異世界生活2
そうだ。外を見よう。カーテンを開けた。そこに町が見えていろんな生き物がいると思い期待していた。だが、違った。周りは緑が茂っていた。
見えんのかーーい。
「夜ご飯だよ」アスナさんが現れた。
昼と同じように机によしかかり。ご飯を待った。すると、ご飯を持って普通にアスナさんが現れた。あ、何だ。また、浮いて来るのかと思って楽しみにしていたのにと思い少し悲しかった。
「何か不自由な事あった?」椅子にアスナさんが腰かけ聞かれた。
「無かったですよ。」特にはなかった。
「それなら、良かった。」安心した様子を見せた。
そして、ご飯を食べ終わりアスナさんが片付けてくれた。思い出した現世では俺、寝るときに人口呼吸器を付けていたんだった。異世界だし大丈夫だろ。ていうか、体が自由に動くんだから。
そして次の日の朝、無事に起きた。
「朝ご飯だよ。」
ご飯をアスナさんが持ってきた。「アスナさんのその物を浮遊させるスキルはどんな風に発動させてるんですか。」と尋ねた。
「あれは、動かしたい物を見て動かした時の想像をするのそしたら、動くわ。」
「そうなんですか。ありがとうございます。」
「あのライナさんにも聞きたいんですが呼んでもらってもいいですか?」
「分かったわ。」
アスナさんが部屋から出ていった。すると、すぐライナさんがやって来た。
「何だ。」
「あのライナさんの物を複製するスキルってどんな風に発動させてるんですか?」
あれは、複製したい物に触れて形を頭の中で想像し捉える事で発動できるんだよ。
「そうなんですか。ありがとうございます。」するとアスナさんが入ってきた。
「そういえば昨日、目を覚ましたばかりだったから聞かなかったんだけど君の名前は何て言うの。」
俺の名はルーザなんかじゃない。だが、俺はルーザだ。何故なら、俺は敗北しているから。生まれた時からだ。生まれた時からと言えば親不孝者と言われるだろうが。俺はもう、自分に負けている。負けているから這い上がるんだ。何より這い上がる理由は、負けているから。余計な理由はいらない。覚悟したんだ。
だから俺の名は、loserだ。
「俺の名前はloserです。」「暫くの間、宜しくお願いします。」