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死んだふり好きの勇者様  作者: 大武ヒジキオラ殿
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第4話 新たな仲間

不定期でごめんなさいい。

話を聞いたところその女性はリサといい、

本当に魔王の妻らしい。


「ヒール」


リサがそう唱えると悠介の目は光とともに回復し、

数十秒すると普通に見えるようになった。


「あ、ありがとうございます!」


真由美は地面に頭がつくくらい礼を言った。


「やめておくれよ。悪いのはこっちなんだから。」


リサは魔王を指さして続けた。


「こんな奴が私の夫だと思うと目眩がするよ。

お客様を危険な目に合わせるなんて最低!」


魔王は心も体も小さくなっていくようだった。


「ん?……んあ?」


悠介はようやく意識がはっきりとしてきた。


「これはいったい…」


「これだからアンタはねぇ!だから……」


「あぁ、察したはほんとごめん。」


悠介は魔王とリサの姿を見て状況を察し、

早口でそう言った。


「ほら!罪滅ぼしよ!」


リサは唐突に魔王に向かって言った。


「なに?つ、罪滅ぼし?」


嫌だ、と魔王が言うよりも先に


「お願いします!」


なぜか真由美が言った。


「へ?」

「へ?」

「ぷぇ」


全員ポカーーンとした。


「魔王さんが罪滅ぼしをしたいなら、

私たちのところに来てください!」


「いや俺はしたくないk…


「そうね。そうしましょう。」


魔王には黙秘しか与えないらしい。

悠介は思った。


(うわぁ…あの人尻に敷かれまくってるな…

酒を飲んだら愚痴しか言わなそう……。)

(ん?)

(それはそうとしてなんで真由美は俺の

仲間になれとかって言ったの?

仮に奴を恨んでいるなら絶対そんなこと

口が裂けても言わないはず…)


「ん…わかんね。」


悠介はそう呟いた。


「さぁ、さっさと行ってきなよ!」


リサは大声で魔王に言った。


「く、くそう。」


魔王は自分に魔法をかけると姿を人間にかえた。


「あら♡いい男♡」


リサのハートを1発でつかんだ。

悠介は心の中で舌打ちをした。


(チッ!リア充しね!)


「ところで魔王さんあんたをなんて呼べばいい?

外歩くのに魔王さんはまずいだろ?」


「む、そうか、、ならば.、、」


魔王は大声で…


「私をこれからは、ドランf…


「ロウニンでいいんじゃない?」


やはりリサが答えた。


「ロ、ロウニン?なんか受験生の人たちが

嫌がりそうな名前だな…」


真由美は、


「いいじゃないですか、その名前、落ち着きがあって」


(いや、浪人とかよくねーだろw)

(ここは俺が…)


「黒い鎧だからブラックさんでどうです?」


するとリサが、


「捻りを加えてクロはどう?ww」


魔王は少し考えて


「いいな、それ」


(いいの!?)


「じゃ、決まりね。クロさん。」


リサはそう言ってからかった。


「だからお前は…」

「そうは言っても…」

「うるさいわね!だから…」


楽しそうに騒ぐみんな。

1人を除いて。


真顔で魔王を睨む真由美。


(なめるなよ、魔王。貴様に私の両親は殺された。

同じチームに居ればいつでも殺せるようになる。

そんなこともしらずに笑いやがって…

待っててね。お兄ちゃん。

私が世界を救うから……)


静かに真由美に殺意が芽生えた。

そう、とても巨大な…

次回!魔王死す!

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