表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

かつて少年だった男と一匹のコーギーのお話。

全国の女子高生の皆さん、

こんにちは、こんばんは。

そして、おはよう

むかしむかし、ある処に

反抗期のなんちゃってヤンキーの少年が居ました。




少年がいつもの様に夜遊びから帰宅すると、リビングから

歩いたら鳴るサンダルの様な鳴き声が聞こえてきます。


不思議に思った少年がリビングを覗くと

そこには段ボールに入った糞デカいハムスターが居ました。


段ボールから寂しそうに鳴くハムスターを見た少年は

ハムスターを可哀想に思い、ハムスターとソファに座り、

ハムスターをお腹の上に乗せると眠りこけました。



暫く眠っていると

お洒落付いて来た少年の妹がシャワーを浴びて入念にへアセットと化粧をする為、朝早くに起きてきました。


人の気配に目を覚ました少年は妹に言います。


『お前ハムスター飼うなら部屋で飼えや』


すると朝から忙しそうな妹が面倒臭そうに答えます。


『それ犬よ。』



そう、糞デカいハムスターは生後間もないコーギーでした。




コーギーは最初は少年の娘でした。

あっと言う間に娘は妹になり、姉になり、彼女になり、妻になり、母になり、

最後は祖母になりました。



コーギーは少年が生涯に出会う、全ての女性の役を演じてくれました。


コーギーはかつて少年だった男に沢山の事を教えてくれました。


男はコーギーの事が大好きでした。

このお話はフィクションです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ