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ブルーベリー・ストーリー  作者: oga
カンナ編
10/35

 だだっ広い荒野。

すぐ脇に、この先ロズウェル、の文字の書かれた看板がある。

僕がその先へと向かおうとした瞬間だった。

地面に粉塵が上がる。


「どわっ」


 思わず、尻餅を着く。

粉塵の上がった箇所には穴が開いていて、金属片がめり込んでいる。


「……弾丸!?」


 すると、ポケットのスマホがブルブル震えた。


「は、はい」


「今、スナイパーライフルでお前に狙いを付けている。 その状態でここに入るな」


 その状態?


「どういうことだよ!」


「後ろを向いてみろ」


 言われた通り、後ろを確認する。

そこには、昨日、リザを襲った男、サンクがいた。

サンクが、僕のすぐ後ろに仁王立ちしている。


「うわあっ」


 サンクから後退る。

土煙があがる。

ロズウェルに踏み込みそうになると、弾丸が飛んでくる。


「どうしたらいいんだよっ」


 スマホから声がした。


「よく聞け。 サンクはお前の影に潜んで機を窺っている。 だから、先手を打つんだ。 厄払いが済んだら、ロズウェルのエイリアンズ・カフェに来い」


「あんた、誰なんだ!」


「俺はマイクだ。 お前の夢に干渉している。 お前に直接会って話したい所だが、能力に制限がある」


「……ちょっと待てよ! これは、夢?」


 僕は、目を覚ました。

  

 






 床の上で、僕は目を覚ました。

ベッドには、リザが眠っている。

……そうだ、ここは、モーテルだ。

ジャンケンに負けて、僕は床に寝る羽目になった。


(最初は勝って、後から強引に3本勝負にされたんだけど……)


 それより、気になることがある。

夢に出てきた何とかってやつ、僕の影の中に、リザを襲ったアイツが潜んでいるって言ってた。


「でも、どうやって倒せば……」


 ふと、窓ガラスに目に付いた。


(……これしかない)


 部屋の中には、武器になりそうなものはない。

一旦外に出て駐車場へと来ると、出来るだけ鋭利な石を手に取る。

そして、目に付いた窓ガラスのど真ん中に、それを投げつけた。

窓ガラスは簡単に砕けて、破片が辺りに散らばる。

それを手に取ると、僕は、僕の影に思い切り突き立てた。

 

「……がはっ」


 影から、うめき声。 

そして、奴が這い出てくる。

奴は、首を押さえて苦しそうな表情だ。


「くそ、ガキ……」


 そのまま、サンクは地面に伏した。


 

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