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戦国猫日記  作者: 黒猫ルナ
第一部
6/19

忍者さんと私

油断ってしちゃいけないと常々思う。


屋根裏でネズミを追いかけてたら、忍者さんにぶつかった。


「!!」


……ごめんなさい。お仕事中だったわよね?


じぃっと忍者さんをみていたら頭を撫でられた。


あっ、忍者さんの目元が緩んだ。


夜目がきいて便利なのも猫の特権かもしれない。


ネズミに逃げられちゃったけどレアなものみれたからいいかな?


そういえば、この忍者さんと毎回遭遇しているような気がする。


木に登った時に降りられなくなった時とか、泥だらけになった時に身体洗われたり……?


この間は煮干しっぽいもの貰ったし……考えるの止めよう。


月耀と呼ばれた猫は知らない。


忍達にも猫好きが多い事も。


月耀の絵姿を懐に入れている者もいるくらい人気である事も。


中には職権乱用してる奴までいる事も。


まさに知らぬが仏とはこういう事だろうか?


忍者達の癒しにもなっている、月耀なのでした。





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