“九条さん”」










っ…









私はしばらくの間動けなかった。見たくない現実を知ってしまって大きなショックという矢が自分の心臓を貫いてしまい息が出来ないのだ。




「ヤヨイか…。可愛いじゃん」




そう言っていた彼はもはやここにはいないのだ。


彼の“脱け殻”が「どうしだ?大丈夫か?」と問いかける。

“それ”は私が言いたいのに。

けども私は何かを掴もうと諦めなかった。諦められなかった。



「シンヤ君…、もう……」

だから私は口から言葉を出した。

「喧嘩はやらないの?」



私のこの渾身のストレートに、





「ああ、やらないけど?」




彼は軽いバントで返した。


「何でっ……?」

それは穴の空いたバケツから零れる水をか細い手で塞き止めるよう。


「なんでってそれは道徳的に悪いからじゃん。喧嘩なんてのはこっちから攻撃をしなければ向こうがしても成立しない。あとはそれでも誰かを攻撃するような奴は先生に言うなり学級委員会で皆でとがめればいいんだ。そして最終的には無視する。不良も多数から見離されれば痺れを切らしてこちらに帰属するじゃん。みんな平和で万々歳って」

彼は活き活きと語るが私には目が死んでいるように見えた。

「でっ…でもっ!! そんなまるで向こうが服従するような…。もっと直接話し合って気持ちを分かってあげるのも重要なんじゃ?」

「みんなが平和に楽しく過ごすには『チームワーク』が重要なんだよ?『心を一つに』しなきゃいけないんだよ?そんな時に個人個人のワガママな悩みなんて持ち込んじゃダメでしょ」


私は気付いたらその場から離れよう離れようとしていたらしい。脚が勝手に後ろに歩を進ませるのだ。




彼の考え方は正論で究極的だった。確かにその世界は平和なのかもしれない。けれども波乱万丈で笑いあり涙ありなんてものは一切ない、その平和はただの標準で虚無で均整で機械で平均で普通でしかないものだ。



それはかぐや姫のいない竹取物語のよう

それは在原業平のいない伊勢物語のよう

それは光源氏命のいない源氏物語のよう

それは平家一門のいない平家物語のよう

それはアラジン達のいない千夜一夜物語のよう

それは不良少年団のいないウエストサイド物語のよう

それは阿良〇木暦のいない化物語のよう




その平和からは面白味が欠けていた。ただの空白。悪いことが起きなければ良いことも起こらない状態で清潔さにおかされていた。保存料、殺菌料、酸化防止剤、膨張剤、漂白剤、乳化剤、強化剤、糊料、着香料、人工甘味料、着色料、発色剤、酸味料、化学調味料にまみれた綺麗な食べ物みたいだ。過度に無機質に満たされているそこに生き物はいない。いるのはロボットだけだった。




「九条さんは喧嘩するの?」

突然シンヤの横の少女の篠原しのはら琴音ことねが心配げに言う。

「いっ…いや」

「喧嘩良くないよ、危ないから」

「……っ!?」

この瞬間に私は思った。シンヤを…私のシンヤをこんな風にしたのはきっとこいつだと思った。そしてこんなところにいつまでもいられないと黙って走り去ってしまった。





実際、九条本人は未だに知らぬことではあるが、遠藤真也が自身の考えを変えたのは石澤の忠告通り“かの少年”に出会ったからである。しかし真也がわざわざそんなことを彼女に言うわけもない。九条は日々、篠原琴音への憎しみを増やしていった。彼女は壊したかった、シンヤが持った新たなセカイもろとも。だが、あのセカイは固かった。レジスタンスと化した彼女はあらゆる手段を行使して平和を乱そうとしたが、シンヤは全くびくともせずに何もかもをなかったことにするのだ。無視がこんなにも平和に有効なのかと改めて思いさせられた。








そして、その日がやって来るのだ。




「あの時の質問に答えてあげる」

私は屋上の入り口、階段を一番上まで昇りきったところに篠原さんを呼び出した。

あのシンヤに似た何かを作り上げた張本人を問い詰めることにしたのだ。

「あの時?」

彼女はとぼける。それがますます私を苛立たせた。

「喧嘩するの?ってやつよ。答えは私はしない、けど…していたシンヤが好きだった」

篠原は一瞬驚いたような顔をしてから言う。

「暴力が好きってのは良くないと思うよ」

違うと思った。暴力と言われると気が引ける。

そういうことではない、ただ彼にもっと快活でいてもらいたいだけだ。

「誰かが殴られていても黙っていろってことか?」

「殴られるのには理由があるはずだし、ないのなら正当な理由がないことをちゃんと咎めるべきだよ」

「だけど…」

上手く言い返せなかった。正論は反論が利きづらいから扱いに困る。

「私にはなにもしないでひたすらこもっているあいつが気持ち悪いんだよ!もっと元気に喧嘩を…」

「九条さんっ!」

そこで私の会話が止められる。そして彼女は続けざまにこう告げた。







「九条さんって真也のことが嫌いなの? だって真也がやりたくないことをやらせようなんて」









何を、

何を何を、

何をこいつは言っているんだろう?

私が真也を嫌い?

そんなわけない…そんなわけ…………





「おーい、琴音ー!なんだそこにいたのか。早く帰ろうぜ」

そんな時、遠藤真也はゆっくりと階段を登り踊り場に姿を現した。

「うん、ゴメン。今行く。じゃあ九条さん私行くね」


けれど、私はこの一連の流れ全てが頭に入らなかった。

既に頭の中は別の事柄でいっぱいだったのだから。

私は篠原が背を向けた所で大声をあげる。

私が嫌いなのは真也ではないことを伝えるために。

その時はただそれだけのために。





「私はお前が大嫌いだっ!!」










本当にそれだけだった。




ただ、ただ偶然つまずいてしまったのだ。

バランスを崩した私はその体勢を戻すために反射的に前にあるものを触ってしまう。

それは必然的に押す形になるわけで。

その為に前にいた篠原琴音も連鎖的に転ぶ姿勢になる。

ただ一つ違うのは彼女の前には床がなく、ただの奈落が待っているだけだった。



だから……………………………落ちた。



どんな音がしたかはよく憶えていない。

音がしなかったのかも知れないし、

聞こえなかっただけなのかも知れないし、

忘れてしまっただけかも知れない。


ただ、覚えているのはぐでんとなって寝ている彼女と血塗れな床の紅と瞳を大きく開いた真也の顔だった。彼は彼女をしばらく見てから次に私を見る。そこに浮かんでいたのは激怒の赤。私がこの間に抱いたのと同じもの。

「お前が…やったのか……。お前がやったのか!!」

真也は声をグラデーションさせる。

私はそうかと思う。彼からはこれが事故だとは見えない。しかも最後に吐いた私の台詞が彼の確信を強固なものにしていると言えた。けれど、あの平和指向な彼だ。事故だと分かればその怒りを収めてくれるだろう。







「そうよ、私よ」




だが、私はあえてそう言った。

私はこんな非常事態だというのに妙に冷静だった。それどころか嬉々としていた。なぜなら私は久し振りに見ることが出来たからだ。あの頃の生き方の遠藤真也を。確かに感情は別方向と言えたが生様はまさしく同方向である。



「くぅっじょおおおぉぉぉお゛お゛お゛!!!!!!!!!!」



窮地への主人公の推参。

仲間が傷つけられて怒り拳を振るう。

どんなに追い詰められても最後には逆転する。

ああ、そうだ私はこれが見たかったんだ。




だからシンヤがぶちギレて階段を駆け上がり迫ってきても全く怖くなかった。

読者のように笑みを浮かべるだけだった。












その後のことはよく憶えていない。

あの時の光景が鮮明に残りすぎていて他のことはどうでも良かった。

ただ、気が付いたときには私はせっかく見付けた主人公と離れ離れになっていた。


そこからは怠惰がまた始まった。





中二病大戦ヴィクターウォーズに出会うまで続くそれが。









ゆるゆり!二期決定万歳!!


あと、今回の回想は真也が光一に会う前後のお話です。彼がよわゴシになるお話とも言えましょうか。

次回は真也の立ち直りの話。

てか、あいつって落ち込むの?

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