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失くしたもの。


 「俺の名前はloserです。」「暫くの間、宜しくお願いします。」


 「ルーザーを見つけた時は、びっくりしたよ。あんな所で倒れてるんだから。何であんな所にいたんだ。」

 「現…いや、あのーすいません。覚えてないです。」


「じゃあ。」

ライナさんとアスナさんは去っていった。異世界から転移してきた何て言ったらバカにされる。それだけじゃない、もし誰かに召還されたのならそいつに見つかり何かされる可能性だってある。まぁ、俺を召還して何になるんだって話だけどな。一応、この事は隠さないといけない。 


 二人とも頭の中で想像してあの能力を発動させてる。と言っていた。こんな俺でも、想像していけば何か能力が身に付いてくるんじゃないか。


 まず、いろんな物を想像しよう。今日は、この部屋にあるコップで想像だ。


 「あ、もうこんな時間。ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ 」コップが1m横に動くようになった。あー腹、減った。この感覚は遠い昔の記憶で凄く運動した後のようだ。


 複製魔法はもう、既に使えるようになった。ナイフの複製はお手の物。


 次の日の昼頃

 体を起こし足を地面につけた。よし、立とう。よし、立った。久しぶりだ。そして、そのまま歩き始めた。


 「ドン。」平衡感覚を失っているようだ。「ドン。」「ドン。」「ドン。」痛ってぇー。だが、平衡感覚は戻ってきた。歩けるようになるの早。

 確かに運動能力が底上げされてる。部屋から出て階段を降りていった。目の前には、ドアが見える。横の部屋はリビングのようだ。階段の横には、カウンターがある。


 「あ、ライナさん少し外に出て来ます。」ライナさんがリビングから出てきた。

 

 そこら中、木が広がってる。


 「散歩するか。」声が横から聞こえて驚いた。何の気配もなかったのに。


 「はい。」


 「ここを少し右に移動したら川がある。」

  

 「はーー、気持ちいい。バシャ、バシャ。」顔に透き通った冷たい水をかけた。

 

 「お、スライムだ。」ライナさんがスライムの核のような物に向けナイフを投げた。命中。スライムが氷のように溶けた。


 「じゃあ俺、先に家に戻ってるわ。スライムに気をつけて。」


 「何なら出来るかな。どうやら、ステイタスは開けないようだしな。火炎魔法、使えないかな。燃えろーーー!」無理だ。燃えない。


 複製魔法はつまり、創造魔法だよな。転移前に持ってた物は出来ないか?


 そう言えば、メガネがないな。メガネをイメージだ。魔法陣を複数、展開した

。「バーー。うわぉ。」一気に20個も出てきた。すげー。これが可能ならスマホは?出来た。だが、予想通り付かない。プログラムなんて詳しくないから出来ないし無理だ。

 次だ。自転車は。ペットボトルは。服は。金は。タバコは。双眼鏡は。ティッシュは。ライトは。

 色々、試したがスマホとかの機械類以外は全部、創造可能。神のくれた魔法か。

 

 「ただいま、帰りましたー。」2階の部屋に戻った。


 「ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ 」机や家具を持ち上げれるようになった。アスナさんと同じぐらいの能力を操れるようになった。これなら、想像で現実を凌駕できるんじゃないか?2日でここまで、来たぞー。

 あーそろそろ、夜ご飯の時間だ。


 ご飯食べて休憩しよう。
















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