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死んだふり好きの勇者様  作者: 大武ヒジキオラ殿
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第8話 いざ、冒険者組合へ!

やっと自分が思った事を書けるようになった

思います。完全な自己満足ですが。

「よし、では冒険者組合に出発だ。」

「そこでクロの登録を済ませる。」


悠介がそう話していると

クロは悠介に聞いた。


「悠介、お前の今の勇者ランクはどれほどだ?」


悠介はハッとした。


「あぁ……そういえば勇者になってから組合には

1度も顔を出した事無かったな……」


クロはため息をつき、悠介に冒険者組合で

ランクアップをするように言った。


「お前がCランクでは何もできんだろう。」


悠介は真由美に聞いた。


「真由美は今、ランクどんくらい?」


真由美は少し疑問に思いながら悠介に言った。


「え?私?私はSSランクだよ?」

「ブフォwww」(´^ω^`)


悠介は思わず吹き出した。

妹が先を越しすぎていたため悔しく思ったが

なぜか笑いがこみ上げてきた。


「チェッ…まぁ、俺もすぐSSSランクですよ。

いっぱい魔物を駆逐してましたしね!」


「死んだふりしかしてねぇだろ」ボソボソッ


クロがそう呟くと悠介は大きな声で

それは違うと何度も言った。


「とにかく冒険者組合に急ぎますよ。

早くしないと古のドラゴンが復活してしいます。」


皆ハッとなりあぁそうだったと言い、

クロは城をリサたちに任せて真由美と以下1名と

一緒に冒険者組合のある街に向かった。


「おぉ、ここが……街か……!」


クロが華やかな商店街に感激してると

悠介が言った。


「つい昨日までは真っ暗で誰も外を歩いて

いなかった。でも今は違う。人間もすごいだろ?」


「あぁ、素晴らしい。実に素晴らしいな!」


そうクロは言うと子供のように走って行き

あちらこちらの屋台で食べ物やアクセサリーを

買った。


「この食べ物は何というのだ?とてもふわふわだ。

まるで雲のようだな。なのに甘い。不思議だ…」


「それは綿あめだよ。」


「飴!?これがか!?ふむ……ふむふむ…

なるほどな…ザラメを溶かすんだな!」


悠介から様々な事を聞き、すっかり

ここに来た本当の理由を忘れた2人。


「ねぇ、組合には行かないの……?」


ハッ……とし2人は黙り込んで組合に行く

最短ルートを通った。


「ねぇ?お姉さん?今度お茶しない?」


「い、いえ。ちょ…今は仕事中なので…」


「いいじゃないか?ほら……おいで……」




「なぁ、真由美いいのかあれで。」


クロは真由美にそう聞いた。


「うん。いつもの事だよ。ここの受付さんを

お兄ちゃんは口説き続けてる。本当馬鹿みたい。」


流石にこれにはクロも引いたらしいく、

悠介を受付嬢の前から退けるとクロは

受付嬢に自分を勇者にしろと話した。


「はい、わかりました。ではこちらにお名前を。

書き終わりましたら勇者と書いてある所を

指でなぞってください。」


クロは言われるままにすると

文字が光り始めた。ピカァァァァア


「こ、これは……いったい……?」


クロが訳もわからずにいると

光は消えていた。


「以上で勇者登録は完了しました。

こちらがクロさんのステータスになりま……え?」


「ん?」

「どうしたんです?」


悠介と真由美が気になりクロのステータスを見ると

腰を抜かした。


「ぇえ……全ステータスがカンストだ…と?」


クロのステータスは全てがカンストしており

必然的にクロはSSSランクの勇者になった。


「ばかな……こんなことが……あ!そうだ!」


悠介は自分がランクアップを今までしてなかった

のを思い出し受付嬢に自分のステータスカードを

手渡した。


「どうだい?今日でSSSランクの勇者が2人に…」


「えー、悠介さんは今まで倒した敵の数を集計

したところSランク勇者という事になりました。」


(ん…まぁ、かなりアップしたからいいか。)


「ですが、悠介さんは駆逐した魔物を報告する

という義務を今まで1度もしていないので

国際法違反ということで逮捕、勇者証剥奪と

なります。」


「えぁ……!?」


悠介は突然の出来事に何が何だか

わからなかった。

さて、これでクビか…

だんだん状況を理解した悠介は泣くのではなく

笑っていた………

次回!

悠介クビ!誰か!悠介を助けて!

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