表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブルーベリー・ストーリー  作者: oga
トオル編
23/35

フィッシュマン

 僕は今、南国に来ている。

浮き輪に寝そべり、暖かい海の上に揺られている。

あまりの心地よさに、ずっとここにいたい気持ちに駆られ始めた、その時。

ピピピピ、ピピピピという電子音が鳴った。


「……はっ!?」


 1時間が経過し、タイマーが鳴った。

ここは、ハンモックカフェ。

僕は、完全にトリップしていた。 


「こんなこと、してる場合じゃなかったあああっ」


 ハンモックから降りると、激しい自己嫌悪に陥る。

これが、賢者モードか。


「くっそ、ハンモックめ」


 恐るべし、ハンモックカフェ。








 現実に戻り、ハンモックカフェ…… じゃなくて、フィッシュマンへと向かう。


(またハンモックカフェ行ってどうすんだよ……)

   

 僕は、ハンモックカフェを頭から振り払い、フィッシュマンのある路地を目指した。

すると突然、槍についている南京錠が、反応。

赤い色を帯び始めた。

そして、視界の先に妙なやつを発見。

ふなっ〇ーみたいな着ぐるみが、路地へと入った。

まさか、あいつがトールか?

その着ぐるみは、フィッシュマンのある路地に向かい、扉の男と何やら話をした後、中へと入った。

後を追って中に入ろうとすると、スーツの男に止められる。


「ストップ! その格好、お前は何の魚だ?」


「何のって……」


 そうか、ここはフィッシュマン。

魚の衣装をしてなきゃ、入れないのか。

準備してないなら出直せ、と言われたが、僕は咄嗟に槍を頭から垂れ下がらせ、こう言った。


「ちょ、提灯アンコウです……」


「……」


 槍の先端をアンコウの明かりに見立てた。 

苦しいか?


「入れ」


 ……マジ?

僕は、ガッツポーズをした。


「っし!」


 






 店内は薄暗く、イカとか、マグロとか、色んな魚のコスプレをした人らで賑わっている。


「お一ついかが?」


 ザリガニの格好をしたウェイトレスが、ロブスターのカクテルを勧めてきた。

同族食い。

ロブスターの逆襲を受けなきゃいいけど。


 異様な光景にたじろきつつ、ロブスターは遠慮した。

ターンするたび、テーブルをなぎ倒していくザリガニのウェイトレス。

……移動しにくいだろ、アレ。

すると、ステージの上に誰かが現れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ