ベイベーだいじょうぶだあ
売れないモノマネ芸人の三島鉄之介〈みしま てつのすけ〉は、ネタの練習で使っている公園で一人の少女と出会った。時刻は夜中の12時頃で、鉄之介は心配になって近所の自分の家に連れて帰った。一緒に住んでいる恋人の八雲千恵子〈やくも ちえこ〉は夜中に見知らぬ小さな女の子を連れ帰った鉄之介に驚きを隠せなかったが、女の子の体に虐待のものとしか思えない大きな痣があるのを発見し、さらに驚くこととなった。翌朝、近所の交番に鉄之介が女の子を連れていくとすでに捜索願が出されており、高崎杏〈たかさき あん〉という名前と5歳であることを知った。